カシオ計算機は7月3日、高機能メタルウオッチ「EDIFICE」の新製品として、ケース厚8.9mmという薄型化を実現した「EQB-1000YD」を発表した。8月8日に発売し、税別価格は45,000円。
EDIFICEは「Speed and Intelligence」をコンセプトとして、もともとはモータースポーツをモチーフとしたメタルウオッチ。今回のEQB-1000YDは、ケースの厚みを8.9mmまで薄くした点が大きな特徴だ。従来モデルで最薄だったEQB-800よりも、4.1mmも薄くなっている。
男性向けのメタルウオッチとしては、ケース厚8.9mmというのはかなり薄い部類だろう。シャツの袖口にも収まりがよく、デザイン的にオンタイムでも使いやすい。
EQB-1000YDで新たに、「ラストラップインジケーター」を備えた。ラップタイムの計測時に、前回タイムとの差を「-5秒~+1秒」の範囲でインダイアルに指し示す。モータースポーツに必須な時刻の正確性とともに、スマホとBluetooth連携したストップウオッチデータ転送など、レースでも活用できる機能の充実にもこだわったとしている。
フェイス周りでは、フラットなベゼルにシャープなラグを組み合わせ、精巧感のあるスリムなフォルムに躍動感を与えたという。電力は光発電で、遮光分散型ソーラーパネルを最適化し、インダイアル部のみに配置したソーラーパネルで十分な発電量が得られるようになった。これによって、メタル製の文字板を使えるようになり、さらに上質なヘアライン仕上げとしている。
スマートフォンとのBluetooth連携機能も搭載。スマホアプリのグラフィカルな画面から直感的に、約300都市のワールドタイム、時刻修正、上述のストップウォッチデータ転送といった機能の設定・使用が可能だ。ワールドタイム機能では、設定した2都市の時刻を文字板に同時に表示できる。