俳優の瀬戸康史が7日、フジテレビ系ドラマ『ルパンの娘』(11日スタート、毎週木曜22:00~ ※初回15分拡大)の制作発表会見に出席し、役づくりを通しての心境変化を明かした。

『ルパンの娘』に出演する瀬戸康史

深田恭子演じる泥棒一家“Lの一族”の娘・三雲華が、警察一家の息子・桜庭和馬(瀬戸)と真剣交際しながら、ついつい一家の泥棒の手助けをしてしまう同作。会見には、深田、瀬戸のほか、華の父役の渡部篤郎、母役の小沢真珠、兄役の栗原類、世界を股に掛ける泥棒役の大貫勇輔も出席した。

瀬戸は、役づくりで10kg増量したといい、「ひたすら食べて筋トレして、スーツを着たときにビシッと見えるような体形づくりをしています。劇中でもそれを披露する場面があるかもしれないですね」と予告。「体を鍛えたことによって毎日がすごく楽しくて、メンタルも上がってます。だから、なかやまきんに君さんとか、あんなに元気なんだなと思いました」と納得したようだ。

昨年、瀬戸がドラマ『海月姫』の撮影で女装していたところを目撃した深田は、今作とのギャップに感心し、「(撮影の)合間もすぐに腕立て伏せを始めて、大貫さんも腕立て伏せを急に始めてたり、本当にストイックな現場ですごいです。いつでもどこでも筋肉大会です」と、その様子を報告。筋肉仲間の大貫は、ドラマオリジナルのキャラクターを演じ、「突然歌い踊りだすんです」とミュージカルシーンがあるそうで、会見では見事なジャンプや回転を披露した。

  • 会見でジャンプを披露した大貫勇輔

また、本格的なコメディに初めて挑むという瀬戸は「何が面白いのか面白くないのか分からない状態なので、その判断は監督やスタッフさんの笑い声で判断しています」といい、「僕と深田さんのシーンは、監督から『“ロミオとジュリエット”みたいな感じで演じてくれ』と要望があり、めちゃくちゃ苦戦してます」とのこと。

さらに、「コメディなので、笑いを堪えるのが大変なところもあります。ここにはいないですけど加藤諒という役者がいまして、諒とのシーンは本当に嫌ですね(笑)。楽しいですけど」と本音を吐露していた。

  • (前列左から)瀬戸康史、深田恭子、渡部篤郎 (後列左から)栗原類、小沢真珠、大貫勇輔