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【この記事のエキスパート】
文房具ライター:きだて たく
最新機能系から駄雑貨系おもちゃ文具まで、なんでも使い倒してレビューする文房具ライター。
極端な悪筆と工作下手がコンプレックスゆえに自分を助けてくれる便利な文房具を探し求め続けており、その活動の結果得られた情報を雑誌・WEBなどの媒体で公開している。
文房具に関する著書多数。近著には『この10年でいちばん重要な文房具はこれだ決定会議』(共著 スモール出版)がある。
書類やメモを綴じて持ち運べるクリップファイル。ビジネスマンにはもちろん、学生や教師の方にもおすすめのアイテムです。この記事ではクリップファイルの選び方と、おすすめ商品をご紹介します。高級感のあるおしゃれな革製、便利なマグネット式も!
バインダーとファイルのいいとこどり!
クリップファイルの魅力とは?
クリップファイルは、かたいボードにクリップがついたファイルのこと。なかに挟んだ書類が折れ曲がったり汚れたりせず、きれいな状態で保管できるのがメリットです。
クリップファイルがあれば立ったままでも文字を書けるので、ビジネスシーンをはじめ、アンケート調査やスポーツの記録、回覧板など、いろいろなシーンで活躍します。
クリップボード(バインダー)との違いは?
クリップファイルとクリップボード(バインダー)は混同されがちですが、似て非なるものです。クリップボードとは、名前のとおりクリップが付いた1枚のボード。
これに対してクリップファイルは、ノートのように2つ折りになっています。書類の汚れ防止や気密性の高い書類を扱うときに便利です。また、片方に書類を挟めるクリップがついており、もう片方には収納ポケットが備わっています。クリップファイルのほうがより機能的といえます。
ビジネスシーンで役立つ!
クリップファイルの選び方
まずは、クリップファイルを選ぶポイントをご紹介します。ポイントは下記のとおり。
【1】使いやすいサイズを選ぶ
【2】クリップの留め方で選ぶ
【3】挟める枚数をチェック!
【4】素材で選ぶ
【5】記入のしやすさも大事なポイント
【6】収納性もチェック
【7】バンドつきなら散らばりにくい
上記のポイントをおさえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】使いやすいサイズを選ぶ
クリップファイルには、A4やB5、二つ折り、縦長、横書きタイプなど、いろいろな種類があります。挟んだ用紙がファイルからはみ出すことがないように、用途に合わせてサイズを選ぶことが大切です。
もし、挟みたい用紙のサイズがバラバラの場合は、汎用性の高いA4サイズがおすすめ。書類はもちろん、メモ用紙やパンフレットなども収納することができます。
なお、クリップファイルは対応サイズよりもやや大きめに作られているので、カバンに入る大きさかどうかは事前に確認しておきましょう。
【2】クリップの留め方で選ぶ
資料を挟むクリップの留め具にも注目してみましょう。
クリップ式|もっともスタンダード
クリップ式は、もっとも商品数が多いスタンダードなタイプです。バネでしっかりと書類を挟み込むことができるので、多少枚数が多い場合でも対応できます。
ただし、書類にバネの跡がついてしまうこともありますので、重要な書類にはあまり向かないでしょう。
スライド式|スリムでコンパクト
バネ式とは異なり、薄くてコンパクトな形状がスライド式のメリット。従来のクリップ式は、留め具部分の厚さによって荷物がかさばっていた方も、スライド式ならコンパクトに収納することができます。
多くの枚数を挟むことはできませんが、薄さを重視する方にはおすすめのタイプです。
レバー式|大量の書類を挟むならこれ
レバー式は、パンチレスとじ具を使ったレバーで留めるタイプ。レバー式よりもさらに強い力で書類を挟めるので、100枚以上の分厚い書類にも対応できます。
ただし、留め具の部分はかさばりやすく、書類に留め具の跡が残りやすいのがデメリットといえます。
【3】挟める枚数をチェック!
収納できる用紙の枚数は、商品によってさまざまです。少ないものでは10枚ほどから、多いものでは60枚や120枚などと幅があります。おもに書類の保管用としてクリップファイルを使う場合は、多く収納できるものを選ぶと使い勝手がいいでしょう。
ただし、収納枚数が増えるほど重量も重くなってしまうので、会議用や記録用など記入メインで使う場合は、収納枚数が少ないコンパクトなものが向いています。
【4】素材で選ぶ
クリップファイルの素材には、プラスチック、ビニール、合皮、革などがあります。
アンケートやスポーツの記録、現場作業など屋外での使用なら、耐水性のあるプラスチック製やビニール製のクリップファイルが便利です。雨やホコリなどで汚れても、らくにお手入れできます。
会議などのビジネスシーンや接客で使用するなら、フォーマルな印象の合皮製や革製がおすすめ。とくに革製のものは高級感があるため、贈りものにも向いています。
【5】記入のしやすさも大事なポイント
スムーズに文字を記入するためには、ボードがかたくしっかりしたものを選ぶ必要があります。クリップファイルを立ったまま使用することが多いなら、カバーの部分を360度折り返せるタイプが便利です。
また、商品によってはエンボス加工されたものがありますが、紙をはさんで書くときにボコボコして書きづらいケースがあります。スムーズに記入できる作りになっているかも確認が必要です。
【エキスパートのコメント】
基本的には屋外など机のない場所で書類を固定したり、書き込んだりするために使用するクリップファイル。ペンで安定して書き込みをするには、ボードがしならないよう、しっかりしたかたさが必要です。
ただし、片手で持つものですから、あまり重たいものは困ります。つまり、いいクリップファイルを選ぶには、かたくて軽いものをチェックするべきでしょう。各メーカーともに、どちらも両立させる素材を使うなどの工夫がなされた製品を出しています。
【6】収納性もチェック
クリップファイルは、クリップがついていない面に資料を入れられる収納ポケットがついているものがほとんどです。ビジネスシーンでクリップファイルを使用するなら、名刺や付箋などの小物を入れられるポケットやペンホルダーがあると便利です。必要なものをひとまとめにすることで、会議や商談などで持ち運ぶ際もらくになります。
【エキスパートのコメント】
最新のクリップファイルには、書類の収納に工夫が凝らされたものも多く発売されています。書類が入るポケットつきのものや、めくった紙もマグネットで固定できるものなど、使いようによっては非常に便利です。
表紙がついたスタンダードなクリップファイルは、カバンに入れて持ち歩いても書類が折れ曲がりにくいのがメリット。当然のことながら機能が多いほど重量も増してしまいますが、それをふまえても、なお便利な場合も多いです。
【7】バンドつきなら散らばりにくい
クリップファイルにゴム製のバンドがついているものもあります。バンドで留めておけば、もしファイルを落としてしまったとしても、衝撃で開いたり、中身が飛び出したりしにくいです。また、カバンのなかでの散らばり防止にもひと役買ってくれます。
クリップファイルを持ち運ぶ機会が多い方は、バンドの有無をチェックしておくといいでしょう。
【エキスパートのコメント】
クリップの固定部分の性能も重要!
書きやすさにはボードの素材が重要ですが、書類の固定のしやすさはクリップ部分が担います。昔からある金属クリップに金属バネを用いたクリップは、厚い書類でもがっちりと留めてくれますが、開閉がしづらく、重量も重くなってしまいがち。
最近は、特殊な構造の樹脂製紙押さえやマグネットを使ったものなど、固定する力のわりに軽い方式が登場しています。ただし、こちらは書類の枚数が増えると対応できない場合も。ふだんの用途に合わせてクリップを選ぶのも大事なポイントです。