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【この記事のエキスパート】
空間デザイン・DIYクリエイター:網田 真希

空間デザイン・DIYクリエイター:網田 真希

「インテリア空間デザイン」「スタイリング」「写真」「テレビ撮影」「監修」「執筆」などフリースタイルにて幅広く活動中。

予算100万円で自身が住む自宅をフルリノベーション、古材、流木などを使った家具作りが話題となり、様々なメディアにて取り上げられている。

幼少期から物作りが好きで、何でもまず作ってみる、やってみる精神、そんな好きが高じて、趣味から現在のお仕事に発展。


ソケットレンチは、DIYをスムーズにしてくれるアイテム。タイヤ交換をはじめ、車のメンテナンスにも活躍します。本記事では、ソケットレンチの選び方とおすすめ商品をご紹介していきます。サイズやソケットの溝など選ぶ際のポイントも説明しています。

ソケットレンチとは

出典:Amazon

ソケットレンチは、ソケットとハンドルで構成されており、ボルトやナットを締めたりゆるめたりする工具です。ソケットは金属製で円柱型、空洞で内側に溝があります。ハンドルは金属製の棒を組み合わせたものや、ギヤが仕込まれたラチェット式ハンドルなどが主流です。

使い方はスパナやレンチと同じですが、ソケットレンチの特徴は長いハンドルを持って、きつく締まったボルトやナットをゆるめたり、きつく締めたりがかんたんにできることです。

ソケットレンチの選び方

それでは、ソケットレンチの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の5つ。

【1】差し込み角のサイズ
【2】ヘッド形状
【3】ソケットの溝
【4】柄の長さ
【5】ネジの種類

上記の5つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。

【1】差し込み角のサイズをチェック

レンチソケットセットを選ぶときには、まずは差し込み角のサイズをチェックしましょう。差し込み角とは、ハンドルに差し込む部分のことです。差し込み角をハンドルのサイズに合わせないと、使うことができません。

1/4インチ|口径が14mm以下

出典:Amazon

差し込み角が1/4インチのソケットレンチは、口径が14mm以下のソケットに使います。6、7、8、10、12、13mmなどの口径がありますが、これらを締めたりゆるめたりするときに使うのが1/4インチです。

差し込み角では小サイズの1/4インチですが、ミリサイズに換算すると6.35mm。身の回りの作業でも使うことが多いサイズといえるでしょう。

3/8インチ|口径10~24mm

差し込み角が3/8インチのソケットレンチは、口径が10~24mmのソケット用です。3/8インチとはミリサイズに換算すると9.5mmになります。ネジ径ではM6~M16までの一般的によく使用されるネジサイズです。

バイクや車の整備でよく使われるのが3/8インチなので、一家にひとつ持っておくと何かと便利でしょう。

1/2|口径13~36mmまで

差し込み角が1/2のソケットレンチは、口径が13~36mmまでのソケットに使われます。一般的にはあまり目にしませんが、工場の機械用などによく使われるサイズです。ミリ換算すると12.7mmになります。

大サイズの1/2インチを使うときは、ロングラチェットや長めのハンドルが必要です。大サイズのソケットレンチがあれば、3/8インチ用としても使えると考える方もいますが、やはり大・中・小とそろえた方が使い勝手がよいでしょう。

【2】ヘッド形状をチェック

ソケットレンチには丸型ヘッドと小判型ヘッドの2種類があります。それぞれ特徴が異なるので、自分に合ったヘッド形状を選びましょう。

丸型ヘッド|狭くて動かしにくいスペースで活躍

出典:Amazon

ヘッドが丸くなっている丸型の特徴は、スペースがとりにくい狭い場所での作業がらくなこと。丸型はラチェットギアの歯数が多いため、角度を小さくしてギア送りができるからです。

一方、回転を切り替えるレバーがラチェット側にあるので、左右の回転の違いがわかりにくく、両手を使わないと切り替えできない場合もあります。ソケットを外すボタンがないので、ソケット交換がしにくいです。

