日立グローバルライフソリューションズは6月27日、サイクロン式キャニスター掃除機「パワかるサイクロン」シリーズを2モデル発表した。発売は7月27日で、価格はいずれもオープン。

推定市場価格は、「CV-SP900G」が85,000円前後(税別)、「CV-SP300G」が60,000円前後(税別)。本体カラーはCV-SP900Gがシャンパンゴールド、CV-SP300Gがルビーレッド。2モデルはスペックや機能が同じで、付属品のみ異なる。

  • 左が上位モデル「CV-SP900G」、右が「CV-SP300G」

パワかるサイクロンで最大の特徴は、本体が軽いこと。電源コードや本体樹脂パーツなどを改良し、本体を2.5kgまで軽量化。本体を手に持って階段を上るといった移動や、掃除中の取り回しが手軽になった。

高性能小型ファンモーターを採用することで、コンパクトで軽量ながら、キャニスター掃除機ならではの吸引力も実現。吸引仕事率は300W(消費電力840W時)で、フローリングの溝やカーペットのごみもしっかり吸い込むという。効率よくサイクロン気流を生み出し、ダストケースのごみ捨てラインまでごみがたまっても、99%以上の吸引持続率をほこる。

床掃除用の標準ヘッドには、前モデルから引き続き、自走式「パワフルスマートヘッド」を採用。ヘッドを押したり引いたりする動作にあわせて、ヘッド前後のフラップが開閉する「ダブルシンクロフラップ」機能を備えた。ヘッドを押すときはヘッド前部のフラップが開き、大きなごみまで吸引。ヘッドを引くときは後ろのフラップが開いて、ヘッドの後ろにあるごみを効率的に取り除く。フラップが開閉することでヘッド内の圧力を調整するため、フローリングやカーペットにヘッドが強くはりつくことを防ぐ。

ごみをためるダストケースには、新たな集じん構造を採用。ダストケース内でごみと空気を遠心分離したあと、風の力でごみをケース下部に向けて圧縮する。ごみ圧縮により、ダストケース中心のサイクロン内筒パーツに髪の毛がからまりにくくなった。「ごみダッシュ」機構により、圧縮されたごみはボタンを押すだけで捨てられる。ダストケースは本体から取り外して水洗い可能だ。

本体サイズはW300×D225×H287mm、本体の重さは2.5kg。ヘッドなどを入れた標準質量は4kg。CV-SP900Gのパッケージには、「クルッと切替えブラシ吸口」「ほうきブラシ」「ワイドふとんブラシ」が付属する。CV-SP300Gのパッケージ同梱品は、「クルッと切替えブラシ吸口」のみ。