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【この記事のエキスパート】
フリーアナウンサー・和酒コーディネーター:あおい有紀

フリーアナウンサー・和酒コーディネーター:あおい有紀

テレビ、ラジオなど各媒体で活躍する一方、日本の食や和酒の魅力、食事マナーの発信を積極的に行い、大切さ、楽しみ方を国内外に伝えている。

フィールドワークを信条とし、全国の酒蔵や田んぼに300回以上足を運ぶ。

酒蔵ツアーや日本文化×日本酒のコラボイベント、様々な国籍の料理×日本酒のマリアージュイベントなどの企画・主催をはじめ、日本酒・焼酎コラム連載、全国各地での講演、セミナー講師、トークショー、ファシリテーター、イベント司会多数。モルディブ、香港など海外でも日本酒セミナー講師を務める。日本酒、梅酒のコンテスト審査員も毎年務める。
Club Gastronomic Sake主宰。日本酒造青年協議会「酒サムライ」叙任。
日本酒蔵ツーリズム推進協議会 民間委員。


たくさんの銘柄がある日本酒。この記事では、和酒コーディネーターのあおい有紀さんにお話をうかがい、若い人や初心者向けの日本酒選びのポイント、初心者におすすめの日本酒、ユーザーの口コミをご紹介します。あわせて、日本酒の基礎知識も解説。

まずは知っておこう!
日本酒の基礎知識

まずは、日本酒の種類や味わいの違いなど、日本酒の基礎知識を知っておきましょう。おいしい日本酒、自分の好みに合う日本酒を探しやすくなりますよ。

本醸造酒、特別純米酒、純米大吟醸酒など
日本酒の種類は?

まずは日本酒の種類について知っておきましょう。日本酒は、米、米麹、醸造アルコールを原料として製造されており、精米歩合(原料である米を精米して残った割合のこと。精米歩合40%は、米の外側60%を削って、残ったのが40%という意味)と醸造アルコールの添加割合の組み合わせで、表のとおりに分けられます。

醸造アルコールを添加しない純米酒は、米の旨みやコクが味わえ、醸造アルコールを添加する醸造酒は、すっきりした口あたりが楽しめます。そして、精米歩合が高い日本酒ほど、香りが引き立ちフルーティーで口あたりがよいとされ、飲みやすく感じることでしょう。

また、一般的に大吟醸酒や吟醸酒は、燗酒よりも冷や(常温)や冷酒での飲み方に、純米酒や本醸造酒は、冷や(常温)から燗酒に向いているといわれます。あくまでも一般的な傾向なので、銘柄ごとに確かめてみてください。

味わいも異なる
「甘口」「辛口」って?

日本酒は、大きく甘口と辛口に分けられますが、日本酒度と酸度のバランスによって、さらに濃醇(のうじゅん=深い味わいやたしかなコクがあること)と淡麗(たんれい=癖が少なく、すっきり・さっぱりしていること)に分けられます。

初心者にとって、甘口か辛口かは、日本酒を選ぶ大事なポイントになると思いますので、表をよく覚えておいてください。

日本酒度は、甘口や辛口の目安になる数値。日本酒度がマイナス=糖分が多く甘口に、プラス=糖分が少なく辛口になります。

酸度は、日本酒に含まれるクエン酸やリンゴ酸などの酸がどのぐらい含まれるかを相対的に表す数値で、日本酒の酸味や旨味を表すものです。酸度が高いほど濃厚で辛い味わい、酸度が低いほど淡麗で甘い味わいになります。

飲みやすいものを選ぼう
初心者向け日本酒の選び方

出典:Amazon

和酒コーディネーター・あおい有紀さんへの取材をもとに、初心者向けの日本酒を選ぶときのポイントをご紹介します。ポイントは下記。

【1】ラベルをチェックしよう
【2】見た目の好みで選んでもOK!
【3】詳しい人に教えてもらうのもあり!

上記のポイントを押さえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。

精米歩合、日本酒度、酸度
【1】ラベルをチェックしよう

日本酒のラベルには、味わいが連想できるさまざまな情報が記載されています。ここからは、初心者がチェックすべきラベルのポイントをご紹介します。

精米歩合

ラベルに記載されている「精米歩合」とは、精米して残った米の割合を表したものです。精米歩合と醸造アルコールの添加割合の組み合わせで、日本酒の種類が変わるのは前述のとおり。

【エキスパートのコメント】

精米歩合の%が低いほど米の外側(糠の部分)を多く削っています。そのため、精米歩合の%が低いほど雑味が少なくクリアですっきりとした味わい、精米歩合の%が高いほど複雑味がありしっかりしたボディとなる傾向にあります。

また、日本酒度、酸度が表示されている場合は、その数値を見て、甘い、甘酸っぱい、キレがよいなど、ある程度味のタイプをイメージすることができます。

【2】見た目の好みで選んでもOK!

出典:Amazon

【エキスパートのコメント】

ラベルを見てジャケ買いする、というのもひとつの方法。最近はかわいいイラストや、ワインのようにオシャレなラベルも増えています。

蔵元としても、日本酒の前にある壁を取り払い、新たな層の人達にもっと飲んでもらいたい、という想いがあるためです。かわいいイラストや、おしゃれなラベルのお酒は、初心者にも入りやすい味わいが多い傾向にあるので、チャレンジしてみてはいかがでしょう。

【3】詳しい人に教えてもらうのもあり!

【エキスパートのコメント】

初心者にとって、はじめから自力で好みの味わいのお酒を探すのはなかなか難しいもの。まずは日本酒に力を入れている居酒屋、もしくは酒店で、店主やスタッフに好みの味わいをお伝えし、おすすめの銘柄を飲んでみるといいかもしれません。

その体験を繰り返す中で、気に入った味わいのお酒ラベルをスマホで撮影するなどして記憶していくと、少しずつレパートリーが増えていきます。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)