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【この記事のエキスパート】
アウトドアライター、キャンプブロガー、星のソムリエ®:SAM

アウトドアライター、キャンプブロガー、星のソムリエ®:SAM

キャンプブロガー、アウトドアライター、一般社団法人日本オートキャンプ協会公認インストラクター・講師、星のソムリエ®(星空案内人®)JAXA宇宙教育リーダー、光学機器メーカーマーケティングディレクター。

アウトドア誌、WEBマガジン、企業広報誌、新聞などへの取材協力・執筆活動、CMコーディネートを行っている傍ら、キャンプ体験・キャンプ料理レシピをまとめた自身のWEBサイト「 Sam-Home Sam-Camp / キャンプの宝物を探そう!」(2001年開設)並びにブログ「SAMのLIFEキャンプブログ Doors , In & Out !」(2004年開設)を運営。

サイトは通算700万人以上に利用され、ブログ投稿数は5000記事を超える。

同時に、星のソムリエ®として全国のキャンプ場や観光施設等にて夜の魅力と星空の楽しみを広めている。


この記事ではダッチオーブンの選び方とおすすめ商品を紹介します。ピザやパン、カレーなどの本格的な料理を作ったり、炊飯ができたりします。スノーピークやキャプテンスタッグ、SOTOといった人気ブランドの鋳鉄製などを厳選。初心者向けのシーズニングが不要なステンレス製も!

1台6役⁉ キャンプに便利な万能鍋!
ダッチオーブンとは?

ダッチオーブンとは、アメリカ開拓時代から使われているフタが付いた鋳鉄製の鍋です。炭火のうえに直接のせたりも、フタのうえに炭を置くこともできるため、上下からオーブンのように加熱できます。

密封性が高いため圧力鍋のように使えるのも魅力。煮込み料理や焼き料理のほか、ご飯を炊く、パンを焼くなども可能です。蓄熱性も高いので、料理が冷めにくくキャンプやアウトドアにぴったりのツールです。

アウトドアで本格的な料理を楽しむ!
ダッチオーブンの選び方

アウトドアライターであるSAMさんに取材をして、ダッチオーブンの選び方のポイントを教えていただきました。素材やサイズをよくチェックすることが大切です。ぜひダッチオーブン選びの参考にしてください。

ポイントは下記の4つ。

【1】素材で選ぶ
【2】使うサイズで選ぶ
【3】家庭用かキャンプ・アウトドア用かで選ぶ
【4】ダッチオーブンの形状で選ぶ

上記のポイントをおさえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。

鋳鉄製、黒皮鉄板、ステンレス製
【1】素材で選ぶ

ダッチオーブンといっても以前は原型の「鋳鉄製」だけでしたが、今や「黒皮鉄板」「ステンレス製」が加わり、選択の幅が広がりました。ここでは、素材の選び方についてご紹介します。

アウトドアとしての楽しみ方もできる鋳鉄製

出典:Amazon

鍋の形の型に鉄を流し込み、固めて作られたのが鋳鉄製のダッチオーブンです。重量があり、蓄熱性が高くなっています。

表面にコーティングされたさび止めを落とすために使いはじめはシーズニングが欠かせません。また、さびやすいため使用後はきちんとメンテナンスするのが重要ですが、自分だけのダッチオーブンを作っていく楽しみも味わえます。

熱伝導性が高く使いやすい黒皮鉄板製

出典:Amazon

グレーまたは青黒色の皮膜が特徴的な黒皮皮膜製のダッチオーブンは、油になじむとどんどん黒くなっていきます。シーズニングをすることでさびにくく、長持ちするダッチオーブンになります。

熱伝導性にすぐれているため、業務用の中華なべやフライパンにも使われている素材です。

メンテナンスが楽なステンレス製

出典:Amazon

ステンレス製のダッチオーブンはサビに強く、使用後も洗剤でさっと洗えてお手入れがかんたんです。シーズニングも不要ですぐに使用できます。

キャンプやアウトドア用としてはもちろん、IH熱源に対応したモデルもあるので、家庭用のダッチオーブンとしても選択肢に入ります。

軽量で持ち運びしやすいアルミ製

アルミ素材は軽くてサビない特性のため扱いやすいのが特徴です。軽量で持ち運びがしやすいという特性から「ソロキャンパー」に人気のアイテムでもあります。また、ステンレス製同様、シーズニングが必要ないのも魅力。

しかし、アルミ製は鋳物鉄などのダッチオーブンと比べると火加減が難しく、保温効果も低いので作れる料理が限られてしまう可能性があります。購入前にアルミ製ダッチオーブンの特徴を理解しておく必要がありそうですね。

そのほかの素材にも注目

出典:Amazon

ほかの素材でできたダッチオーブンもあります。たとえば、従来の鋳鉄よりも強度と延性のある鋳鉄技術をもちいて作られた、ダクタイル鋳鉄製のダッチオーブンもあります。ダッチオーブンの厚みが薄いため、軽くて取り扱いしやすいのが魅力です。

ほかにも、ダグタイル鋳鉄製のダッチオーブンは加熱、急に冷めるといった温度差によって発生するヒートショックや衝撃にも強く、割れにくいメリットもあります。

【2】使うサイズで選ぶ

出典:Amazon

鍋類と同じくサイズにもバラエティがあります。もっとも標準的といえるのが、家族単位の食事にもっとも適合する「10インチ」でしょう。10インチであれば3~4人サイズ。

