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【この記事のエキスパート】
フードアナリスト/食育スペシャリスト:とけいじ千絵
「審食美眼(=食に対する審美眼)を磨き、彩りある食生活を」をモットーに、『審食美眼塾』を主宰する食のスペシャリスト。
専門は、味覚&食育。企業の商品開発、飲食店コンサル業務の傍ら、「味覚」に特化した新しい食育に取り組む。
特に、離乳期・幼児期から味覚を育てることを目的とした「子どもの味覚の育て方」講座は、毎回募集開始すぐに満席という予約のとれない講座として人気を博し、情熱と理論を携えた独自の視点での講座は、多くの父母から支持されている。
現在は、セミナー講師、保育施設給食監修をはじめ、各種メディアで活躍中。企業向けのセミナー・研修、大規模講演も大変好評である。
食育スペシャリストのとけいじ千絵さんに聞いた、9カ月・10カ月・11カ月ごろのベビーフードの選び方とおすすめ商品を紹介します。ベビーフードがあれば、普段調理しない食材やごはんを食べさせてあげられますし、外出時にも持ち運べます。ベビーフードをうまく活用して!
パッケージのタイプはどれがいい?
タイプ別診断で発見!あなたにピッタリのベビーフードは?
市販のベビーフードは、カップ容器に入ったタイプ、瓶タイプ、パウチタイプや粉末タイプなどとパッケージの種類も豊富です。家や外出先などの利用シーンや、どんな使い方をしたいかにより最適なものが異なるので、以下でチェックしていきましょう。
カップ・瓶タイプ
カップタイプは、そのまま容器として使うことができるタイプ。なかにはスプーンが付属されている商品もあり、外出先で活躍します。瓶タイプも同じく容器不要で与えられます。
ただし、容器が付属しているぶん、ほかのタイプよりも価格が割高な傾向にあります。
パウチ・レトルトタイプ
パウチタイプやレトルトタイプは、持ち運びや保管に場所を取らないのが魅力。常温で食べられるものもあり種類が豊富です。手作りする時間がないときや非常用にストックしておくのにもぴったり。
ただし、基本的にお皿に移す必要がある点に注意。外で食べさせるときは、口付きパウチや自立する形状のものがおすすめです。
粉末・フリーズドライタイプ
粉末タイプやフリーズドライタイプは、お湯をかけて液体状にするタイプの離乳食。量の調整がしやすいので、離乳食を開始したばかりの食べられる量が少ない赤ちゃんに向いています。
またアレンジもしやすく、ほかの離乳食と組み合わせてちょっと使いすることもできます。
【9~11カ月向け】ベビーフードの選び方
ここからは、食育スペシャリストのとけいじ千絵さんに聞いた、9~11カ月向けベビーフードの選び方を紹介します。
使うシーン・目的に合わせて選ぶ
【エキスパートのコメント】
1日3回食になると食事の準備がたいへんになって、疲れてしまう方も多いのではないでしょうか。そんなときこそベビーフードを使ってみてください。
外出のときは、持ち運びに便利な軽量のパウチタイプやフタができる瓶タイプを。お湯でかんたんに戻せるフリーズドライのベビーフードは、ソースのように使うこともできます。また、おかゆだけベビーフードにするなど工夫をしてみてもいいですね。
数あるベビーフードのなかから、シーンや目的に合わせてベビーフードのタイプを選んでみてください。
栄養素や鉄分をチェック
【エキスパートのコメント】
赤ちゃんの食事を1日3回食に進めていく時期が9カ月・10カ月・11カ月ごろです。成長に必要な栄養素がきちんととれるように、ベビーフードを選ぶときは栄養バランスを意識するようにしましょう。
9カ月以降は、お母さんのお腹のなかでもらっていた鉄(貯蔵鉄)が減ってくる時期でもあります。
そのため、鉄分を多く含む赤身のお魚やお肉、レバーなどできちんと鉄をとることを意識してくださいね。
成長に合わせて選ぶ|つぶす・かじりとる
【エキスパートのコメント】
生後9カ月・10カ月・11カ月ごろになると、赤ちゃんは舌を出したり動かしたりするようになります。こうした仕草が見られたら、食べものを歯ぐきでつぶしたり、前歯でかじり取ったりと、高度なそしゃくができるようになります。
しっかりかめるようになっているのに、いつまでもペースト状ややわらかいベビーフードばかり食べさせていると、いつまでたってもかむ練習ができません。
ベビーフードに記載されている月齢を目安に、かみやすい少し大きめの肉団子や大きく切ったゆで野菜など、赤ちゃんの成長に合わせて取り入れてみましょう。
幅広い食材や旬の野菜が使われているものを選ぼう
【エキスパートのコメント】
生後9カ月・10カ月・11カ月ごろには、多くの野菜や果物が食べられるようになります。
それと同時に、昨日は食べたのに今日は食べないといった食欲のムラ(むら食い)や遊び食べ、食材の好ききらいもはじまる時期です。そのため、ふだんの食卓で幅広い食材を使った食事を楽しむ経験をさせてあげましょう。
とくにおすすめなのは、彩りと栄養価の高い旬の野菜。旬の野菜を用いたベビーフードのほか、いつものベビーフードに旬の食材を一品加えたアレンジメニューなど、バラエティーに富んだ食事を食べさせてあげられるように心がけましょう。