インターネットイニシアティブ(IIJ)は7月11日、データ可視化サービス「Machinist(マシニスト)」の提供を開始した。月額利用料金は680円(税込)だが、無料版も用意されている。
Machinistは、IoTデバイスやセンサーのデータをインターネット経由で収集・保存し、Web上で分かりやすくグラフ表示する個人向けサービス。2018年11月に無料ベータ版を公開していたものをアップグレードして、スタンダード版として提供する。
例えば、自宅にある温度・湿度・照度センサー機能を持ったIoTデバイスの各種情報を、グラフで表示して外出先から監視が可能。グラフは個別のURLを発行して、第三者と共有する機能もある。データにしきい値を設定しておき、それを超えた場合にメール、Microsoft Teams、Slackなどに自動通知することもできる。
メトリック(データの系列数)の収集個数は100個までで、データ保存期間は直近6カ月。無料版では、メトリックが10個まで、データ保存期間が直近1カ月までとなる。
今後は同社開発の通信システム「IIJ Legs(β)」と連携し、MacからIoTデバイスやセンサーにコマンドを送信できるよう機能強化を進めていくとしている。この機能は2019年秋に提供予定。