京セラとライオンは7月3日、ソニーが手がけるスタートアップ支援プログラム「Sony Startup Acceleration Program」を通じて、子ども向け仕上げ磨き専用ハブラシ「Possi(ポッシ)」を開発したと発表した。
Possiは、「子どもが嫌がる歯磨きを楽しい時間に変える」をコンセプトに開発された歯ブラシ。電気信号を振動(音)に変換する圧電セラミック素子をヘッド部分に埋め込んだ。ブラシが歯に当たると、ヘッド部分から歯に振動が伝わり、Possiを使っている人にだけ音楽が聞こえるという(ヘッド部分が歯や口腔内に触れている間のみ)。
音楽は、パッケージ付属のオーディオケーブルでPossiと接続したスマートフォンや音楽プレーヤーから再生する。振動は音楽を楽しむために搭載しているため、電動歯ブラシとしては使えない。また、完全防水ではないため、お風呂場での使用は推奨しない。
本体サイズは約40×46×153mm、重さは約60g。単5形乾電池×2で、1カ月ほど動作する(1回2分、1日2回使う場合)。ブラシ部分は付け替え式。
Possiはソニーのクラウドファンディングサイト「First Flight」にて、支援募集を開始している。支援の受け付けは2019年9月3日まで。本体(ブラシ装着済み)と替えブラシ×3が入ったパッケージで、価格は税込17,500円。先着300台限定で、14,800円(先着300台)で提供する。クラウドファンディングでの目標金額は2000万円。未達の場合は販売を見送り、支援者に全額を返金する予定だ。