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【この記事のエキスパート】
フードコーディネーター:佐々木 沙恵子
関西を拠点に、フードスタイリング/テーブルコーディネート/レシピ開発/コラム執筆/イベント企画など、料理と食空間に関わる分野で幅広く活動中。
同時に、イギリス・デンマークで暮らし現地レストランの厨房で働いた経験を活かし、自宅で外国人向け料理教室を運営。
ソースやジャム、離乳食作りから、煮込み料理や汁物など幅広い使い方ができる「ソースパン」。この記事では、ソースパンの選び方とおすすめ商品をご紹介します。野田琺瑯、ル・クルーゼ、ティファールなど人気メーカーの商品をピックアップ! ぜひ参考にしてください。
メリットやミルクパンとの違いも解説
ソースパンとは?
ソースパンは小型の片手鍋で、その名のとおり、おもにソースを作ることが目的。ソースをかける際にはおたまを使用するので注ぎ口が必要なく、注ぎ口がないものが一般的に「ソースパン」とされます。
鍋本体の大きさにも特徴があり、ソースパンの場合は一般的に約18cm前後だといわれています。深さがあるものも多いので、ソースを作る際に混ぜる作業がしやすく、快適にお料理を進めることができるでしょう。
一人暮らしの方や離乳食作りにぴったり!
一人暮らしの人だと、普通の鍋では大きすぎて料理を作ると量が多すぎるというのが悩みの種。ソースパンは小さい鍋なので、少量の調理がしやすいのが大きなメリットです。
お味噌汁も一人分だけ作ることができ、サッとお湯を沸かせるため、茹でる調理も短時間でできます。また赤ちゃんの離乳食も、ソースパンなら少しずつ作れるうえ、取り分けもしやすくて役立つでしょう。
ミルクパンとの違いって?
ソースパンとミルクパンを区別する明確な定義はありませんが、「注ぎ口」があるかないかが大きな違いとなります。ミルクパンの場合は温めたミルクなどを直接カップに注ぐことが多いので注ぎ口が鍋についています。
ミルクパンはソースパンに比べて直径約15cmとやや小ぶりです。
ホーローやステンレスなど素材を要チェック
ソースパンの選び方
ここではソースパンの選び方を紹介していきます!ポイントは以下のとおりです。
【1】サイズ
【2】素材
【3】持ち手の素材や長さ
【4】焦げ付きにくい加工がしてあるか
【5】便利機能
上記のポイントを押さえることで、あなたに合った商品を見つけることができます。ぜひ参考にしてみてください。
【1】使い方や作る量に合わせてサイズを選ぶ
ソースパンとは、小さめの深い片手鍋のことです。名前からソース用の鍋だと勘違いされやすいですが、サイズは1L前後の容量の小さめのものから2L程度のものまでさまざまです。作る量や人数に合わせて選びましょう。
1~2人暮らしなら「1L前後」、作り置きなどには「2L以上」がおすすめ
満水時の容量が2.2Lのソースパンです。煮込み料理などをたくさん作るときなどに重宝します。
コンパクトな1L前後のタイプは、汁物や煮物など幅広い用途で使うことができ、収納場所をとらないので1~2人暮らしの方にもおすすめです。
大きい2L以上のソースパンはカレーやシチューなどの煮込み料理をまとめて作るときなどに便利でしょう。
煮物などは作る量によって鍋のサイズを変えると、調味料を使いすぎることなく効率的に調理できます。
「IHコンロ」は対応できる鍋底の直径を選ぶのがポイント
ほかの鍋やフライパンなどと同じように、ソースパンに使える熱源はIH・ガス火兼用タイプとガス火のみがあります。
IHコンロをお使いのご家庭では、鍋底の直径が小さいと使用できない場合もあるので、注意が必要です。IHコンロのメーカーによって何cm以上ないと使えないか、というのはバラバラなので、必ず対応サイズを確認しましょう。
【2】ソースパンの素材で選ぶ
ソースパンの素材は、「ステンレス製」と「ホーロー製」のものが多いです。それぞれの特徴を知って、使い勝手のよい素材のものを選びましょう。
軽量で耐久性もあり扱いやすい「ステンレス製」
耐久性で選ぶならステンレス製がおすすめです。ほかの素材に比べるとサビに強く軽いので扱いやすいですし、価格も安い商品が多いです。
焦げつきやすかったり熱伝導率が低めなのがデメリット。それをカバーするために熱伝導率のすぐれたアルミが使用されている商品もあります。
おしゃれなデザインが多い「ホーロー製」
おしゃれなデザインが多いホーロー製のソースパンは、熱伝導率にすぐれていて保温性が高いのが特徴です。
余熱で調理することもできるので、煮込み料理などに向いています。インテリアとして飾るのにも向きますし、来客時に鍋ごとサーブしても食卓のアクセントになりますね。重くてキズついたり壊れたりしやすいので、扱いには気をつけましょう。
熱伝導率の高い「アルミ製」
アルミ製のソースパンは、熱伝導性と軽量性にすぐれているのが大きな魅力です。お湯が短時間で沸かせるため、汁ものを1~2人分だけ作りたいときにも役立ちます。また、軽くて扱いやすいのも、うれしいポイント。
ほかの素材よりリーズナブルな価格設定になっている傾向があるため、費用を抑えたい人にもぴったりです。ただし、ステンレスよりは耐久性に劣り、酸・アルカリにも弱いので、酸味のあるジャムやソース作りには向きません。
【3】持ち手の素材や長さもチェック!
ソースパンには、樹脂加工素材や木製の持ち手がつけられています。接続部分がしっかりしていないと、使っているうちにゆるんでしまうことがあるため、きっちり固定されているか確認してください。
また、商品によって、本体と持ち手が同じ素材の一体型になっていることもありますが、その場合は調理時に持ち手が熱くなるため、ミトンなどが必要です。ミトンを使うときは、ガス火との距離が近づきすぎないよう、持ち手がやや長めのソースパンを選びましょう。
【4】焦げ付きにくい加工がしてあると便利
ソースパンには、フッ素(テフロン)加工などのコーティングが施されたものもあります。とくにアルミやステンレス鍋は、焦げ付きやすいので、焦げ付きにくい加工がしてあると汚れも落としやすく、使い勝手がよくなりますよ。
【5】フタや注ぎ口など便利機能があると使いやすい
フタ付きのソースパンなら、煮込み料理や余熱調理も楽しめて、料理の幅が広がります。とくにガラス製のものだと、調理中もフタをしたままなかの様子がチェックできて便利です。
またミルクパン同様に、注ぎ口が設けられた商品もあります。汁ものやソースを鍋から直接器に注げるため、お玉を使う手間が省けてスムーズに食事の準備ができます。
フードコーディネーターのワンポイントアドバイス
【エキスパートのコメント】
使う頻度や料理によって使い分けるのもおすすめ
片手で運べるソースパンは使い勝手がいいので、サイズや素材ちがいで複数もっていると料理によって使い分けできて便利です。同じシリーズでそろえると重ねて収納できるので、あまり場所をとりません。
毎日作る味噌汁や煮物などは扱いやすいステンレス製の小さめのもの、じっくり煮込み料理をしたいときはホーロー製の大きめのもの、などと使い分けてもいいでしょう。