◆本記事はプロモーションが含まれています。
【この記事のエキスパート】
ピアニスト/ライター/音楽教室主宰:神田 朝子
2009年渡米。ジュリアード音楽院、マネス音楽院で研鑽を積む。
室内楽、ミュージカル伴奏、教会奏楽などを手がける傍ら、約150名、25カ国の異なるルーツを持つ国際色豊かな生徒を指導。
2018年春に拠点を東京に移し、音楽教室『epiphany piano studio(エピファニーピアノスタジオ)』をスタート。レッスンの詳細・お問い合わせはHPまで。
またライターとして、ウェブメディアを中心にファッション、トレンド、ビューティ、フェミニズムなどを働く女性に向けて執筆中。
楽譜が読めない子どもでも、カラフルでかわいい幼児用カラー楽譜なら楽しみながら学べます。ここでは、定番のクラシックをはじめ、童謡や昔の人気曲、ディズニーやジブリなどの身近な曲、子ども・幼児用、初心者向け教本まで、児童向けのピアノ楽譜のおすすめと選び方をご紹介します。
ピアニストがおすすめする!
【子ども・幼児用】ピアノ楽譜の選び方
ピアニストの神田朝子さんに、子ども・幼児用のピアノ楽譜を選ぶときのポイントを教えてもらいました。ポイントは下記の5つです。
【1】難しすぎないものを選ぶ
【2】子どもが知っている曲の楽譜を選ぶ
【3】指番号や音名の有無で選ぶ
【4】指導者向けの伴奏がついているものを選ぶ
【5】指導者が教えやすく使いやすいもの
上記のポイントを押さえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】難しすぎないものを選ぶ
子ども用のピアノ楽譜を選ぶときは、難しすぎないものを選びましょう。
1音で弾けるものは習いはじめた子どもにぴったり
はじめてピアノに触れる子どもや、音階をまだ知らない子どもには、1音で弾けるものがよいでしょう。まだ指がうまくうごかせないので、1~3歳の子には、「ド」や「レ」などひとつの音だけを使って、指を動かさずに弾けるものがぴったりです。鍵盤を押して出た音を楽しむことを重視してください。
3~4歳になったら、「ドとレ」「ミとファ」などふたつの音を使って弾いて、リズムや音の変化が楽しめるものを選んで少しずつ難易度をあげていきましょう。
演奏に慣れてきたら基礎トレーニングをはじめて
両手でピアノを弾くことに慣れてきたら、基礎トレーニングをはじめましょう。両手で同じ動きをするものからはじめ、段階を踏んで手の動きを複雑にしていってください。
トレーニングに適した楽譜を使って何度もくりかえしトレーニングすることで、指がよく動くようになります。スムーズに弾けるようになるには練習が必要ですが、幼いうちにピアノの基礎をしっかり身につけることで、より難易度の高い楽譜にも挑戦しやすくなります。
絵本のように見て楽しめる楽譜を選ぶ
子ども用のピアノ楽譜を選ぶときは、絵本のように見て楽しめる楽譜を選ぶことも大切です。とくに、音符や音階を知らない幼い子どもの場合、音符だけが並んでいる楽譜は退屈なものに見えてしまいます。かわいらしいイラストが入ったものや、絵本のようにストーリーがあるものであれば、楽しくピアノの練習ができるでしょう。
イラストは、指導者が子どもに曲のイメージを伝えるときも大きな助けになります。
【2】子どもが知っている曲の楽譜を選ぶ
子ども用のピアノの楽譜を選ぶときは、子どもが知っている曲が入っている楽譜を選びましょう。まったく知らない曲よりも、興味を持ってくれることが多いです。
子どもが知っている童謡や、子どもが好きなアニメソングなどが入っているものであれば、楽しく練習できるでしょう。ピアノ演奏の基礎を学ぶための教本と合わせて使用し、子どものモチベーションをあげるのが楽しくレッスンを続けるポイントです。
【3】指番号や音名の有無で選ぶ
ピアノを弾くことに慣れてきたら、指番号や音名が書かれた楽譜を選んで、少しずつ指運びや楽譜の読み方を覚えさせるとよいでしょう。
指番号とは、親指から小指まで1本ずつ振られた番号で、効率的かつスムーズな運指をマスターするうえで欠かせないものです。
楽譜を読むのが得意でない子どもの場合は、ひとつひとつの音に音名が振られている楽譜で、楽譜の読み方を覚えてから指番号が振られたものに移行していくとよいです。
【4】指導者向けの伴奏がついているものを選ぶ
子ども用のピアノ楽譜を選ぶときは、指導者向けの伴奏がついているものを選ぶとよいでしょう。指導者向けの伴奏がある曲であれば、単調なメロディのものでも一気に華やかになります。1台のピアノをふたりで弾く「連弾」用の楽譜も市販されているので、チェックしてみましょう。
知っている曲を先生や親御さんと連弾すれば、より楽しくピアノが演奏できるはずです。
【5】指導者が教えやすく使いやすいもの
課題だけでなく、そのページの学習ポイントが詳しく書いてあるものを選ぶと、その点にフォーカスして効率よく取りくむことができます。
また、自宅で学習する場合にも、レッスンの進め方がわかりやすく記してあれば家族がサポートしやすくなります。
CDやサポート動画がついている教材も楽しく活用すれば、より理解が深まるので良いでしょう。
【子ども・幼児用】ピアノ楽譜で上達に向けたアドバイス
いまのレベルよりも少し下くらいを選んでみましょう
【エキスパートのコメント】
「初心者」とひと口にいっても、成熟度や持って生まれた音楽性などの個人差は人それぞれ。おすすめの楽譜は現在の習熟度によっても変わりますので、「この年齢ならばこれ」と、ひとくくりにはできない難しさがあります。
早く上達してほしい、早く楽譜が読めるようになってほしい、とレベルの高い教材を選んでしまうと、モチベーションの妨げになる可能性があります。
少し挑戦してみて、もしスムーズに進まないようなら、教材をより娯楽性の強いものやかんたんなものに変えてみるといいかもしれません。