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【この記事のエキスパート】
文房具ライター:きだて たく
最新機能系から駄雑貨系おもちゃ文具まで、なんでも使い倒してレビューする文房具ライター。
極端な悪筆と工作下手がコンプレックスゆえに自分を助けてくれる便利な文房具を探し求め続けており、その活動の結果得られた情報を雑誌・WEBなどの媒体で公開している。
文房具に関する著書多数。近著には『この10年でいちばん重要な文房具はこれだ決定会議』(共著 スモール出版)がある。
自立するペンケースなら、机の上のスペースを広々と使えて、中身も一目瞭然。持ち運びしやすく、学校やビジネスシーンで大活躍します。この記事では、立つペンケースの選び方とおすすめ商品をご紹介。大容量やおしゃれでかわいいデザインもあります。
文房具ライターに聞く
立つペンケースの選び方
スタンドペンケースとも呼ばれる立つペンケース。勉強で文房具を使う小学生から高校生まで幅広く利用されています。文房具ライターのきだて たくさんに選ぶときのポイントを教えてもらいました。
【1】タイプ
【2】使いやすさ
【3】サイズ
【4】デザイン
これらのポイントをおさえて、自分好みのアイテムを見つけましょう。一つずつ解説していきます。
【1】使い心地のいい開閉タイプを選ぶ
立つペンケースの使い心地は、勉強やビジネスの書類作成など作業効率にも影響します。一言で「立つ」といっても、立たせ方はさまざま。ここでは、代表的な3つのタイプを紹介します。
安定感があって倒れない「折り返しタイプ」
ファスナーを開いて折り曲げるタイプは、立つペンケースの元祖です。上部分を折り曲げると、そこのマチ部分も広がってペン立て状になります。
完全に折り曲げてスタンド状にしてもいいですし、少しファスナーを開けて必要な文具だけ取り出すこともできるので便利です。ファスナーを閉めれば、フラットになるため、コンパクトに持ち運びたい人に向いているタイプになります。
かぶせてスタンド状に使える「スライド型タイプ」
ファスナーを開けて、上部を下部へスライドさせるように引き下げるとペンスタンドになります。その仕組みからスライドペンケースとも呼ばれています。
見た目がコンパクトになるだけではなく、長さのあるペンや定規、ハサミなども取り出しやすいのも魅力。
雨が降っても問題ない「プッシュタイプ」
筒状態のプッシュタイプは、上部のファスナーを開けて、底をぐっと押しつければスタンド状になります。上部の蓋に消しゴムをはさんで収納できるため、底に落ちてしまって取り出しにくいというトラブルもありません。
容量は少ないため、多くの本数を収納することにはあまり向いていませんが、必要なものだけ持ち運びたい人におすすめです。シリコン素材を使用しているタイプが多く、水にぬれるようなことがあっても安心です。
【2】使いやすさで選ぶ
立てて収納できる立つペンケースは、ペン以外の収納にも活用できます。ガジェット(電子機器)や化粧品、メガネなどの収納にも使える立つペンケースの選び方のポイントを紹介しましょう。
「ポケット収納」や「仕切り板」で小物を整理
消しゴムやふせんなどを収納できるポケットがついている立つペンケースだと、探す手間が省けて便利ですよ。
また、こうした機能を生かして、メイクブラシやリップなどを入れて化粧ポーチとしての利用もできます。クッション性のあるペンケースを選べば、入れたアイテムを衝撃から守ってくれるので安心です。
「底のマチ」が大きければ安定感アップ
立つペンケースの種類は豊富で、使われている素材もさまざまです。ボックスタイプのように底のマチが大きいタイプやプラスチックのようなかたい素材でできたタイプなら、安定感があって倒れにくいためデリケートなアイテムの収納にも役立ちます。
衝撃から守ってくれるのでメガネケースとしても便利ですし、カバンのなかで押しつぶされることがないので、絵筆入れにも適しているでしょう。
「閉じたまま自立」するのが便利
閉じたままで自立できるタイプであれば、ちょっと机の端に移動させるときも、そのまま状態のまま動かして移動できます。
折り返したり、スライドさせたりすることなく自立すれば、デスクに置いていても邪魔になりにくいですよ。
【3】収納するものをイメージしてサイズ選ぼう
コンパクトタイプ、ラージタイプ、大容量タイプまで、サイズごとの用途と特徴を紹介します。
必要最低限なら「コンパクトタイプ」
ペンケースをシンプルにしたいという方は、コンパクトタイプを選びましょう。なかには2~3本しか入らないタイプもあり、余計なペンを増やさないことを前提としたミニマリストな思考の方にもおすすめ。
また、ペンをそのままカバンの中にいれてしまうと、なかなか見つからないなんてことも。カバンの中をガサゴソ探しているうちに、インクが漏れてカバンが汚れてしまう可能性もあるので、しっかりペンケースにいれておきましょう。
ハサミや定規なども入れるなら「ラージサイズ」
ペンだけでなく、そのほかの文房具も入れたいという方におすすめです。とくに仕事で利用するものは、ペンだけではありませんよね。ハサミやホチキス、スティックのりなどもよく使うものではないでしょうか。そこまで収納したい場合には、ラージサイズがおすすめです。
文具以外も収納するなら大容量の「ポーチタイプ」
ラージサイズより更に大きいサイズを選択する場合は、身だしなみを整えるような、化粧品なども一緒に収納してしまいたい場合です。意外と化粧品ポーチよりも、ポケットや内側の仕切りなどが使いやすく、細かなブラシなども整理整頓できるのでおすすめですよ。
【4】デザインで選ぶ
使うシーンに合わせてデザインを選ぶようにしましょう。ビジネスシーンであれば、品の良さをアピールできるシンプルなものがおすすめ。色は、落ち着いた印象のブラックやブラウンなどがいいですね。
プライベートで使う場合は、好みに合わせて選びましょう。動物のフォルムをしたタイプや、ディズニーやサンリオなどのキャラクターが描かれているタイプもあります。
筆記具以外の文房具が沈まない工夫に注目
【エキスパートのコメント】
立つペンケースを立たせて使っているときに、細長いペン型以外の小さな文房具(消しゴムやふせんなど)が底に沈んで取りにくくならないような工夫が施されているかチェックしましょう。
多くは専用のポケットが付属していますが、位置によっては取り出しにくかったり、容量が足りなかったりすることもあります。
立つペンケースを使うシーンを想像して、収納するポケットの位置や形状を確認しておくことで、立つペンケースとしての機能をより生かすことができるでしょう。