日本ワークスは7月4日、金融庁の報告書に端を発した「老後2,000万円問題」報道を見た20代~30代(年収500万以上)を対象とした「将来のために20~30代が取り組むべきこと」に関する意識調査の結果を発表した。
将来に不安を感じたことはあるか聞いたところ、90.1%が「感じる」と回答。不安に感じている要素は、「お金」が64.0%と断トツに多く、次いで「親の介護」が10.8%、「自分の健康」が8.4%、「子どもの将来」が7.8%と続いた。
お金について考え始めたきっかけとしては、「年金や退職金が減るというニュースを見て、不安な気持ちになった」(岐阜県/会社員 /20代女性)、「不景気でお給料が上がらないから。今の少ない給料で今後どうやって老後の貯えをしていけば良いのかわからない」(大阪府/会社員/30代男性)、「手取りが減っているのに、物価や税金が上がっていると感じた時」(東京都/会社員/30代男性)といった声が寄せられた。
65歳を過ぎたら安心して暮らせるだけの年金はもらえると思うかとの問いには、78.2%が「もらえないと思う」と回答。他方、「わからない」は19.4%、「もらえると思う」はわずか2.4%となった。
老後資金の対策として取り組んでいることがある人は64.1%。対策内容は、「貯金」が42.5%と半数近くを占め、次いで「株式投資」が17.5%、「保険」が15.7、「定期積立」が12.1%、「財形貯蓄」が4.1%、「不動産投資」が3.1%、「仮想通貨」が1.3%と続いた。