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【この記事のエキスパート】
フリーランスライター&フォトグラファー:平沢 千秋
ガーデニングを中心にインテリア、旅行などの分野で活動。
「12ヶ月の寄せ植えレシピ(黒田健太郎著)」「庭と暮らせば(松田行弘著)」「カルチュラル・インテリア」「ブーケシャンペトル・ア・ラ・メゾン(斎藤由美著)」(以上グラフィック社)、「BULBOUS PLANTS(松田行弘著/パイインターナショナル)」などの書籍で撮影や取材・文などを担当。
日当たりの悪い極小ベランダでシェードガーデンづくりを楽しむベランダガーデナーでもある。
好きな植物はシダとサボテン。
撮影や執筆の傍ら、端切れの古布を使った雑貨づくり工房「イグラ・イ・コネツ(マケドニア語で針と糸の意味)」を立ち上げ、作品制作を進行中。
本記事では、鉢カバーの選び方やおすすめ商品をご紹介。北欧風のおしゃれなタイプや、屋内・屋外の両方で使えるタイプまで幅広く厳選しているので、ぜひ参考にしてください。
鉢カバーを使うメリット
最近ではお家で観葉植物を楽しむ方も増えてきましたよね。観葉植物を楽しむ上で忘れていけないのが「鉢カバー」です。インテリアアイテムとしても活躍しますが、実際に鉢からの水漏れを防いだり、土の急な温度の変化から植物を守ったりするなどのメリットがあります。
何日間か家を空ける場合でも、鉢カバーに水を入れておけば植物が枯れるのを防ぐこともできます。植木鉢のように、そこに穴が開いていないのでデザイン性に富んだ商品も沢山あり、お部屋の雰囲気に合わせて選びやすく、お手入れしやすいのもメリットです。
鉢カバーの選び方
それでは、鉢カバーの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の5つ。
【1】鉢カバーの形状
【2】置き場所は屋内か、屋外か
【3】素材
【4】鉢のサイズや高さに合うか
【5】重さやクッション材
上記の5つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】鉢カバーの形状をチェック
床置きタイプだけでなく、つる性植物にぴったりな吊り下げタイプなど、形状のバリエーションもあります。 植物の形や大きさ、植物を飾る空間の雰囲気に合わせて、自由に楽しみながら選びましょう。
▼床置きタイプ
鉢カバーの形状は、「床置きタイプ」と「吊り下げタイプ」に分かれます。床置きタイプは、小さいものから大きいタイプの観葉植物まで、さまざまなサイズに対応できます。デメリットとしては、大きいサイズは場所を取るため掃除しづらいこと。移動させやすいものを選ぶなら、軽量な樹脂製や、布・麻などの素材がおすすめです。
▼吊り下げタイプ
吊り下げタイプは、天井や壁にフックを取り付けて引っ掛けたり、ベランダなどの手すりに吊り下げることができます。いくつか並べて飾ることで、カフェのようなおしゃれでナチュラルな雰囲気に。床のスペースを取らず、掃除しやすいです。ただし、賃貸などの場合、フックを取り付けられないことがあるので確認しましょう。
【2】置き場所は屋内か、屋外かチェック
鉢カバーは、屋内に置くか、屋外に置くかで選ぶデザインが変わってきます。
▼屋内の場合
屋内で鉢カバーを使用する場合は、お部屋のインテリアに合わせましょう。
例えば、シンプルでスタイリッシュなお部屋であれば陶器などで作られた無地のタイプを、ナチュラルなお部屋であれば、藁縄で作られた自然みのあるカバーなどを選ぶといった形です。
基本的に、シンプル系かナチュラル系かで分かれますので、どちらが相性がいいか確認して選ぶようにしましょう。
▼屋外の場合
鉢カバーは屋外用に、ナチュラルなモデルだけでなく、セメントブロックをモチーフにしたカバーや樽をイメージしたものまであります。
カバーとして使用するだけでなく、オーナメントとしてお庭を彩ってくれるタイプが多いので、ぜひどんな商品があるかチェックしてみてください。
【3】素材をチェック
【エキスパートのコメント】
