◆本記事はプロモーションが含まれています。
【この記事のエキスパート】
住まいづくりナビゲーター/一級建築士・インテリアコーディネーター:神村 さゆり
住宅メーカー、ゼネコン設計部、設計事務所等で約300棟の新築設計実績と現場代理人女性としては希少な現場監督経験を生かしリフォーム物件も約70棟手がける。
住宅や暮らし方、環境整備をテーマに、これまで一般企業研修・公的機関・学校等にて講師としてこれまで述べ5000人以上を指導。
整理収納アドバイザー、ルームスタイリスト資格認定講師として800名余の資格者を認定。また資格試験対策として二級建築士やインテリアコーディネーターの受験指導も行っている。手描き図面やイラストでのプレゼンにも定評があり、多くの文具を試してきた。
多趣味が高じて醗酵教室や手抜き家事教室を開催し好評を得ている。
子ども3人。A型・獅子座
インパクトレンチは回転方向に打撃を加えることで大きなボルトやナットを高いトルクで締めることができる電動工具です。そのため、自動車整備でのタイヤ交換やバッテリー交換に重宝されています。この記事では、インパクトレンチの選び方とおすすめ商品をご紹介します。
インパクトレンチを使う注意点
自動車やバイクなど、タイヤ交換にもインパクトレンチは活躍します。注意点として、ナットや六角ボルトを緩めるときは、インパクトレンチのみでもよいですが、締めるときには最後は手動でおこなうということです。
インパクトレンチは仮止めまで使用し、最後はトルクレンチを使って、しっかりとナットの締め込みの強さを調整しながら作業をしましょう。製品によって、それぞれ機能の違いがあるので付加価値にも着目して選びましょう。
インパクトレンチの選び方
それでは、インパクトレンチの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の3つ。
【1】電源の供給方式
【2】トルク
【3】サイズ・重量
上記の3つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】電源の供給方式をチェック
インパクトレンチの種類は、充電式とAC電源式の2タイプになります。使用シーンをイメージして選んでくださいね。
充電式
インパクトレンチの主流は充電式です。コードがないので取り回しがよく、作業場所を選ばずに使用できるのがメリット。屋内でも屋外でも使えます。
ただしバッテリーを装着するため、本体が重たくなるのが特徴。金額的にも従来のAC電源式より高めです。
大手メーカーの製品はほかの機種にもバッテリーの使い回しができるので、複数のインパクトレンチを保有したい方にはコスト削減になるでしょう。
AC電源式
コストをかけたくない方や高いトルクが必要な場合はAC電源式が適しています。またバッテリーの残量を気にせずに作業できる点もメリットです。
ただし、電源の取れる場所でしか作業できないのが特徴。コンセントから離れた場所で作業するときは、延長コードが必要になります。またコードがついているので、取り回しに慣れていないと扱いにくいでしょう。
【2】トルクをチェック
インパクトレンチで重要なのはトルクです。トルクとは物体を回転させる力のことです。六角ボルトは径の大きいものが多く、ハンドツールでは相当な体力を消耗してしまいます。パワーが不足してしまうと工具としては不充分です。
また、あまりにもパワーが過大だとボルトが破断してしまう恐れもあります。インパクトレンチにはトルクの切り替えを備えているのも多いので、必要なトルクを確認することです。
また、合わせて確認したいことは締め付けトルクと逆転トルクのエネルギー力です。締め付けトルクはボルトを締め付けるパワーのことで、トルク数の高いインパクトレンチほど性能が高く、家庭用で使うなら200~250N・mが目安。
逆転トルクはボルトを緩めるときにインパクトレンチを反対方向へ回転させるパワーのことです。ボルトがサビついたときは締めたときより高い逆転トルクが必要で、購入するときはスペックの逆転トルクの数値もチェックしてください。
【3】サイズ・重量をチェック
体力のある方は問題ないかと思いますが、女性などの力が弱い人は電動工具を片手で持つにもひと苦労します。充電式は取り扱いしやすくても、バッテリーの分だけ重くなります。
また、軽量な製品はその分、トルクの不足・ソケットが薄く壊れやすい・連続作業ができないなどの欠点があります。AC電源式は充電式にくらべ軽いため、電源の確保が容易であれば採用するのもいいでしょう。
頻繁にインパクトレンチを使わない場合や家庭用として使うなら、コンパクトで作業しやすく、小回りできるものがおすすめです。コンパクトな製品は自ずとバッテリーのパワーやサイズも小さくなるので用途に合わせて選びましょう。
エキスパートのアドバイス
【エキスパートのコメント】
インパクトレンチはDIYではほとんど出番はないかもしれませんが、特殊な使い方などはないので誰でも使いこなせると思います。くれぐれもオーバースペックにならないように機種を選んでください。大は小を兼ねるといいますが、これに関しては大は小を破断する、と心得たほうがよいでしょう。
建設現場でおもに使用されるのは鉄骨の高力ボルトの締め付けです。これはボルトの先端を破断させて締め付けを確保するものですから、プロ用はこれに耐えうるほどの力があります。個人で使う分には自動車用品の工具で充分と思われます。
人気メーカー・ブランドの特徴
はじめてインパクトレンチを購入する人は、『どこがいい?』、『どのメーカーがいい?』と悩んでしまう人もいるはず。安心して使いたいなら人気の主要メーカーを購入してみてはいかがでしょうか。
マキタ(MAKITA)
「マキタ」は木工機械や園芸工具、エアツールなどの充電用工具を幅広く扱っている総合電動工具メーカー。マキタのインパクトレンチは、小型サイズのものからプロ用の強力なものまで豊富にそろっています。
とくに人気なのが独自開発したリチウムイオンバッテリーを使ったインパクトレンチです。また同じボルト数のマキタ製品ならバッテリーを使い回せるので、必要に応じて切り替えて使えます。
ハイコーキ(HiKOKI)
「ハイコーキ」とは、もとは電気機器メーカーの日立に属している会社でした。小型でコンパクトでもパワフルで強力なインパクトレンチが人気です。
ラインナップも豊富で、握りやすい細径ハンドル設計のものや、締めつけモード切り替え機能つきのものなど、用途に応じて選べます。注目は冷却効果の高い「最適新風路設計」を取り入れたモデルです。
ボッシュ(BOSCH)
「ボッシュ」は世界シェアをリードするドイツのメーカーです。つくりが強固でおしゃれなデザインのものが多く、使いやすいプロ用のインパクトレンチがそろっています。
「ECP」機能を採用しており、過放電や過充電、オーバーヒートなどからの保護に力を入れているのが特徴です。強力で扱いやすいインパクトレンチを探している方に向いています。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)