なお、一般的な公開レシピはこの10インチを基準にしているところが多く、そういう意味からも最初に選ぶならばまず10インチからを推奨します。

続いて、2名~3名が目安で、ソロキャンプの場合でもダッチオーブンを使いたいという方なら「8インチ」の選択がいいでしょう。

最後に、ローストチキンなど、鶏を丸ごと一匹入れるような料理をする場合は「12インチ」がベスト。このサイズは思った以上に大きく、さらに重さがあるので、使う頻度はあまり多くないかもしれません。

【3】家庭用かキャンプ・アウトドア用かで選ぶ

ダッチオーブンは家庭用、キャンプ・アウトドア用で選ぶポイントが異なります。用途に応じて選びましょう。

家庭用は対応熱源をチェックしよう

出典:Amazon

アウトドアで使うことを前提としているダッチオーブンですが、家庭で使いたいと思う方も多いでしょう。家庭用として選ぶ際には、「自宅の熱源に対応しているか」とういうことや「本体に脚がついていない」ということを確認します。

鉄やステンレスの場合は、IH対応になっている商品が多いです。しかし、多層構造でなかにアルミや銅が使われている商品だとIH調理器に対応していないこともあります。

また、IH調理器のなかには、くん製料理には使えないなど料理方法に制限がついていることもあるので、公式サイトの記載には目を通しておきましょう。

キャンプ用は機能やメンテナンス方法をチェック

出典:Amazon

キャンプ・アウトドア用のダッチオーブンは、アウトドア環境で使いやすいものを選びましょう。フタのうえにも炭を乗せるため、フタが平たいもののほうが炭を乗せやすくなります。また、炭火に直にダッチオーブンを乗せると安定しないため、ダッチオーブンを乗せられる足やスタンドがあると便利です。

シーズニング(※)やメンテナンスの手間はありますが、鋳鉄製のものを選ぶと蓄熱性も高く、アウトドアの雰囲気にも合います。

※シーズニング:油をひいて野菜くずを炒め油をなじませる作業。製品によってそれぞれ推奨方法が違いますので、各取扱説明書に従ってください。

【4】ダッチオーブンの形状で選ぶ

出典:Amazon

ダッチオーブンの標準形は、弦(ハンドル)が付いた上蓋付きの鉄鍋といっていいでしょう。ただ、もう少し大きい範疇で言えば、

・フライパン型で上蓋もある「スキレット」
・ハンドルがなくココットに似た「サービングポット」
・蓋がスキレット、本体が鍋になっている「コンボクッカー」

これらもダッチオーブンの仲間になります。とくにスキレットはここ数年ブームもあり、一般的にもなじみのものとなりました。

それぞれの用途や特徴があり、複数持てれば理想ですが、あくまでもここでは10インチのハンドル付きを最初の1台としておすすめする対象としておきます。

ダッチオーブンの人気メーカーを紹介

ダッチオーブンはいろいろなメーカーから発売されています。製品選びに迷ったら、メーカーの特徴で選んでみましょう。

安定の品質と手頃な価格帯の「コールマン」

出典:Amazon

コールマンは1900年頃にアメリカ合衆国で生まれた、キャンプ・アウトドア用品の製造・販売するメーカー。日本でも認知度が高いアウトドア用品の総合メーカーですよね。

安定した品質と手ごろな価格帯で、製品ラインナップも非常に豊富。キャンプで必要なものは、だいたいコールマンで全て揃えることができます。キャンプ初心者でも簡単に使えるアイテムが多いので、これからキャンプを始めるという方にもオススメです。

コールマンのダッチオーブンは丈夫な鋳鉄でできている商品がおおいので長く愛用できるのもポイント。焼く、蒸す、揚げる、煮るが可能なのでキャンプの際の料理の幅が広がるはずです。

日本発のアウトドアブランド「スノーピーク」

出典:Amazon

日本の新潟県三条市発のアウトドア総合メーカーのスノーピーク。材質、機能にこだわり、業界トップレベルの品質、洗練されたデザイン性により、国内外で圧倒的な人気を誇ります。キャンプ初心者からキャンプ上級者までの幅広いキャンパー向けに商品を製造・販売しているため、使い続けられるようなキャンプ道具が多いのが魅力。

スノーピークのダッチオーブンも品質にこだわっている分、価格は若干高めに設定されてます。良いものを長く使いたいという志向性の方におすすめです。

初心者から上級者まで選べる「ロッジ」

出典:Amazon

LODGE(ロッジ)はアメリカのメーカーです。キャストアイアン(鋳鉄)の幅広い製品をリリースしています。

ダッチオーブンは代表的な製品で、鋳鉄製のもののほか、シーズニング不要のもの、サイズや形がさまざまなものがそろっています。ダッチオーブンをはじめて購入したい人から、2台目を検討している上級者まで、納得のものが見つかるでしょう。

黒皮鉄板製なら「ユニフレーム」

ユニフレームは、新潟県三条市発祥のアウトドアブランドです。ダッチオーブンをはじめ、幅広いアウトドアツールやファニチャーを展開しています。

ダッチオーブンは熱伝導性の高い黒皮鉄板製のものが幅広くそろっています。同じく黒皮鉄板製のフライパンやスキレットもそろっているので、本格的なアウトドア料理を楽しみたい人にも向いています。

ステンレス製がそろう「ソト」

出典:Amazon

SOTO(ソト)とは、愛知県豊川市にある新富士バーナーが展開するアウトドアブランドです。バーナー会社だからこその、キャンプやアウトドアで使えるバーナー、ランタン、トーチなどの熱源や、ダッチオーブンなどの調理ツールを展開しています。

ダッチオーブンは、メンテナンスしやすいステンレス製のものがそろっているのが特徴です。アウトドア用と家庭用を兼用したい人にも向いています。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)