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【この記事のエキスパート】
フードスタイリスト・料理家:江口 恵子
ナチュラルフード&スイーツカフェ ORIDO吉祥寺オーナー。
雑誌、広告、WEBサイトなどで、素材感、空気感のあるスタイリングと実生活に根付いた提案が人気。
講演会、料理教室、ケータリング、カフェとあらゆるシチュエーションで野菜たっぷりのおいしくて体に優しい料理を伝えるべく活動中。
甘酸っぱいおいしさが特徴の「あんずジャム」。この記事では、フードスタイリストの江口恵子さんへの取材をもとに、あんずジャムの選び方とおすすめの商品をご紹介します。糖度の目安やお菓子づくりに向いている商品などもわかります。
原材料をチェック!
あんずジャムの選び方
フードスタイリストの江口恵子さんに、あんずジャムを選ぶときのポイントを教えてもらいました。
糖度で選ぶ
商品によって糖度はさまざまですが、糖度が低いものは素材の味を生かしたさっぱりした味わいで、かたさもやわらかめに仕上がります。
ただし、糖度が低いと保存性に欠けるため、必ず冷蔵庫で保存をし早めに食べきるようにしてください。甘みの目安は以下の通りです。
■糖度40度以下:甘さ控えめ
■糖度40度~55度:ほどよい甘み
■糖度55度~65度:酸味と甘みのバランスがいい
■糖度65度以上:しっかりとした甘み
糖分の種類で選ぶ
ジャムは、果物に糖分を加えて加熱、煮詰めて作られています。加える糖分には、グラニュー糖や上白糖などを使うのが一般的ですが、はちみつを加えたものもあります。
はちみつを使用しているジャムは甘味が穏やかなだけではなく、はちみつの風味もプラスされて複雑なおいしさのジャムに仕上がっています。
ペクチン(ゲル化剤)が使用されていると、とろみが出る
長野県産のあんずを使用したあんずジャム。ペクチンを使用しているので、適度なかたさがあります。
【エキスパートのコメント】
ジャムの印象を決めるのには、味だけではなく、水分濃度や、かたさも大きく影響します。果肉自体に含まれる水分の多さにもよりますが、糖分の量とペクチンなどのゲル化剤の使用、不使用によっても変わります。ペクチン(ゲル化剤)とは、レモンやりんごなどから抽出される天然の食品添加物のひとつで、ジャムのとろみを生み出すためなどに使用されています。
糖分多め、ペクチン(ゲル化剤)使用だと、とろりと濃度がつき、しっかりしたジャムに仕上がります。糖分低め、ペクチン(ゲル化剤)不使用だと、さらりとした水分多めの仕上がりになります。好みによってチョイスするのももちろんよいですが、あんずジャムの場合、焼き菓子の仕上げのつや出しに使うこともあります。その場合はかたすぎない方が調整しやすいので、さらりとしたタイプをお選びください。
お菓子作りに使うなら、香料、酸味料不使用のものを選ぼう!
保存料や香料を使用していない、低糖度のあんずジャム。ヨーグルトやフレッシュチーズなどとよく合います。
【エキスパートのコメント】
お菓子作りに使うために、あんずジャムを購入するという方も多いと思います。 あんずジャムは、ケーキなどの焼き菓子の仕上げに塗る、なかに挟むなどの使い方がメインで、甘みや酸味の調整をしてから使うことがほとんどです。
これは、香料や酸味料が入っていると、作るケーキとの相性が限られてしまうからです。どんなケーキにも使えるように、香料や酸味料の入っていない、あんずそのものの味を生かしたものを選びましょう。