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【この記事のエキスパート】
防災・危機管理ファシリテーター&編集ライター:南部 優子
出版社の編集・執筆、地域NPOの政策企画・広報、危機管理コンサルタントを経て独立。 多彩な分野でファシリテーター兼編集ライターとして活動中。
編集・執筆の経験を生かした計画・マニュアルなどの各種資料作成・製本・出版や、企画会議運営・板書経験を活用したワークショップ・イベントの設計・運営、防災コンサルタント経験による各種調査・研究・組織開発支援など、公共団体や研究機関・企業・NPOとのプロジェクトを数多く実施している。
地震などの災害が起きたとき、防災スリッパを部屋や枕元に置いておけば、避難中や片付け時ににガラスやがれきなど足元を守ってくれます。この記事では、防災スリッパの選び方とおすすめの商品をご紹介。避難所で使えるタイプもピックアップしました。
災害発生から発生後まで必要な防災グッズ
防災スリッパの選び方
防災ファシリテーターの南部優子からのアドバイスをもとに、防災スリッパを選ぶときのポイントをご紹介します。
【1】使うシーンに合わせて防災スリッパの種類で選ぶ
【2】暗闇でも履きやすく、移動時は脱げにくいものを選ぶ
【3】衛生的に使えるものを選ぶ
上記のポイントを押さえて、あなたに合った防災スリッパをさがしていきましょう。
【1】使うシーンに合わせて防災スリッパの種類で選ぶ
地震などの災害発生時や家を片付けるときなど怪我の恐れがあるところで履くのか、事態が落ち着いたあとに避難所で履くのか、使うシーンや目的によって選ぶべきスリッパの種類が変わります。
地震直後や片付け時|危険物から足を守る「踏み抜き防止タイプ」を選ぶ
【エキスパートのコメント】
大きな地震が発生したとき、部屋にはものが散乱します。天井や壁が崩れたり、照明器具が落ちてきたり、ガラスが飛散したり、食器が散乱したりと、床の上はかなり危険な状態になります。また、避難所までの外の道も、なにが落ちているかわからないなかを進まなくてはなりません。
普通のスリッパだと、踏んだときにガレキが突き抜けて負傷するおそれがあります。このため、防災スリッパは踏み抜き防止(貫通防止)機能がついた素材を使ったものが安心です。スリッパそのもので探しにくい場合は、インソールを踏み抜き防止のものにする方法もあります。
耐踏み抜き性能については、JIS規格かJSAA規格の基準以上のものを購入するようにしましょう。
避難所用|コンパクトに収納できるものを選ぶ
【エキスパートのコメント】
避難所での生活は、体育館などに集団で身を寄せることになります。トイレが外にあるなど、避難所の床は出入りする人の泥やホコリがあって汚れやすくなっています。
避難所のスリッパは、室内を土足で汚さないためにとても重要なアイテムとなります。このため、自宅での危険防止用とは別に、避難所での生活用のスリッパを、非常持ち出し袋に入れておくことをおすすめします。
大勢の避難者がいる場所で使うスリッパは、出入り口に脱ぎっぱなしにしておかず、土足に履き替えたとき手に持っておけるよう、携帯性・収納性にすぐれたものがよいでしょう。
【2】暗闇でも履きやすく、移動時は脱げにくいものを選ぶ
【エキスパートのコメント】
地震は突然やってきます。真っ暗のなか、手探りで身の回りのものを探すような状態になることも考えられます。足を保護するものも、暗闇でもさっと履けることが重要ですから、普通の室内スリッパと同じように足を入れるだけで履ける形のほうが使いやすいです。
ただ、スリッパは足を持ち上げたときに脱げやすいため、できるだけ足が固定しやすい形状のものを選ぶようにしましょう。
たとえば、甲の部分が深めになっていたり、非常時だけかかとにベルトがつけられるタイプだと足が固定しやすくなります。かかとを踏んでも履けるスニーカーやスリッポンをスリッパ代わりに使うこともできます。
【3】衛生的に使えるものを選ぶ
特に夏場の災害時には、汗や湿気がこもりやすく、衛生面や臭いが気になりますよね。スリッパ自体に消臭・抗菌加工が施されているものなら、そんな状況下でも安心して使えます。長期の避難生活に備えるなら、衛生的に使えるものを選びましょう。
また、手洗いできるスリッパもあります。片付けの後に汗や泥で汚れたスリッパも、きれいに洗うことができれば普段使いもできます。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)