連続ドラマとして復活する俳優のオダギリジョーが主演するテレビ朝日系ドラマ『時効警察』が、10月にスタートすることが6日、明らかになった。『時効警察はじめました』と題して、毎週金曜( 23:15~ ※一部地域除く)に放送される。
時効になった事件を趣味で捜査する男・霧山修一朗(オダギリ)や、時効捜査の“助手”・三日月しずか(麻生久美子)に加え、温和な無秩序課長・熊本(岩松了)、無類のイタズラ好き・又来(ふせえり)、人生の99%が無表情なサネイエ(江口のりこ)ら時効管理課の面々、トレンチコート命の残念エース刑事・十文字疾風(豊原功補)、いい加減を極める先輩刑事・蜂須賀(緋田康人)、ちゃっかり鑑識官・諸沢(光石研)、そしてナレーターの由紀さおりも12年ぶりに再結集する。
さらに、女優の吉岡里帆が加入することが発表された。テレビドラマで本格コメディーに挑戦するのも、刑事役を演じるのも初。「ガンバリマス!」が決めゼリフの“やたらとガンバル刑事課期待の新人”で、隙あらば霧山と三日月の“捜査”に首を突っ込んでいく彩雲真空を演じる。
吉岡は「前2シリーズを、私も一視聴者として見ていたんです。皆さんがまた集まることがファンとしてうれしかったと同時に、自分もあの世界の中に入れるということで『ホントに!?』と思いました」とオファーについて語る。
そして、「『時効警察』は計算されたセリフが全部カチッとはまったときに絶妙な笑いが生まれる世界なので、私も大先輩の皆さんに身を任せながら、一生懸命ついていくよう心掛けています。ドラマでここまで本格的なコメディー作品は初めてですし、撮影はとても楽しいです! 笑いが絶えない現場で、毎日幸せです」と喜びを語った。
また、「彩雲は、いつも意気込んで『ガンバリマス!』と意思表示をするたび、左腕を垂直に立てて、その肘の部分に右手を添える、ウルトラマンの逆のようなポーズを取るんです」とのことで、「これ、スタッフさんとの打ち合わせで『期待してるよ』と言っていただけたとき、私が無意識のうちにやっていたポーズで、本編でも使おうということになったんです」と笑顔。「普段はこんなポーズを取ることがないんですけど、力が入っていたんだと思います。なぜか、そのポーズを取っちゃったんです」と話した。
今シーズンからの加入だが、「最初のリハーサルの翌日にも、初共演のオダギリさんが『なじむのが早かったね』とおっしゃってくださって、すごくうれしかったです」といい、「本当に皆さん、優しくて、面白くて、懐が広くて! 休み時間は、劇中さながらの会話が展開される一方で、皆さんが笑いの表現方法について、真剣に話し合ったりもされていて…。このバランス感覚は『時効警察』ならではだと思います。そんな現場がとても楽しいし、大好きです」と感想を述べる吉岡。
その上で、「オダギリさんは、心の中でふつふつと燃える『時効警察』愛を感じます。誰よりも皆さんのことを見ていてくださって、とても頼もしい方! 麻生さんはかわいくて、面白くて、無敵な人! オダギリさんとも話していたんですけど、麻生さんの周りでは面白いことがたくさん起こるんです。いつも広い心で接してくださるので、大好きです!」と2人について語り、「そんな皆さんとの化学反応を楽しみながら、私も全力で彩雲を演じるようガンバリマス!」と意気込んだ。