東京メトロとスポットツアーはこのほど、観光案内アプリ「SpotTour」の実証実験を開始した。「SpotTour」は地域内の観光スポットを巡るコースを利用者に提供するアプリ。さまざまなコースが「ツアー」の呼称で登録され、各スポットの情報を画像・動画等で確認できる。

  • 東京メトロで「SpotTour」の実証実験が始まる

  • 「SpotTour」の使い方イメージ

「SpotTour」では、巡ってみたいツアーを選び、アプリの案内に従って実際に観光スポットを訪ねることで、さらに詳しい情報も閲覧できる。その場所に行ったことを示すデジタルスタンプを集めるスタンプラリー機能や、訪問履歴を残す機能もある。ツアーで巡ったスポットの経路と時間を画像にして写真と一緒にスマホに保存でき、SNSにも簡単に投稿できる。

実証実験では、この「SpotTour」を用いた沿線地域の観光需要創出の可能性を検証。第1弾として、東京メトロの従来型スタンプラリー「駅から始まるさんぽ道」の春コース(4~6月実施)に新たなスポットを追加した「SpotTour」独自のツアー3コースをアプリ内で公開する。アプリを利用して各コースを達成すると、達成したコースの数に応じて商品が変わる抽選に応募できる。商品は1コース達成賞が東京メトロ24時間券(500名)、3コース達成賞がSKYCIRCUSサンシャイン60展望台チケット(50組100名)など。

第1弾コース実施期間は2020年3月31日まで。両社は今後も「SpotTour」内のツアーの拡充を進めるとしている。