クラレはこのほど、小学6年生の「将来就きたい職業」に関する調査結果を明らかにした。同調査は1月14日~3月中旬、2019年3月に小学校を卒業した男の子とその親各640名と、女の子とその親各736名を対象に実施したもの。

  • 小学6年生の将来就きたい職業トップ10

    小学6年生の将来就きたい職業トップ10

男の子が就きたい職業の1位は、2018年に続き「スポーツ選手」だった。競技の内訳を見ると、サッカー(40.9%)、野球(29.6%)が多くを占める中、2019年は初めてeスポーツ(4.3%)が登場した。2位は、「研究者」、3位は「医師」がランクイン。「大工・職人」は、2018年は16位だったが、6位に大きく順位を上げた。

男の子の保護者が子どもに就かせたい職業は、「公務員」が最も多かった。2位は「会社員」、3位は「研究者」となっている。5位の「スポーツ選手」と答えた人の子どもの回答を見ると、95%以上が親と同様に「スポーツ選手」になりたいと書いており、親子で一緒に同じ夢を追いかけていることがわかった。

  • 左)男の子「スポーツ選手」内訳、右)男の子の保護者トップ5

    左)男の子「スポーツ選手」内訳、右)男の子の保護者トップ5

女の子の1位は「教員」、2位は「保育士」だった。10位以内には、3位「看護師」、9位「医療関係」といった医療職が多いが、2018年に1位だった「医師」は9位に順位を落としている。5位の「美容師」、8位の「デザイナー」など、おしゃれに関する職業もTOP10内に入った。

13位には、「マスコミ関係」がランクインした。内訳をみると、雑誌などの編集者が42.9%、ジャーナリスト・記者が38.1%、その他が19.0%だった。

女の子の保護者が子どもに就かせたい職業で最も多かったのは、「看護師」だった。2位には「医療関係」、3位には「薬剤師」が入っており、医療職が多くを占めている。

  • 左)女の子「マスコミ関連」内訳、右)女の子の保護者トップ5

    左)女の子「マスコミ関連」内訳、右)女の子の保護者トップ5