レノボ・ジャパンは8日、Googleアシスタント対応のスマートディスプレイ「Lenovo Smart Display M10」(以下、M10)および「Lenovo Smart Clock」(以下、Smart Clock)を国内発表した。2機種とも、7月9日から予約開始し、7月19日に出荷を開始する。価格は、10.1インチディスプレイを載せたM10が税別22,800円、4インチディスプレイのSmart Clockが税別9,100円。
Lenovo Smart Display M10
M10は、10.1型IPSディスプレイを備えたGoogleアシスタント対応のスマートディスプレイで、2018年1月に米国で開催されたエレクトロニクス展示会「CES」で発表された製品。キッチンやリビングでの利用を想定しており、料理レシピやニュースなどのコンテンツを音声操作で再生・視聴できる(アプリケーションはGoogle純正スマートディスプレイ「Google Nest Hub」と互換)。
背面は木目調で、前面左に10W×2のスピーカーを搭載。デュアルマイクや前面カメラも備え、ビデオ通話が可能だ。カメラは500万画素で、物理的にレンズを覆う「プライバシーシャッター」を用意し、セキュリティに配慮した。防水性能は備えない。
- ディスプレイ:10.1インチIPS(1,280×800)
- プロセッサ:Qualcomm Home Hub Platform(Snapdragon 624ベース)
- カメラ:5MP(フロント)
- 通信:IEEE802.11ac準拠の無線LAN、Bluetooth 4.2
- オーディオ:10W×2フルレンジスピーカー、パッシブラジエーター×2
- 本体サイズ:W311.37×H173.87×D12.5~136.02mm
- 重さ:1.2kg
Lenovo Smart Clock
Smart Clockは、ベッドサイドでの利用を想定した、4.0型IPS液晶搭載のスマートディスプレイ。手のひらに乗せられるサイズで、時計機能に特化している。目覚ましアラームや、徐々にディスプレイを明るくして利用者を目覚めさせる「めざましディスプレイ」機能、タイマー設定、就寝前のリラクゼーションサウンド再生、Googleアシスタント対応家電のオンオフ操作などが可能。また、Googleアシスタントのルーティン機能を使うと、設定した複数の情報を連続して確認できる。例えば「Google、おはよう」と特定の言葉をかけることで、その日のニュースや利用者の予定、交通情報、天気などをディスプレイに表示できる。
カメラは非搭載。本体はファブリック素材で、3Wのフルレンジスピーカーとデュアルパッシブラジエーターを内蔵する。スピーカーと連動させた音楽再生は行えるが、YouTubeなどの動画再生は行えない。このほか、背面にスマートフォンなどの周辺機器を接続すると充電できるUSB Type-Aポートを備えることも特徴だ。
- ディスプレイ:4インチIPS(800×480)
- プロセッサ:Mediatek 8167S
- カメラ:―
- オーディオ:3Wスピーカー(最大出力6W)、パッシブラジエーター×2
- 通信:IEEE802.11ac準拠の無線LAN、Bluetooth 5.0
- 本体サイズ:W113.88×D79.2×H75.0mm
- 重さ:328g