◆本記事はプロモーションが含まれています。
【この記事のエキスパート】
フリーライター、小物王:納富 廉邦(のうとみ やすくに)
文化、飲食、メディア、ガジェット、雑貨、伝統芸能など、娯楽全般をフィールドに雑誌、書籍、テレビ、ラジオ、講演などで活動する。
文具系、カバンなどの装身具、お茶、やかん、ガジェット、小説、落語などに関する著書もある。テレビ「マツコの知らない世界」ではボールペンの人、「嵐にしやがれ」ではシステム手帳の人として出演。
この記事では、美しい柄と色の染めが魅力的な手ぬぐいの選び方とおすすめの商品を紹介します。伝統的なものからおしゃれでかわいいデザインのものまで種類は豊富。軽量で吸水性が高いため、自宅で手を拭いたり掃除に使ったりするだけでなく、登山中にも重宝します。
手ぬぐいを使うメリット
古くから使われている手ぬぐいは、ハンカチなどよりも生地が薄いのが特徴。そのため、吸水性や速乾性が高く、かさばらないので持ち運ぶのも手軽なことがメリットです。
さらに、くり返し使ううちに生地のかたさがなくなり、肌触りがよくなります。使い込むほど色合いや風合いも変化していくのが、手ぬぐいの魅力です。
手ぬぐいの選び方
それでは、手ぬぐいの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記。
【1】染め方の種類
【2】生地
【3】模様や柄、色に込められる意味
上記のポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】染め方の種類をチェック
染め方によって手ぬぐいの使い勝手や風合いは異なります。染め方による選び方を解説します。
捺染(なっせん)|色落ちしにくく丈夫
捺染(なっせん)とは、染料とのりを混ぜ合わせたもので染め上げる方法です。紙に染めたい柄をプリントしてその部分をカットして型紙を作り、生地に型紙を合わせて染めていきます。
生地の表面にだけ色がつくので、手ぬぐいの表裏が区別できる染め方です。色落ちしにくく耐久性が高いため、毎日使える手ぬぐいを探している方に向いています。
注染(ちゅうせん)|独特の風合い
注染(ちゅうせん)とは、染料を直接手ぬぐいの生地に塗布する方法です。あらかじめ色付けしたくない場所にはのりを塗って染めるのを防ぎます。裏地までしっかり染まるので、手ぬぐいの表と裏が逆の模様になります。
生地を直接染めているため、洗濯するごとに少しずつ色が抜けていき独特の風合いが楽しめます。色移りの可能性があるので、ほかのものと分けて洗濯しましょう。
プリント染め|デザイン豊富で価格が安い
染料ではなく、機械で生地のうえに顔料を乗せるのがプリント染めです。染めよりもカラフル、こまかいデザインも可能なため、いろいろなデザインのものが発売されています。また、大量生産できるので本染めの手ぬぐいより手にしやすい価格のものがそろっています。
一方、プリントの顔料の色が濃ければ濃いほど、パリッとした硬めの手触りになります。そのため、ハンカチやタオルとしてではなく、ランチョンマットなどの用途に向いています。
【2】生地をチェック
生地の種類によって肌触りが異なります。ここでは、生地による特徴の違いをいくつか解説します。
特岡・岡生地|細い糸で肌当たりがやさしい
生地幅は35~36cm、30番手という細い糸で織られた手ぬぐいが特岡・岡です。目がこまかいのでしっとり、やわらかい肌当たりで肌に引っかかりにくいのが特徴です。デリケートな肌の人が使いたい手ぬぐいとして選択肢に入ります。
目がこまかいため、こまかいものや多彩な色を使うデザインにしたいときにも向いています。デザイン性の高い手ぬぐいも、岡・特岡にはそろっています。
総理・文生地|タフ&吸湿性にすぐれる
総理、文と呼ばれる生地は、20番手という太めの糸で織られた手ぬぐいです。目が粗く、特岡・岡よりも厚手になっています。感触は硬めですが、吸湿性や通気性にすぐれているのでハンカチやキッチンまわりのクロスに適しています。
比較的リーズナブルなので、ふだん使いできる手ぬぐいとして選択肢に入ります。
【3】模様や柄、色に込められる意味をチェック
手ぬぐいの柄にはたくさんの種類がありますが、新しい柄だとしても手ぬぐいのデザインの基本パターンを踏襲(とうしゅう)しているものがほとんどです。
たとえば植物の麻に似ている麻の葉模様は、まっすぐ伸びて成長が早い麻にあやかり、子どもの健やかな成長を祈る意味が込められています。
青い波をモチーフにした青海波は、穏やかな波が続く様子から平和な暮らしや幸せが永く続くようにという意味が込められています。伝統の柄の意味もぜひ知って手ぬぐいを選んでみましょう。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)