2020年に公開予定の『エヴァンゲリオン』新劇場版シリーズ完結編『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の冒頭映像が解禁された。現地時間7月6日に仏・パリで開催された『Japan Expo2019』の「Yoko TAKAHASHI×EVANGELION STAGE」にて上映され、日本では5都市6会場にてステージの生中継が行われた。

日本で生中継が行われたのは、札幌・さっぽろテレビ塔、東京・新宿シネシティ広場、日比谷ステップ広場、名古屋・"アスナル金山 明日なる!ステージ"、大阪・グランフロント大阪 うめきた広場、福岡・JR博多駅前広場の6会場。米・ロサンゼルス、中国・上海でも上映され、またLINE LIVEでも生配信が行われた。「マイナビニュース」では日比谷ステップ広場に詰めかけた1,300人のエヴァファンと共にその時を待っていた。

日本時間7月6日21時02分。スクリーンと会場のファンの10カウント後に、庵野秀明監督が、今回のイベントために『エヴァンゲリオン新劇場版』『:序』『:破』『:Q』を再構築したPLAY BACK映像が映し出されたのち、「シン・エヴァンゲリオン劇場版 AVANT1(冒頭10分40秒00コマ)0706版」が映し出された。

エヴァファンに大きな衝撃を残した前作『:Q』が2012年11月17日に公開されてから、約6年8ヶ月。この日、「最終章」のパリを舞台にした真希波・マリ・イラストリアスの戦闘シーンが公開された。長年最終章を待ち望んでいたファンからは喜びの声が飛び交った。

ツイッター上では冒頭映像の公開が終わった時点で「ワクワクが止まらない」「エヴァンゲリオン0706作戦めっちゃ鳥肌たった」など歓喜と期待に胸膨らませるコメントが流れた。また会場に足を運んだ20代の男性から話を聞くと、「映像美が凄かった!来年が今から待ち遠しい」と興奮冷めやらぬ様子だった。

「Yoko TAKAHASHI×EVANGELION STAGE」では、高橋洋子のライブ、碇シンジの声を担当する緒方恵美のトークライブが放映された。

緒方は「24年間1つの作品に関わることはあまりないので嬉しいですね」と感謝し「私が死なないうちに新作をやってくださいとお願いしていました。実際に最後となるとやっぱり寂しいです」と噛みしめるように語った。

また続けて「去年カラーに呼んでもらって、24年間の中ではじめて、監督に『シンジだったらこの結末とこの結末だったらどっちを選びますか?』と聞かれました」と告白。「今回は丁寧に最後終われるように作ってくれているようです。きっと観たことない映像が観れると思います」と自信を滲ませていた。