エアトリはこのほど、「定年後の再雇用」に関する調査結果を明らかにした。同調査は6月27日~30日、20代~70代の既婚男女1,076名を対象にインターネットで実施したもの。
定年を迎えた人に、定年を迎えてから再度働いているか(働いていたか)尋ねたところ、64.6%が「働いている(働いた)」と回答した。定年後にどこで働いたかを尋ねると、最も多かったのが「定年前と同じ会社」(41.2%)で、「違う会社」(36.0%)、「自営」(15.0%)と続いた。
定年後に再就職した人に、定年後に再就職した理由を聞くと、1位は「会社や知り合いから勧誘があった」(40.1%)で、2位は「社会との接点を持ちたかった」(39.8%)、3位は「働くことが好き」(32.3%)、4位は「貯蓄額に不安がある」(31.3%)だった。
定年後に再就職した人に何歳まで働く予定か尋ねたところ、「65歳以上70歳未満」(33.7%)、「65歳未満」(27.4%)が多かった。「70歳以上」という回答も39.0%見られた。
続いて、定年後に再就職した人に、定年前の最終年収と定年(再就職)後の年収を聞いた。定年前は1位が「900万円以上」(34.3%)、2位が「800万円以上900万円未満」(19.6%)だったが、定年後は1位が「300万円以上400万円未満」(22.2%)、2位が「200万円以上300万円未満」(17.0%)となっている。
定年前の人に老後の貯蓄額に不安はあるか聞いたところ、83.1%が「とても不安」「やや不安」と答えた。
定年退職後に年収がいくらだったら働きたいか尋ねると、「200万円以上300万円未満」「300万円以上400万円未満」(18.0%)が同率1位となった。定年後に再就職した人と比べると、現収は全体的に低いが、希望年収は高い。
特に「400万円以上」と回答した人は47.0%と半数近くを占めているが、定年後再就職した人の中で「400万円以上」稼いでいる人は38.8%で、大きな差が出ている。