コカ・コーラシステムは6月26日、緑茶ブランド「綾鷹」が東京2020オリンピック公式緑茶になったことを記念し、「綾鷹」東京2020に向けた戦略発表会を開催した。

  • 発表会には、狂言師の野村萬斎さん、女優の吉岡里帆さんが登場

同イベントには、「綾鷹」新ブランドアンバサダーに就任した狂言師の野村萬斎さん、2017年から「綾鷹」ブランドアンバサダーを務める女優の吉岡里帆さんが登壇した。

イベントでは2020年に向けた「綾鷹」のブランド戦略に関するプレゼンテーションを実施。6月18日から放映している新CMも上映した。同CMは"心をととのえる"をテーマにしたもので、東京2020大会開会式・閉会式 チーフ・エグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクターである野村さんが出演している。

CM上映のほか、大舞台を前にした際の「心のととのえ方」にまつわるトークセッションを吉岡さんとともに行う場面も。野村さんは、深呼吸をすることに加え、仕事の楽屋などでもお茶を飲んで気持ちを落ち着かせているという。吉岡さんは、緊張する現場を乗り切るときには中指のツボを押していると明かし、会場を盛り上げた。

  • 「心のととのえ方」にまつわるトークセッションも実施

野村さんは、新アンバサダー就任にあたって「お茶という日本の文化をこういった形で表現できることは非常に光栄です」とコメント。また、常に良い姿勢を保っているため、現場のスタッフから「リラックスしていますか? 」と気遣われたというCM撮影時のエピソードも語った。

続いて、「綾鷹」が東京2020オリンピック公式緑茶になったことを記念し、6月17日から全国で発売している東京2020オリンピック記念デザインボトルも改めてお披露目。

  • 東京2020オリンピック記念デザインボトルを改めて披露

同商品を飲んだ野村さんは「にごりによるうまみは綾鷹ならでは」と感想を述べた。吉岡さんは「口当たりが柔らかく、どんな料理にも合いそう。記念デザインボトルということでオリンピックが迫ってきていると実感します」と語った。

イベント終盤には「綾鷹」の開発協力を行う京都・宇治の老舗茶舗「上林春松本店」代表の上林秀敏さんによるお茶いれの指導が行われた。本格的なお茶いれを初めて体験したという吉岡さんから緊張の面持ちで振る舞われたお茶を飲んだ野村さんは「急須でいれるとやはり美味しいですね」と感想を述べた。

  • 「上林春松本店」代表の上林秀敏さん(左)による指導のもと、吉岡さんが本格的なお茶いれを体験

上林さんも、「自分が普段何気なくいれているお茶よりも美味しいかもしれません」とコメント。2人の感想を受け、吉岡さんは「感無量です。誰かに飲んでもらうためにいれるお茶って素敵ですね」と笑顔を見せた。

イベントのラストに2020年への目標について聞かれた野村さんは、「一同で選手をもてなし、お茶をはじめとした日本文化を発信するきっかけにできれば」と回答。吉岡さんは「『綾鷹』を通してたくさんの方に日本の良さを伝えていくとともに、お茶を飲んで心をととのえながら日々ていねいに頑張っていきます」と話し、イベントを締めくくった。