Qualcommは7月9日(米国時間)、エントリースマートフォン向けのプラットフォーム「Qualcomm 215」を発表した。前世代のSnapdragon 212からパフォーマンスを向上させながら消費電力を抑えたという。搭載デバイスの提供は2019年後半の予定。
Qualcomm 2シリーズに追加された最新SoCで、CPUアーキテクチャが同シリーズで初めて64bitに対応した(CPUコアはCortex A53でコア数は4)。また、新たにデュアルカメラやDSDV(Dual SIM Dual VoLTE)もサポートしている。シングルカメラは最大13MP、デュアルカメラは最大8MPに対応する。
モデムはSnapdragon X5 LTE。LTEカテゴリは4でLTE通信速度はこれまでの2シリーズ2製品と同等の下り150Mbps / 上り50Mbpsだが、新たにBluetooth 4.2に対応した。グラフィックスはAdreno 308で、前世代と比べグラフィック性能が28%向上したという。