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【この記事のエキスパート】
フードディレクター:SHIMA

フードディレクター:SHIMA

楽しい、嬉しい、美味しい、簡単をコンセプトに料理研究、レシピ開発、講師、スタイリング、コラム執筆などを行う。

基本はもちろん、時短で簡単をモットーに、料理が得意じゃなくてもお料理が楽しめるようなレシピが人気。「食からのコミュニケーション」を目指しブログ「簡単!節約!おしゃレシピ」、料理動画「SHIMA’s Simple Cooking TV/シンプルクッキング」を配信。

食に通じることには何でも好奇心旺盛。新商品や普段使いのアイテムなども日々研究中。


この記事では、お箸の選び方とおすすめ商品を紹介します。ふだん使いしやすい大人用のお箸や正しい持ち方を練習できる子ども用、介護・リハビリ用など幅広く厳選! プレゼントに喜ばれる高級箸や夫婦箸セットもピックアップしました。さらに、ユーザーのイチオシ商品や口コミもチェックできます。

意外と知らない!
箸の歴史

出典:Amazon

私たち日本人の食卓には欠かせない「箸」。その歴史は古く、約3,000年以上前から中国では箸が使われていたといわれています。日本最古の歴史書「古事記」や、「日本書紀」にも箸が登場することから、弥生時代には箸が使われていたと想定されます。しかし当時は食事のときに使う道具としてではなく、神様に食べものをお供えするための祭器として使われていたようです。

飛鳥時代に小野妹子が中国の隋を訪れた際、中国では食事のときに箸を使う文化が根付いていました。その後日本でも箸で食事をする文化が広まっていき、平安時代には貴族・庶民関係なく、お箸を使ってごはんを食べるようになりました。

日本以外に箸を使う国は、中国・韓国・ベトナム・タイ・シンガポールなど東アジア圏に多く、世界の約30%近くに及ぶといわれています。しかし、基本的に箸と匙(スプーン)を使って食事をする国がほとんど。箸のみで食事をするのは日本特有の文化といえます。

サイズや素材、形状をチェック
箸の選び方

フードディレクターSHIMAさんのアドバイスをもとに、箸の選び方を紹介します。ポイントは下記の6つ。

【1】サイズや太さ
【2】素材
【3】箸の形状
【4】喰い先の形状
【5】子どもや高齢者用のポイント
【6】プレゼント用のポイント

上記の6つのポイントをおさえると、より具体的に用途に合う箸を選ぶことができます。一つひとつ解説していきます。

【1】自分に合ったサイズや太さを選ぶ

出典:Amazon

使いやすい箸を手に入れるためには、自分に合った長さや太さを選ぶことが大切。太い箸はしっかり握れるので手の大きい人ほど使いやすく、細い箸は食材をつかみやすくこまかい作業に向いています。

手に合う箸の長さは「一咫半(ひとあたはん)」が目安になります。これは、親指と人差し指を直角に広げた長さの1.5倍の長さを指しています。このサイズに当てはまるものを選ぶと持ちやすく、持ったときの美しさのバランスもよくなります。

【2】箸の素材で選ぶ

出典:Amazon

続いては、箸の材質に注目してみましょう。箸に使われている素材には非常にたくさんの種類があります。ここでは、代表的なものをピックアップしてご紹介します。

黒檀(コクタン)

出典:楽天市場

仏壇など、古くから日本で使われている素材である「黒檀」。しっかりとした硬さと木目のうつくしさが特徴で、ほかの素材よりも重みがあるため、力強く握って使う人に向いています。

また、木肌がこまかいので握ったときの感触がよいのも魅力的。リッチな雰囲気が食卓に加わることで、食事の時間をより楽しめるようになるでしょう。

紫檀(シタン)

出典:Amazon

赤みのある木目と光沢感が魅力的な、質のよい木材である「紫檀」。黒檀と同じようにとても硬いため、耐久性が高く長いあいだ使い続けられるのが特徴です。

一方、加工するのが難しい素材なので、生産数が減少しているのもポイント。木材自体を手に入れるのも難しくなっており、手に入れる機会があれば早めに入手しておきたい箸です。

出典:Amazon

「竹」は古くから箸の素材として使われており、今でもメジャーな素材のひとつ。油をとおしにくく、適度な弾力性があるため、折れたり割れたりせず長持ちするのが特徴です。

また、縦方向の繊維が高い密度で詰まっているため、箸先を細くしやすいのもメリット。大きめの野菜を一口大に切ったり、小さな食材がつまみやすかったりと、使いやすい箸が多い素材です。

漆塗り

出典:Amazon

ベースとなる素材に樹木から取れた漆をコーティングしたものが「漆塗り」。漆によって水や油が箸のなかに入り込みにくくなるため、汚れが付きにくく洗うのがかんたんになるメリットがあります。