小判型ヘッド|親指一本でも操作可能

小判型ヘッドの特徴は丸型よりもラチェットギアの歯数が少ないことです。狭いところの作業では扱いにくいのですが、回転の切り替えレバーがヘッドの付け根にあるので、親指で操作ができ、回転方向もひと目でわかります。

差し込み軸にプッシュボタンがついており、かんたんにソケットが外せる仕様の製品が多いです。丸型か小判型かの選択は、使用目的によって異なってきます。

【3】ソケットの溝をチェック

ソケットレンチには、ソケットの内側に刻まれている溝が少ないタイプと多いタイプがあります。溝の数が多くても少なくても絞める、緩めることは可能ですが、使い勝手などが微妙に異なります。

回しやすいのは8角以上

ボルトを回しやすいのは、ソケットの内側に刻まれた溝が8角以上のタイプになります。角が多いのでいろいろな角度でボルトを回すことができるのが特徴です。

機械の組み立てや整備、自動車やバイク、自転車などのメンテナンスをスムーズに作業したい場合に便利です。溝が8角のほうが効率よくボルト・ナットを締めつけたり、ゆるめたりが行えます。

しっかり締めるなら6角

出典:Amazon

ソケットの内側の溝が6角のタイプは、角が少ない分ネジの頭にぴったりフィットします。強い力でネジを締めたりゆるめたりしても、ネジ頭をなめづらいのが特徴です。

ネジ頭をつぶすと作業がはかどらないので、しっかりとボルトやナットを締めつけたりゆるめたりしたい方には8角タイプよりも6角タイプのほうが向いています。

【4】柄の長さをチェック

ソケットレンチは柄の長さが短いショートタイプ、標準的なレギュラータイプ、長いロングタイプがあります。使用目的によって柄の長さを選ぶのがポイント。

ショートタイプは狭い場所や障害物があって作業しにくいときに適しています。ロングタイプは力を入れやすいので、硬く締まったボルトやナットを外すときに便利。また奥まった場所での作業向き。

一般的に使用されるレギュラータイプは長さが20cmぐらいで、家庭に一本常備しておくと重宝します。

【5】ネジの種類をチェック

ソケットレンチを選ぶときは、ネジに合うかどうかもポイントです。ネジの種類について知っておくと選びやすくなります。

国産の車やバイク、機械などによく使われているのはミリネジです。家庭にひとつ選ぶとしたら、ミリネジ専用のソケットレンチは外せないでしょう。

輸入車などに使われているのがインチネジです。必ずしもインチネジが使われているわけではないので、ソケットレンチを購入する前に確認する必要があります。インチネジの場合はインチネジ専用のソケットレンチを選んでください。

エキスパートのアドバイス

【エキスパートのコメント】

使用頻度と価格帯に注目!

安価なものから高価なものまでありますが、使用頻度によっては、耐久性のある高価格帯のセットを購入することを検討するとよいでしょう。

セットに含まれているもので足りない場合やよく使用するサイズで磨耗してしまった場合などはその都度追加購入して補充することになります。

DIYで使用する程度でしたら、高精度のものは必要としないので、比較的手に入りやすい価格のものを1セット持っていればよいでしょう。

人気メーカー・ブランドの特徴

ソケットレンチにはさまざまなメーカーがありますが、おすすめの2メーカーを厳選しました。購入時の参考にしてみてください。

KTC|特許取得済み技術を搭載

「KTC」は創業1950年の歴史ある工具メーカーです。ソケットレンチ製造の特許を出願しており、質のよい工具で知られています。長年の実績があるメーカーなので選択肢のひとつとなるでしょう。

強さや使いやすさだけでなく、美しさもコンセプトに開発を続けています。とくにラチェットハンドルは握りやすく、動きもスムーズで使いやすいと好評です。

TONE|ホームセンターなどで購入可能

「TONE」も大阪にある国産メーカーです。TONEの工具はモータースポーツでの整備に使用されている実績があります。また、ホームセンターなどでも手に入る一般的な工具なども扱っており、充実したラインナップです。

特徴は機能の価格のバランスが取れていること。工具をそろえたい初心者に適したメーカーといえるでしょう。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)