JR九州は26日、新八代駅から新水俣駅までのトンネル内において携帯電話サービスエリアが拡大され、これにより、7月16日以降、九州新幹線の博多駅から新水俣駅までの区間で携帯電話が利用可能になると発表した。
同社は総務省が推進する「電波遮へい対策事業」の一環として、九州新幹線トンネル内における携帯電話のサービスエリア拡大や品質改善を目的に、移動通信基盤整備協会と共同でエリア整備を進めている。
今回、サービスエリアが拡大される区間は新八代駅から新水俣駅までの12トンネル・総延長約22.0km。7月16日の始発列車からサービスを開始する予定。サービス提供事業者はNTTドコモ・KDDI・ソフトバンクで、「ワイモバイル」も利用可能となる。
なお、新八代~新水俣間の5トンネル・総延長約12.7kmは、2018年11月1日から携帯電話サービスの提供を開始している。九州新幹線の鹿児島中央駅までの区間は現在、2020年までのエリア整備に向けて対策工事を実施しており、順次サービスを提供する予定としている。