ただ、漆は急激な温度の変化が苦手なため、食洗機で洗うことはできないデリケートな素材。そのため、ふだんから箸を手で洗っている人ほど、漆塗りのメリットを実感できます。

ウレタン塗装

出典:楽天市場

箸のコーティングに漆ではなくウレタン樹脂を用いているのが「ウレタン塗装」。コーティングされた箸のなかではメジャーなタイプで、カラフルな塗装や模様など、幅広い種類の箸が販売されています。

漆よりは扱いやすい素材ですが、食洗機が使えない点に注意。きちんと扱えば色落ちなどがないため、好きなデザインの箸を長く楽しめます。

プラスチック

出典:Amazon

木製の箸よりも手ごろな価格で購入できるのが「プラスチック」。自由に加工して作れることから、箸先に滑り止めが付いていたり、多種多様なデザインが販売されていたりと、自分の好みを見つけやすいのが魅力です。

またプラスチックはほかの素材よりも軽く、食洗機にも対応しているので、子ども用の箸にぴったりです。

金属

出典:Amazon

チタンやステンレスなどを用いた「金属製」の箸は、おもに韓国で使用されています。木材やプラスチックよりも耐久性が高いことから、キャンプやアウトドアなどでも活躍します。

金属製の箸のなかには、熱が伝わらないように柄の部分だけ木材になっているタイプも。さらに、箸の内部を空洞化することで重さを調整しているものもあり、豊富な種類のなかから使いやすい箸を手に入れましょう。

【3】箸の形状で選ぶ

素材と同じように、箸の形状にはさまざまなタイプがあります。そこで、各形状の特徴から、自分の使い方や好みの形の箸を選べるようになりましょう。

丸型

出典:Amazon

「丸形」は角がないため、握ったときに指に箸が食い込まないのがメリットの形状。形に合わせて握り方を変える必要がないので、自分の使いやすい方法で握れます。

ただ、箸先が滑りやすかったり、テーブルに置いたときに転がったりと、不便な点もあります。そのため、箸置きと一緒に使うなど、うまくデメリットを解消して使いましょう。

四角形

出典:楽天市場

「四角形」の箸はなじみ深い形状であるため、角が合っても握りやすいのが特徴。さらに、面に指を添えられるので、指の先までしっかりと力を入れられ、食材をつかみやすいのがメリットです。

一方で、角が手に当たってしまうので、しっかり握ると痛いと感じてしまうことも。使いやすい形なので、慣れるまでは持ち方を工夫して使っていきましょう。

五角形

出典:楽天市場

四角形よりも丸型に近くなることで、ひとつの角度が小さくなった「五角形」の箸。指と指のすき間に角が収まりやすいので、持ちやすい角度で握りやすいのが特徴です。

さらに、平らな面に親指を合わせるだけで、正しい持ち方が身につくのもポイント。子どもが持つ最初の箸に五角形を選ぶことで、箸トレーニングとして活用するのもおすすめです。

六角形

出典:Amazon

「六角形」の箸は鉛筆と同じ形状のため、世代に関係なく握り慣れた形であるのが特徴。子どもも自然に持ちやすい形で、箸が苦手な子どもにぴったりです。

また、六角の形が亀の甲羅に似ていることから、縁起ものとしても知られています。使いやすさと縁起のよさから、長寿や成人のお祝いなどの贈りものに選ぶのもよいでしょう。

七角形

出典:楽天市場

多角形の箸のなかでも、特殊な形状となるのが「七角形」の箸です。ほかの形とは違って、七角形は割り切ることのできない角度のため、職人の手作業で作られているものが多いです。

箸はもともと3本の指で操作することから、奇数の形の箸とは相性がよいのがポイント。4面と3面にうまくわかれることで、持ちやすく動かしやすい箸に仕上がっています。

八角形

出典:楽天市場

四角形の倍の面の数を持つ「八角形」の箸は、より丸型に近い多角形なのが特徴。丸型のような握りやすさと、力を入れやすい多角形の両方のメリットを感じられるのが魅力です。

また、八という数字は末広がりを意味することから、縁起がよい数字としても人気。食事をより楽しめるようにと、メッセージを込めた贈りものとして選ぶのにも適した形です。

削り

出典:楽天市場

特定の形ではなく、販売店のオリジナリティある形で作られているのが「削り」の箸です。持ったときの手の感触などを考えて作られており、箸につけられた凹凸が心地よい握りやすさを生み出しています。

見た目のいびつさとは違って、とても使いやすいと感じる形状です。ただ、握ってみないとよさがわからないことも多く、いきなり購入するには勇気がいるかもしれません。

【4】喰い先の形状もチェック

出典:Amazon

箸を使ったときの口当たりやつまみやすさに関わるのが、喰い先(箸先)の部分です。一見同じに見える喰い先でも、さまざまな形があるため、使いやすい喰い先を選ぶことが大切です。

