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【この記事のエキスパート】
自動車生活ジャーナリスト:加藤 久美子

自動車生活ジャーナリスト:加藤 久美子

下関市出身 大学在学中に車に目覚め、大学時代は神奈川県内のトヨタディーラーで納車引き取りのアルバイトを経験。大学卒業後、日刊自動車新聞社に編集記者として入社。

1989年FIA 公認のクロスカントリーラリー「オーストラリアン・サファリ」に出場。
1995年会社を辞めてフリーランスの道へ。
1999-2000日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
2000年に第一子出産後、妊婦のシートベルト着用を推進する会を立ち上げ、チャイルドシートと共に胎児と赤ちゃんの命を守る啓発活動を展開している。

月刊誌『MONOQLO』(晋遊舎)、All About、citrus、オートックワン、乗りものニュース、くるまのニュース、JAFMATEなどに自動車生活関連(運転マナー、車の税金、維持費、メンテナンス、カスタム、海外車事情など)の記事を年間300本以上寄稿している。

また、(一財)日本交通安全教育普及協会公認チャイルドシート指導員としてチャイルドシートの正しい装着や子連れドライブの楽しみ方と危険回避に関する講演、啓発活動なども積極的に行っている。


不快な匂いを消す「芳香剤」。車内で使用する車用芳香剤は、スプレータイプやエアコン取り付けタイプ、置くタイプや吊り下げタイプなど、置き場所や使い方もさまざまです。この記事では、車用芳香剤の選び方と、ユーザー・エキスパート・編集部が選んだおすすめ商品をご紹介します。チャート図に基づいたタイプ別診断も試してみてくださいね。

車用芳香剤の役割

消臭剤・芳香剤といえば、「不快なにおいを消してくれるもの」として知られていますが、正確にはそれぞれで役割が違います。

かんたんに言えば「消臭剤=においを化学的・生物的作用によって取りのぞいたり、やわらげたりするもの」「芳香剤=空間にすてきな香りをつけ加えるもの」という定義がされています。つまり、消臭剤はにおいを分解して除去し、芳香剤はにおいを別の香りで覆うということです。

ただし、それぞれが打ち消し合うことはありませんので合わせて使っても問題ありません。消臭剤は決まった成分にのみ効くように作られていますので、芳香剤の香りがきわだつのです。

車用芳香剤の形状・タイプ

車用の芳香剤にはさまざまなタイプがあります。ダッシュボードやレジスター(エアコン)など、どこに置くかによって選ぶものが変わってくるので、それぞれのタイプの特徴をおさえておきましょう。

液体タイプ:まるで香水のように香る

出典:Amazon

液体タイプは揮発性が高く、車内に香りが広がりやすいのがメリットです。ビンに入ったものなど、まるで香水のようなおしゃれな容器に入った商品が多いのも魅力のひとつ。しかし、しっかりと固定しておかないとこぼれやすいので注意が必要です。

ゲルタイプ:長持ちしやすく香り方もちょうどよい

出典:Amazon

固形タイプと液体タイプの中間くらいの香りで使いやすいです。香りが持続しやすいのでコスパが高いのもうれしいポイント。液体タイプに比べるとこぼれにくいですが、設置場所が不安定だとこぼれてしまうこともあるので、しっかり固定しましょう。

吊り下げタイプ:おしゃれなデザインで手軽に使える

出典:Amazon

吊り下げタイプは香りのバリエーションが多く、葉っぱやツリーの形など、デザインがかわいらしいものもあり、車内を飾るインテリアとして使っている人もいます。

おもに厚紙に香料を染みこませて作られているため、香りはそれほど強くなく、強い香りが苦手な人に向いています。最近では、厚紙以外にもアクセサリーのような素材でしゃれたデザインの芳香剤も出ています。

ルームミラーの支柱に引っ掛けて使っている方が多いですが、フロントガラスに近いため、運転に支障をきたす場合もあるので注意が必要です。

エアコン取りつけタイプ:いい匂いが効率よく車内に広がる

出典:Amazon

レジスター(エアコンの通風口)に、クリップで取りつけるタイプの芳香剤がこちら。夏は涼しく、冬は温かい風で、効率的に香りを広げることができるのがメリットです。

液体タイプ、固形タイプなど商品もさまざまで、なかには香りの強弱をつけることができるものも。デザインにこだわったおしゃれなブランドもありますので、車内インテリアとしても活躍してくれます。

ただし、エアコンルーバーの形状によっては取りつけ不可の場合がありますので、購入前にチェックをお忘れなく。

ディフューザータイプ:好みのアロマオイルを楽しめる

出典:Amazon

このタイプの車用芳香剤は、車のシガーソケットの電熱を利用して車内に香りを広げるものです。自分の好みのエッセンシャルオイルを楽しむことができます。価格は高めですが、オイルを補充することで何度も繰り返し使えるので便利です。

スプレータイプ:シュッとひと吹きで効果的

出典:Amazon

スプレータイプは、シューっとひと吹きすれば車内に香りが広がります。ニオイが気になる場所にすぐに吹きかけたい方や、すぐに効果を感じたい方などにおすすめ。持続性があまりないのがデメリットです。また、ダッシュボードや天井などに液体が付着すると変色してしまうこともあるので、使用する際は注意事項をよく確認しましょう。