鉢カバーの素材は、陶器や樹脂をはじめ、木や麻などの天然素材、布、金属などさまざま。陶器や樹脂製は和洋問わず、いろんなインテリアとコーディネートしやすい素材です。ナチュラルテイストの部屋であれば、天然素材や布、素焼きなど、モダンなインテリアであれば、シンプルなデザインの陶器、樹脂、金属製などがおすすめです。
▼陶器
陶器は耐水性が高いため、鉢に入れたまま水やりできます。また、丈夫なので転倒の心配がないため、屋外に設置することもできます。しかし、重さがあるぶん頻繁に移動させる場合は向いていません。
和洋どちらのテイストにもマッチするので、インテリアにもなじみやすいです。
▼樹脂
樹脂素材の鉢カバーは、ポリプロピレンやポリエチレンなどを使ったもの。軽いので入れ替えたり、移動させやすいのがメリットです。しかし、通気性が低いので水やりしたあとの溜まった水は捨てるようにしましょう。
▼天然素材
麻や木材で作られた鉢カバーは、ナチュラルな風合いでおしゃれなデザインが豊富。北欧風のものやリゾート感のあるデザインなど、雰囲気に合わせて選べます。また重量も軽いので、移動させたい場合にもぴったり。
ただし、耐水性がなく、水による腐食やカビが発生する可能性があります。水やりの際は、鉢カバーから取り出して行ない、鉢の下には受け皿を置きましょう。
▼金属
アンティークやスタイリッシュな雰囲気が好みなら、ブリキやステンレスなどの金属製がおすすめです。無機質なデザインが多いので、モダンな雰囲気の部屋にマッチします。また金属製の鉢カバーは耐久性が高く、長持ち。使ううちにサビが出て、それもまたアンティークな風合いを醸し出してくれます。
注意点としては、金属は熱伝導率にすぐれるので、直射日光があたらない場所に置くようにしましょう。
▼セメント
セメント素材の鉢カバーは、とにかく耐水性があり、頑丈。そのまま水やりしても浸水してしまうことがありません。スタイリッシュでシンプルなデザインが多いため、インテリアになじみやすいです。
サイズが大きいものは重量があるので、移動させたい場合には向きません。また、通気性はないので、水やり後は排水するようにしてください。
【4】鉢のサイズや高さに合うかチェック
【エキスパートのコメント】
鉢カバーをつけたい植物の鉢のサイズを確認しましょう。鉢の直径と高さは号や寸で表記されることが多く、1号=3cmで、3号鉢の場合は直径9cm、5号鉢の場合は直径15cmになります。
鉢を鉢カバーの中に直接入れると、水やりの際に鉢穴から水が流れ出て、鉢カバーの中が水浸しになってしまうため、鉢の下には鉢皿を入れます。鉢や鉢皿の出し入れがスムーズにできるよう、内寸が鉢や鉢皿よりひと回り大きい鉢カバーを選ぶことが大切。鉢の上部が鉢カバーからはみ出さずにすっぽりと収まるかどうか、サイズの確認は入念に行いましょう。
【5】重さやクッション材をチェック
【エキスパートのコメント】
厚みのある陶器製やセメント製の鉢カバーは、サイズが大きくなるにつれ重量が増し、こまめな移動は困難です。また、表面に凹凸があったり、表面がザラザラとした加工がされていたりする場合、引きずることで床を傷つけることもあります。床への直置きは避け、ラグの上に置いたり、キャスター付きの鉢台を使うなど工夫しましょう。
また鉢カバーの裏に、クッション材を貼り付けておくのも効果的。商品によっては、あらかじめクッション材が施されている場合もあります。比較的軽量ながら、見た目に重厚感のある、樹脂製の鉢カバーを使うのもおすすめです。
エキスパートのアドバイス
【エキスパートのコメント】
皿にたまった水は都度捨て常に清潔な水に
鉢カバーの主な役割は、植物をより美しく魅力的に見せること。インテリアに合わせて、自由に選び、空間全体でのコーディネートを楽しみましょう。基本的に鉢カバーは鉢穴が空いていませんので、直接植物を植えることには向いていません。鉢の下には鉢皿を入れ、皿にたまった水はその都度捨てて清潔に保つようにしましょう。
なかには、鉢穴を空けられる鉢カバーもあります。穴を空ければ直接植え込んで、屋外に置くこともできます。