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【この記事のエキスパート】
空間デザイン・DIYクリエイター:網田 真希
「インテリア空間デザイン」「スタイリング」「写真」「テレビ撮影」「監修」「執筆」などフリースタイルにて幅広く活動中。
予算100万円で自身が住む自宅をフルリノベーション、古材、流木などを使った家具作りが話題となり、様々なメディアにて取り上げられている。
幼少期から物作りが好きで、何でもまず作ってみる、やってみる精神、そんな好きが高じて、趣味から現在のお仕事に発展。
この記事ではプロに話を伺い、配線や銅線などの切断に使用するニッパーの選び方とおすすめ商品を紹介します。DIYやプラモデル作成、ギターやベースなどの弦交換にも使えます。片刃ニッパーやエンドニッパー、薄刃ニッパー、電工ニッパー、精密ニッパーなどをピックアップ!
ニッパーの種類
ニッパーは一般的にワイヤーや電線、針金などのカットに使用しますが、切断する素材はさまざまです。カットする素材に合わせた専用のもの、オールマイティーに使えるものがありますので、なにをカットするのか把握しておいて、用途に合ったニッパーを選択するといいでしょう。
精密ニッパー|配線コード切断など
「精密ニッパー」は、配線コードなどの切断に便利な形状のニッパーです。ほかのニッパーと比べても先端の刃が薄くなっており、電化製品の配線コードなどを切断したい位置で正確に切断ができます。
その名のとおり精密な作業に適しているニッパーです。配線コードのほか、プラモデル制作などの精密作業に使用するのもいいでしょう。
強力ニッパー|針金の切断など
「強力ニッパー」は、ほかのニッパーと比べて切断力にすぐれたニッパーです。先端の刃が山形の分厚い構造をしているのが特徴。その切断力で針金や電線などの太い・硬いコード類を切断する用途に適します。
非常に固く丈夫なピアノ線すら切断してしまう強力ニッパーも存在します。しかし、切断可能な硬さや太さは商品によって異なりますので、性能を確認のうえで目的に合わせた強力ニッパーを選ぶようにしましょう。
エンドニッパー|鉄線や銅線の切断など
「エンドニッパー 」は持ち手に対して垂直についた刃が特徴のニッパーです。その特徴的な形状から、凹凸を平らにする、ほかのニッパーよりも大きめの金属線を切断するなどの使い方ができます。また、面に打ち込まれた釘の先端の処理にも使え、そのついでに釘を打つことも可能です。
エンドニッパーは、日本の伝統的な工具「喰い切り」に似ており、「喰い切りニッパー」またはそのまま「喰い切り」と呼ばれることもあります。
斜めニッパー|電線の被覆やハンダの切断など
「斜めニッパー」は、切断力の高い鋭利な刃がハンドルに対して斜めについたニッパーです。電化製品の修理・配線に便利なように設計されていて、ハンダのでっぱり部分を切り取るなどの用途に使えます。
配線の切断、被膜をはがすなどの配線コードの処理に便利なようになっていて、被膜剥がしのための丸い穴が空けられている商品もあります。
プラスチックニッパー|ガンプラ製作など
「プラスチックニッパー」はプラスチックの切断に特化したニッパーです。おもにプラモデル制作に用いられます。ゲート切り(繋がったプラモデルのパーツをひとつひとつ切り離す作業)や、バリ取り(パーツのよぶんな突起を処理する作業)に便利な精密ニッパーの一種です。
プラスチックニッパーにはプラスチック素材に特化し、金属線の切断ができない商品もあります。目的に合わせたニッパーを選ぶようにします。
ニッパーの選び方
それでは、ニッパーの選び方をご紹介いたします。ポイントは下記4点。
【1】切断する素材
【2】サイズ
【3】刃の形状
【4】握りやすいか
アクセサリーのハンドメイドやラジコン、ミニ四駆などを工作する場合にも使えるのでぜひ、参考にしてみてください。
【1】切断する素材をチェック
【エキスパートのコメント】
ニッパーは一般的にワイヤーや電線、針金などのカットに使用しますが、切断する素材はさまざまです。
カットする素材に合わせた専用のもの、オールマイティーに使えるものがありますので、なにをカットするのか把握しておいて、用途に合ったニッパーを選択するといいでしょう。
素材に合っていないニッパーを使用すると、カットできなかったり、ニッパーの刃が欠けてしまったり、刃こぼれを起こすこともあるので注意が必要です。
素材に合わせて何本か用意するのもいいでしょう。
【2】サイズをチェック
ニッパーにはそれぞれ決められた切断能力があり、モデルによって切断できる太さが異なります。パッケージに「銅線φ0.8mm」「軟鉄線φ1.2mm」「軟銅線φ0.2~2.0mm」などのように記載されているので、購入前に確認すると良いでしょう。
切断能力を超える物を切断すると、高価なニッパーでも破損の原因になるので注意が必要です。
【3】刃の形状をチェック
ニッパーの刃はさまざまな形状がありますが、「まっすぐ(ストレート)」「楕円形(ラウンド刃)」の2種に大きく分けられます。
ストレートの刃は切断面がまっすぐになるので、プラモデルなど切断したものが意匠性の高い完成品となる場合に適します。
一方でラウンド刃はより切断力が高くなるため、切りづらいものを切るという点においてとても便利な道具です。
【4】握りやすいかチェック
【エキスパートのコメント】
ニッパーは手で握って刃を閉じる際にワイヤーや電線などをカットする工具なので、手に力を込めやすく、握りやすいものがベストです。ニッパーのサイズはいろいろとありますので、より自身の手にフィットするニッパーを見つけましょう。
ハンド部分のグリップの素材など、すべりにくさも要チェックです。持ち手部分にラバーなどのグリップがあると、握りやすくすべりづらいでしょう。
エキスパートのアドバイス
【エキスパートのコメント】
ニッパーはかたい針金などをカットする工具なので、使用しているうちに刃こぼれしやすく刃が少しずつ欠けてしまうものです。ニッパーは切断能力がそれぞれに異なるので、用途に合わせたものを用意しましょう。
適応しているニッパーでも、使用しているうちに刃が欠けてしまったり消耗してしまうので、そのタイミングが買い替えどきです。
なお、ニッパーを使用するときは感電の恐れがあるため、電気が流れているものへの使用やカットは絶対にしないでください。