Indeed Japanは6月26日、求職者の「仕事探しの時期」に関する調査結果を発表した。調査期間は2013年1月~2019年4月。

  • 各月におけるIndeedでの職種別の検索割合(6年間平均)

    各月におけるIndeedでの職種別の検索割合(6年間平均)

同調査では、1年のうちで転職を希望する求職者や第二新卒者が求人検索をする時期のサイクル・職種別の傾向について、6年間のデータをもとに分析。また厚生労働省による「一般職業紹介状況」の統計データと比較し、転職に向けた求人検索の最適な時期について調べた。

それによると、代表的な5つの職種(営業・マーケティング・経理・人事・事務)が最も多く検索されているのは3月(5業種平均9.75%)、次は4月(同9.25%)となり、特にマーケティングは3月と4月の検索割合が多いことがわかった。同調査では「多くの企業の年度末である3月に、新年度の配属や業務を見据えて転職を考える人がこの時期に求人検索をしていると考えられる」と推測している。一方、最も検索割合が少ない月は5職種共通して12月(7.12%)だった。

「第二新卒」・「既卒」のキーワード検索が一番多いのは4月(6年間平均11.49%)。同調査では「4月に新卒で入社した企業に対するミスマッチなどから、早々に転職を検討する人がこの時期に検索をしている可能性が考えられる」とみている。

また厚生労働省の統計データ「一般職業紹介状況」(2013年~2018年)から、各月の「求人倍率」(「新規求職数」に対する「新規求人数」の割合)を算出したところ、12月(6年間平均1.99倍)が最も高いことが判明。12月は求職者の検索割合が低いことを考慮すると、「12月は転職に向けた求人検索の"狙い目"の月と言える」(Indeed)としている。