俳優の寺尾聰がこのほど、今シリーズで卒業するテレビ朝日系ドラマ『特捜9 season2』(最終回 26日21:00~22:09)のクランクアップを迎えた。
寺尾のラストカット撮影当日は、激しい雨が降る中で、去っていく班長・宗方朔太郎(寺尾)を浅輪直樹(井ノ原快彦)が見送るというシーンの撮影が行われた。
スタッフの「寺尾聰さん、オールアップです!」という声が響いた瞬間、寺尾と井ノ原は、ガッチリと握手し、涙を流しながら熱いハグ。
「コイツ、井ノ原快彦は最高です! 僕はいなくなるんですけど、これからも井ノ原快彦を支えてあげてください」と言う寺尾に、スタッフ陣が「はい!」と答えると、寺尾はニッコリほほ笑み、そっとうなずいて現場を後に。井ノ原は涙をこらえ、ずぶ濡れで寺尾を見送った。
井ノ原は「渡瀬(恒彦)さんから受け継ぐ形で去年から『特捜9』という形で始まり、まだまだ頼りない主演ですけれど、3年目からがスタートだと思っているので、来年もできたらいいなと思います」と抱負。
そして「班長は今回でいなくなってしまいますが、寺尾さんから『渡瀬さんから受け継いだものを大事にしてください』とおっしゃっていただきました…。毎日毎日、キャストやスタッフの皆さんの顔を見ながら仕事をしていて、一生懸命やっている姿を間近で見て、心からみんなの幸せが僕の幸せだなって感じました。本当にありがとうございました!」とコメントした。