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【この記事のエキスパート】
自転車ライター:浅野 真則
自転車専門誌やウェブサイトなどで活動する自転車専門のライター。
ロードバイクやサイクルパーツ、サイクルアパレル、自転車用デジタルデバイスなどのインプレッション記事、トレーニング系の記事、ロングライドの実走レポートなどを得意とする。
執筆活動の傍ら、Jエリートツアーの選手としてロードレースやタイムトライアル、ヒルクライムなど幅広いレースに参戦。
自転車版の耐久レース・エンデューロも好きでよく出場している。
ロードバイク用ホイールは、タイヤを転がす軸となる重要パーツ。交換することでロードバイクの乗り心地を左右します。この記事では、ロードバイクホイールの選び方と厳選したおすすめ商品をご紹介。アルミホイールや軽量ホイール、かっこいいホイールをピックアップしています。
材質、タイヤのタイプ、ブレーキ仕様、リムハイト、サイズや重量をみる
ロードバイク用ホイールの選び方
自転車ライターの浅野真則さんに、ロードバイクのホイールを選ぶときのポイントを教えてもらいました。ポイントは下記の5つです。
【1】リムの材質
【2】対応するタイヤのタイプ
【3】リムブレーキ or ディスクブレーキ
【4】サイズや重量の目安
【5】リムハイトによって走りが変わる
ロードバイクのホイールは走り心地を左右する重要なパーツですので、ポイントをおさえてほしい商品を探すヒントにしましょう。
コスパ重視ならアルミリム、軽さ重視ならカーボンリム
【1】リムの材質で選ぶ
ホイールを選ぶ際に注目したいのがリム(タイヤをはめこむ部分)の材質で、おもに次の2つにわかれます。
アルミリム
カーボンリムに比べて安価で扱いやすく、悪天候でもリムブレーキの制動力が安定。
カーボンリム
重量が軽く、空力性能にすぐれたリムハイト(リムの高さ)の高いモデルでも軽量に仕上がる。
しかし、カーボンリムのリムブレーキは、アルミリムに比べ制動力にやや劣り、下りなどで長時間ブレーキをかけ続けるとリムが熱で変形する恐れがあるなど、扱いに繊細さが求められます。
クリンチャー、チューブラー、チューブレスの3種類
【2】対応するタイヤのタイプを確認
ロードバイクのホイールは、対応するタイヤによってクリンチャー、チューブラー、チューブレスの3タイプがあります。
クリンチャー
インナーチューブの空気圧でタイヤをリムに固定するタイプです。パンク修理をしやすく、タイヤの種類も豊富にあります。
チューブラー
タイヤとチューブが一体になった「チューブラータイヤ」をリムに貼りつけるタイプ。トータル重量が軽くなるというメリットがありますが、パンクしたときにタイヤごと交換する必要があります。
チューブレス
チューブを使わずに空気圧だけでタイヤをリムに固定する方式。空気圧を低めにしても、転がりが軽く乗り心地もいいですが、重量はほかのタイプよりやや重め。
タイヤの豊富さとパンク修理のしやすさを重視するならクリンチャー、レース向けに軽さを重視するならチューブラー、ロングライドも楽しむならチューブレスがおすすめです。
ディスクブレーキ仕様なら専用ホイールを
【3】リムブレーキかディスクブレーキかを確認
【エキスパートのコメント】
ロードバイクのホイールは、リムブレーキ仕様のほか、ディスクブレーキ仕様があります。
リムブレーキ
ブレーキシューでリムをはさんで止める一般的なタイプ。リムブレーキ仕様のリムは左右にブレーキ面という平らな面がある。
ディスクブレーキ
オートバイのように、ホイール中央のハブ部分にディスクローターがついており、これをブレーキキャリパーのパッドで止める。
最近はロードバイクでも採用する車種が増えています。また、両者に互換性はないので、自分のバイクがどちらのブレーキを使っているかをチェックしてから対応するホイールを選びましょう。
ホイールサイズと重さ、タイヤ幅の数値を確認
【4】サイズや重量の目安
ここからは、ホイールのサイズと重量についてご紹介します。
ホイールサイズ|通常サイズは700c、小柄な方は650cを選ぶ
ロードバイクは、身長と股下に合わせてフレームが決まります。したがって、ホイールの一般的なサイズは700cサイズ。身長160cmを下回る小柄な方であれば、650cでも大丈夫です。
ホイールの重さ|1700g前後がレースや街乗りに快適
ロードバイクは、ホイールが軽ければ軽いほどスピードが出ます。軽ければヒルクライムでも疲れにくく、レースでは有利です。しかし、軽くなるほど価格も高くなっていく傾向にあります。
タイヤ幅|23~25C対応のものを
ロードバイクのタイヤ幅は23Cか25Cどちらかで選ぶのが一般的です。幅の狭い23Cのほうが軽量でスピード重視の方はこちらを選ぶとよいでしょう。対して、25Cは安定感があるため、快適な走りを求める方に適しています。両サイズに対応しているものもあります。
タイヤ自体でいうと、ロードバイク界では現在25cが主流になっており、28cというワイドなサイズも出てきています。
リムの高さとリム幅をみる
【5】リムハイトによって走りが変わる
次に、ホイールの要である「リムハイト」(リムの高さ)と「リム幅」についてもご紹介していきます。
リムの高さは30mm前後が目安
リムハイトとはリムの高さで、空力性能や重量に影響します。リムハイトが高いほど、空力性能は上がりますが、重量は増す傾向にあります。また、リムハイトが高いホイールは走行中に横風の影響を受けやすく、風にあおられやすくなることも。
このためホイールを選ぶときは平地メインか、ヒルクライムのような長い上りかといった、コース特性によってリムハイトを決めるのが一般的です。一般的にリムハイトが30mm以下のホイールは上り向き、50mm以上のホイールは平地向き、40mm前後のホイールはどちらもバランスよく走れる万能型といえます。
平地メインなら「ワイドリム」、上りメインなら「ナローリム」
ロードバイクのホイールには、「ワイドリム」(幅17C)と「ナローリム」(幅15C)が広く採用されています。平地が多い場所にはワイドリム、上りが多い場所にはナローリムが適しています。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)