フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)では、廃業寸前の銭湯を立て直す若者に密着する『ボクは梅湯の三次郎 ~野望編~』を、14日に放送する。

  • 銭湯の宣伝をする三次郎さん=フジテレビ提供

2015年、廃業寸前だった銭湯「サウナの梅湯」をたった1人で引き継いだ湊三次郎さん(当時25歳)。消えゆく銭湯を守ると決意したが、設備の老朽化が進み、集客もままならず、肉体的にも精神的にも追い込まれていった。

あれから3年。28歳になった三次郎さんは、梅湯の経営をなんとか軌道に乗せ、京都でも1~2を争う人気店へと育てた。そんな彼の次なる野望は、2軒目の銭湯の経営。そこで18年11月、ついに滋賀・大津市膳所にある「都湯」を引き継ぐことになった。

1人で2軒を見ることはできないと考え、今回はスタッフを集め、店を任せることに。集まったスタッフは個性豊かで、34歳の原さんは「業界初のYouTube番組を作りましょう!」と息巻く。

三次郎さんが、いずれ都湯の女将にと考える藤内さんは、まだ現在の仕事が続いており、なかなか銭湯の仕事に集中できない。湯を沸かす手順がなかなか覚えられずに四苦八苦し、「銭湯は好きだけど、自信がなくなってきた」と漏らしていた。また、三次郎さん自身も「ワンマンな自分を抑えねば…」と自分を戒めるが…。

共に働く中で、焦りや不安ですれ違っていくスタッフたち、さらに、集客問題なども発生するが、それでも「銭湯を残していくこと」を目標に進む三次郎さんやスタッフたちの悪戦苦闘を半年間にわたり追いかけた。ナレーションは、お笑い芸人・土田晃之が担当する。

  • 釜場で作業に悩む新スタッフの藤内さん=同

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