車用芳香剤の選び方

それでは、車用芳香剤の基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の4つです。

【1】人気の香り
【2】消臭効果があるか
【3】持続性
【4】デザイン性

上記の4つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。

【1】人気の香りをチェック

芳香剤選びで重要な、人気の香りもチェックしてみましょう。香りの好みは人それぞれなので、お気に入りを見つけてみてください。

清潔感のある「柔軟剤」や「石鹸の匂い」

柔軟剤の香りは高い人気を誇る香りのひとつで、男性も女性も使いやすい香りです。最近は手持ちの柔軟剤で芳香剤を自作する方も増えています。親しみある香りは居心地のよさと、心の落ち着きを与えてくれます。

石鹸・シャンプーの香りも同様で、清楚・清潔さをイメージさせてくれるため、香りがそばにあるだけで安らぎます。とくに石鹸系は、不快なにおいも軽減してくれるので、タバコを吸う方やにおいに敏感な方にもおすすめです。

甘い香りが好きな方は「ムスク系」

出典:Amazon

「ムスク」や「ホワイトムスク」、「ムスクジャスミン」という香りの名前を耳にされたことのある方も多いのではないでしょうか。ムスク系は石鹸の香り+ほのかな甘い香りが特徴で、時間経過につれて少しずつ香りが変化していくたのしみがあります。

「セクシー」「色っぽい」と説明されることも多く、高級感ある空間にしたい方におすすめです。

さわやかな香りが好きな方は「柑橘系」

柚子・レモン・ミカンなどの香りが好きな方には、フレッシュな柑橘系がおすすめです。

爽やか系のフレグランスは、車内ににおいがあると気持ち悪くなってしまう方や、酔いやすい方にも使いやすい香り。

シトラスなどを選べば、さらに清涼感を感じられます。蒸し暑くなる夏場にはぜひ取り入れてみてください。

女性人気が高い「ココナッツ」や「バニラ系」

濃厚で甘いスイーツのような香りが特徴のココナッツやバニラの香りは、女性に高い人気を誇ります。

インパクトのある香りなので、デートなどで使用すれば、ムードのあるドライブになるでしょう。濃厚な香りはもちろん、あっさりとしたさわやかな香りの商品も販売されているため、自分や相手の好みにあうアイテムを選ぶことが大切です。メンズにももちろんおすすめです。

甘くて華やかな「お花の香り」

出典:Amazon

ラベンダーやカモミール、金木犀などの植物系の香りも定番で人気があります。ラベンダーはふんわりと甘くやわらかい香り、カモミールはりんごのような甘い香り、金木犀はフローラルな甘い香りのなかにスパイシーな香りがあります。

お花の香りは、どんなときでも万人受けします。リラックスしたいときにもおすすめです。

【2】消臭効果があるかチェック

出典:Amazon

「芳香剤を使ってみたい!」と思う場合は、「車内のにおいが気になるからいい香りを……」という期待で使う人も少なくないと思います。ところが、悪臭を取り切れないうちに芳香剤を使うといわゆる「悪臭を香りでごまかす」状態になり、ますます不快なにおいになる可能性があります。

悪臭が気になる場合は、消臭剤配合の芳香剤を使ってみるのもひとつの解決策です。また、その威力がしっかり期待できる消臭剤を集中的に使って、悪臭を取り除いてから芳香剤を使うのも手です。

【3】持続性をチェック

車用芳香剤は、香らない状態になったら買い替え、詰め替えの必要があります。コスパも考えて、香りがどれくらい長持ちするのかをメーカーHPなどでチェックしましょう。

また、芳香剤は香りの強いものよりも、きつすぎない香りの芳香剤のほうが長持ちするといわれています。「すぐなくなる」と感じる方は、香りの強い芳香剤ではなくほんのり香るものを選んでみるのもひとつの方法です。

【4】デザイン性をチェック

出典:Amazon

車内に置く芳香剤は、インテリア性のあるおしゃれなデザインもたくさん。小瓶に入ったものや、珍しい入れ物に入ったタイプもあります。

気に入ったパッケージデザインのものを選ぶのもひとつの方法です。車のなかの装飾と雰囲気を合わせれば、車内がもっとおしゃれになりますよ。

エキスパートのアドバイス

【エキスパートのコメント】

持続時間の目安はしっかり確認しよう

車内芳香剤のほとんどには使用期間が記載されており、短いもので1カ月、長いもので3カ月程度使用できるものもあります。しかし、車内の環境は季節によっても使用状況によっても大きく変わるので、記載してあるとおりの期間は使えない場合もあります。

さらに、香りがすぐに弱くなったと感じる場合は、意外と早くニオイに慣れる嗅覚のせいかもしれません。実際は芳香剤の効果は続いていても、感じ方が変わることで「効果が弱くなった」と勘違いする人もいるでしょう。

効果の持続具合が気になる場合は、ゲルタイプ、固形タイプ、リキッドタイプなど、目に見えて減り方がわかるものを使うのがいいかもしれません。芳香剤自体が残っていれば最初と同じくらい効果は続いています。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)