ヘルスアンドライツはこのほど、夫婦に向けた妊活に関する書籍「やさしく 正しい 妊活大事典」(税込1,620円)をプレジデント社から出版した。
同書は、Twitterで話題になった「#夫の不妊バイブル」を書籍化したもの。同社では2018年8月、「夫婦で不妊治療に取り組みたいが、夫が向き合ってくれない」といった声に応えるために、PDF資料「夫の不妊バイブル」を無料公開した。Twitterでも話題となり、ダウンロード数は1万を超えるなど、大きな反響があったという。
読者からは、「不妊治療を始める前に知っておきたい情報がたくさん載っていた」などの感想が寄せられた。こうした声を参考に、不妊だけではなく、妊活の第一歩を歩み始めるタイミングから読んでほしい情報をまとめた同書を発売した。
日本では現在、女性の社会進出が進み、「妊娠適齢期」における妊活をすることが難しい現状がある。「妊娠」にはタイムリミットがあるため、正しい知識を持ち、必要であれば医療を活用しつつの妊活が望ましいとのこと。
しかし日本では「性」の話題はタブー視され、妊活においても「スピリチュアル」な要素を含ませてオブラートをかける傾向があるという。同書ではそのような妊活に一石を投じ、医学的な根拠を持って正しく妊活を進めることの重要性を伝えている。
「妊活」や「不妊治療」は、女性を中心に進むことが多いが、男性側にも原因がある割合は48%にものぼるという。同書では、男性も理解しておくべき妊娠のメカニズムから、体外受精、パートナーのメンタルケア、不妊治療の金額まで網羅している。