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【この記事のエキスパート】
フードスタイリスト:水嶋 千恵

フードスタイリスト:水嶋 千恵

立教大学経済学部卒業後、メーカー系商社に営業として勤務。
のちに退職し、各料理家やスタイリストのアシスタントを経て独立。

フリーランスのフードスタイリストとしてレシピ考案やフードスタイリングをTV番組、CM、グラフィック、映画、雑誌、書籍など、フードスタイリストとしては珍しく動画からスチールまで幅広く手掛ける。


食材を炒めたり返したりするのに使うフライ返し。ターナー、ビーターとも呼ばれています。この記事ではフライ返しの選び方とユーザーイチオシの商品、編集部のおすすめ商品をご紹介!プロが使う一品から、お手頃価格の無印良品やニトリの商品もセレクトしています。

使い方にあわせて選ぼう
フライ返しの選び方

ここからは、フライ返しを選ぶときのポイントをまとめましたので使い勝手のいいものを選ぶためにも参考にしてみてくださいね。

ポイントは下記のとおり。

【1】素材
【2】料理に合わせたサイズや穴、しなり具合
【3】耐熱温度
【4】価格
【5】洗いやすさ
【6】収納性
【7】デザイン

上記のポイントをおさえることで、より具体的に自分に合うフライ返しを選ぶことができます。一つひとつ解説していきます。

【1】鍋・フライパンとの相性で選ぶ

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材質ごとの特徴と、鍋との相性で選びましょう。材質によって組み合わせる鍋やフライパンとの相性、使い勝手も変わってきます。

ステンレス製|鉄製の鍋やフライパンに

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ステンレス製のフライ返しは、耐熱性が高く、強度もあるため丈夫で長持ち。しかし、鍋やフライパンをキズつけてしまうことがあり、使用する組み合わせに注意が必要です。

シリコン製|テフロン加工されたものに

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シリコン製のフライ返しは、ナイロン同様に鍋をキズつけにくいだけでなく、ナイロンと比べて耐熱温度が高い製品が多いです。やわらかくしなるため、すくいやすく食材をキズつけにくいのがメリットですが、色やにおいが移りやすいという注意点もあります。

ナイロン製|どんなフライパンにも使える

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ナイロン製のフライ返しは、軽量でお手ごろな価格のものが多く、鍋やフライパンをキズつけにくいメリットがあります。ですが、耐熱温度が低い製品もありますので確認が必要です。

木製|見た目にもこだわりたい方に

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木製のフライ返しは、ナチュラルで素朴なデザインが魅力。鍋やフライパンのコーティングを傷つけにくく、熱で変形する心配はあまりありません。軽くて扱いやすいのもメリットです。炒め物などの料理にピッタリです。

【2】料理に合わせてサイズや穴、しなり具合をチェックする

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自分が日頃、どのような料理にフライ返しを使用したいのかイメージしてみてください。使用法によって、フライ返しにどのような特徴が必要か変わってきます。

たとえば、汁や油を切りたいなら穴があるタイプのフライ返しのほうが穴がないよりもいいですよ。お好み焼きや魚などもしっかり返したいなら、幅の狭いものよりも幅広タイプのフライ返しがよい、などです。

また、持ち手が長いと鍋から手が離れるぶん熱さを感じませんが、持ち手が短いものはしっかりと具材を乗せることができるので、重みのある食材に向いています。しなるフライ返しは小さなフライパンでも下に入り込みやすいですが、しならないものは強度がありますので食材が安定します。

小柄な方で鍋やフライパンの位置が高い場合は、持ち手と先の角度が浅いほうが使いやすいこともあります。

【3】耐熱温度もチェック

フライ返しの耐熱温度もしっかりチェックしましょう。ステンレス製は熱に強いですが、ナイロンやシリコン製のフライ返しは、熱によって溶けてしまう可能性があります。

耐熱温度が高いとオーブン料理や揚げものに向いていますし、耐熱温度が低いフライ返しはお手ごろな価格で軽量のものが多いというメリットもあります。

【4】こだわりがなければ価格で選ぶ

フライ返しはさまざまな種類があり、価格に幅があります。自分の予算に合わせて価格帯を決めるのもおすすめです。

たとえば、料理をする際にフライ返しの使用頻度が低い方は、ナイロン製のフライ返しがおすすめです。種類が豊富で購入しやすい価格のものが多いですよ。価格が安くても、ある程度の強度があるため気軽に使用することができます。

使用しているうちに、理想のフライ返しの姿が見えてくることがあるため、まずは手軽なものを使用してみましょう。

【5】洗いやすさで選ぶ

使った後のことも考えて選びましょう。洗いやすいか、自分の収納スタイルに適した形状かといったように、使った後のことを考えて選ぶのもおすすめです。

「洗いやすさ」では、穴や溝の少ないものは洗い残しが少なく衛生的です。食洗機を使用している方は、「食洗機可」であるかをしっかり確認しましょう。おすすめです。

【6】収納しやすさもチェック

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「収納しやすさ」では、フライ返しを吊るして収納をしている方であれば、持ち手に穴やフックがついているものが便利。

フライ返しを引き出しに収納している方は、持ち手とヘラの角度が浅いものや装飾の少ないシンプルなものが、取り出す際に引っかかりにくく収納しやすいです。

【7】デザインで選ぶ

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ふだん人の目につく場所にフライ返しを置いていている方は、ほかの調理道具と調和(色やテイスト)が取れているものや、デザイン性のあるものを選ぶのがおすすめです。

一般的な形状のほかに、曲線的なデザインのものなど、ユニークなフライ返しもあります。機能性のほか、見た目もチェックしてみてくださいね。

>> プロからのワンポイントアドバイス

【エキスパートのコメント】

「正解」ではなく「理想のフライ返し」を探して

いろいろな種類のフライ返しを紹介させていただきましたが、どれが「正解」「使いやすい」と断定できるものはありません。個々で作る料理や、使い心地で最適なフライ返しは異なります。

そこで、新しくフライ返しを購入しようと検討されている方は、もう一度お持ちのフライ返しのなにが使いやすかったのか、なにが足りていなかったのかを見つめなおすと「理想のフライ返し」が浮かんでくるのではないでしょうか。

まだフライ返しをお持ちではない方は、お手ごろな価格のものでもいいのでまずは使ってみてください。理想とは違うこともあるかもしれませんが、料理がスムーズに進む手助けになるかと思います。世にある個性的なフライ返しの数々から、ぴったりの1本を探してみてください。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)