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【この記事のエキスパート】
DIYアドバイザー・インテリアショップ店主:末永 京
DIYアドバイザーで3児の母。
埼玉県川口市にある『インテリア&カフェToiToiToi』店主。
DIYワークショップ講師、店舗や住宅のDIYプロデュース、内装リフォームなど。著書に『シェルフを作ろうはじめてのDIY』㈱パッチワーク通信社がある。
木を削ってお皿やお椀を作ったり、テーブルの脚を加工したりすることができる木工旋盤。作業場所が自宅なら、大きさや重さ、音の大きさにも注意が必要です。本記事では、木工旋盤の選び方とおすすめ商品をご紹介。ぜひ、参考にしてくださいね。
木工旋盤で作れるもの
DIYで木工旋盤を使うと本格的な作品が作れます。工夫次第でいろいろな工作ができますが、具体的にみてみましょう。
■オリジナルの木のお皿やコップ
木工旋盤を使うと日常的に使う生活用品が作れます。人気なのが木製のお皿やコップです。オリジナルな一点ものが作れるので人気があり、木工旋盤があればきれいに仕上がります。
木工旋盤がなくてもお皿やコップは作れますが、削る作業に時間がかかり、きれいに仕上げるのはさらにむずかしいです。
家族向けにオリジナルなお皿やコップを作ってプレゼントしてください。
■テーブルの脚をきれいに装飾
DIYで人気なのがテーブルや椅子などの家具です。木工旋盤があると、こまかい装飾模様の加工などができるようになります。
とくにテーブルや椅子の脚は彫刻のような装飾があると、アート的なふんいきがすてきです。木工旋盤があればプロのようにきれいな装飾を施すことが可能です。
装飾ができるようになると、DIYの楽しさの幅が広がります。
木工旋盤の選び方
それでは、木工旋盤の基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の6つ。
【1】大きさ・重量
【2】静音性
【3】性能
【4】心間の距離
【5】ベッド上のフリ
【6】回転数
上記の6つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】大きさ・重量をチェック
木工旋盤のサイズは小さいものから大きなものまでありますが、加工する木材の大きさなども考慮して選びましょう。大きな材料を削りたい人は大きくて重量のある機械を使ってください。大きい機械は小さいサイズも加工できるのでおすすめです。
旋盤のスペースがあまり大きく取れない人は、小さなサイズのものを選ぶといいでしょう。小さくと加工できる大きさも限られると考える人もいるかと思いますが、パワフルに加工できる製品もあるので問題ありません。
野外などで移動して加工する場合などは、軽量なタイプを使うと持ち運びしやすいです。
【2】静音性をチェック
木工旋盤は加工するときにさまざまな音がでることがあり、木を削る音や機械の振動音などが目立ちます。アパートの一室や住宅街などで作業する場合には、騒音としてとらえられてしまう可能性もあるでしょう。
振動音が気になる場合には、重量のある製品であれば、重さが振動を抑制してくれます。削る音などは静音タイプを選ぶなどして対応するようにしましょう。
【3】性能をチェック
木工旋盤を選ぶときの次のポイントは、機械の性能があります。回転させて削る場合には回転数がどれくらいに設定できるのか、心間やベッド上のフリがどれくらい距離があるかで製品を加工する幅に違いが出ます。
旋盤の規格と木材のサイズが合致していないと事故が起こることもあるので、性能について用語の解説もしながら、説明していきましょう。
【4】心間の距離をチェック
旋盤における心間とは加工するものを固定する場所から、反対側のパーツまでの間の距離をいいます。心間の距離が長いほど長尺の材料が加工可能です。もし長い材料を加工する場合には、固定側と反対のパーツに固定用の工具をつけて押さえて使用しましょう。
長い材料が加工できると形状の把握などもしやすいので、かんたんに自分のアイディアを形にできるでしょう。
【5】ベッド上のフリをチェック
ベッド上のフリとは加工する材料の直径の大きさに関する目安を指します。旋盤の材料を固定する部分の中心から旋盤の底面までがどれくらいの距離であるかで加工できる材料の大きさが決まります。
しかし材料を固定する部分が材料の外周をつかむ構造になっている場合、つかめる直径以上の製品は固定できないので注意しておきましょう。
(★)ポイント:延長ベッドが取りつけられるかも重要!
木工旋盤を買ったものの、いざ木材を加工するときになって材料長さが心間以上だったと言うこともあるでしょう。その場合は延長ベッドで距離を変更できる製品があります。
もし距離感が気になる場合は延長ベッドをつけることができる製品を選んでみましょう。購入の際に延長ベッドがかんたんに取り付けできるのかもチェックするポイントです。
【6】回転数をチェック
木工旋盤にとって、仕様として注意する内容が回転数です。回転が遅い場合、刃物には大きなトルクがかかり、削りにくい状態になります。早い回転数にすることによって刃物への負担が減り、加工しやすくなります。
しかし加工材料のやわらかさや作業する場所などによって、適切な回転数があるので速ければいいというわけではありません。そのため、回転数が2段階、3段階と調節して動かせるかどうかをチェックしましょう。
エキスパートのアドバイス
【エキスパートのコメント】
作業目的や設置場所に問題はないか確認を!
木工旋盤は機械によって作れるもののサイズが大きく違っています。せっかく購入したのに作りたいものが作れなかったということがないように、事前にきちんと作りたいもののイメージやサイズを明確にしてから選ぶといいでしょう。
また、作業する場所が自宅の場合は大きさや重さ、音の大きさにも注意し、環境にあったものを選ぶようにしましょう。