先丸

出典:Amazon

「先丸」は、喰い先のなかでも一般的に使われている形で、先端が丸まっているのが特徴。口に入れたときに喰い先が当たってもケガをしにくいので、子どもも気軽に使えるのがメリットです。

また、尖っていないため、食事中に先端が折れにくいのもポイント。丸くてもつかみづらさは感じず、どんな料理でも使いやすい喰い先です。

先角

出典:Amazon

持ち手と同じように、喰い先に角がつけられているのが「先角」。面と角で食材をしっかりつかめるので、麺類や豆腐など、一般的な箸ではつかみにくいものでも、箸の使い心地が変わらないのが魅力です。

一方で、人によっては喰い先の口当たりが気になってしまう場合もあります。つかみやすさと口当たり、どちらを重視するか考えて選ぶと後悔しないでしょう。

削り

出典:楽天市場

「削り」は、持ち手と同じように決められた形ではない喰い先のタイプです。つかみやすさと口当たりのよさ、両方を兼ね備えているタイプなど、幅広いタイプが販売されています。

削りの喰い先は作り手によって異なるため、商品紹介などをきちんとチェックしておくと、より自分の好みや使い方に合う喰い先を選びやすくなります。

乾漆(かんしつ)

出典:楽天市場

「乾漆」は漆を塗った喰い先に、固まった漆をこまかく砕いたものを塗ったもの。このひと手間を加えることで、漆の凹凸が滑り止めになったり、厚みをもたせることで強度の向上になったりと、より使いやすくなっています。

そのため、漆塗りの箸で、より使いやすいものを手に入れたいなら、喰い先に乾漆が使われているものを選びましょう。

【5】子どもや高齢者には矯正箸がおすすめ

出典:Amazon

箸の正しい持ち方を身につけられる「矯正箸」は、箸をはじめて持つ子どもにぴったり。矯正橋は、持ち方をサポートするだけでなく、食材がつかみやすいように作られているので、子どものやる気を削ぐことなく箸の正しい持ち方を教えられます。

また、矯正橋の使いやすさは、高齢者が使うのにも適しています。手の力が弱くなっても先端まで力がきちんと伝わるため、ストレスなく食事を楽しめます。

【6】プレゼントなら人気の高級箸がおすすめ

出典:Amazon

毎日使う機会が多い箸は、贈り物に選ぶことが多いアイテム。とくに、夫婦箸などは、縁起のよいメッセージを加えることで、結婚記念日のお祝いとして贈りものにもぴったりです。

そこで、贈りものに箸を選ぶ場合は、長く愛用してもらえるように高級箸を選ぶのがおすすめ。福井の若狭塗や輪島塗、津軽塗など、伝統工芸品の箸は見た目も使い勝手もよいので、贈りものとして喜ばれるでしょう。

箸のおすすめブランド・メーカー

ここでは、人気の高い箸を数多く生み出しているブランドやメーカーを紹介します。たくさんの種類の箸が販売されているので、箸選びに迷ったら紹介したブランドやメーカーから選んでみてください。

兵左衛門

出典:楽天市場

「兵左衛門」は天然の漆だけを使用した、塗り箸専門店。口に触れる箸だからこそ、箸も食べもののひとつとして考え、誰でも気軽に使えるようなものだけを販売しています。

また、兵左衛門で箸を作っているのは、若狭塗箸の産地である福井県で修行した職人。匠の技で作られた良質な若狭塗箸を手軽に購入できるのが魅力です。

大黒屋

出典:Amazon

黒檀や紫檀など、厳選された木材を使用した江戸木箸を作り出している「大黒屋」。誰にとっても使いやすい箸を手に入れられるように、形や長さ、太さなどが違う幅広い種類の箸がラインナップされています。

大黒屋の箸は、木材の持つ自然な風合いやデザインが魅力的。長く使用しても色褪せないデザインは、食事の雰囲気を盛り上げてくれるでしょう。

箸久

出典:楽天市場

天然木だけを使用し、職人の手によって手作りされた箸を販売している「箸久」。手作業だからこそ生み出せる風合いが魅力的で、自分だけの1膳を手に入れられます。

また、箸久では購入者の要望にしっかり応えるサポート体制が整っているのもポイント。オーダーメイドや修繕などにも対応してくれるため、通販でも来店したようなサービスを受けられます。

EDISON(エジソン)

出典:Amazon

赤ちゃんが使えるアイテムや、子どもの成長に合わせて必要になるものをメインに扱っている「エジソンママ」。使いやすい矯正橋には子どもが喜ぶモチーフをつけるなど、子どもが使いたくなるアイテムがそろっています。

また、教育のために自分の箸の持ち方を直したいという大人向けのアイテムもラインナップ。はじめての子育てを頑張る人にぴったりのメーカーです。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)