レノボ・ジャパンは6月25日、14型ノートPC「ThinkPad X1 Carbon」と、14型2in1 PC「ThinkPad X1 Yoga」、14型モバイル液晶ディスプレイ「ThinkVision M14」を発表しました。いずれも6月25日から販売および受注を開始し、税別価格はThinkPad X1 Carbonが233,000円から、ThinkPad X1 Yogaが246,000円から、ThinkVision M14が36,000円です。同日に開催された発表会から、実機の写真を中心にお届けします。
ThinkPad X1 Carbon
ThinkPad X1 Carbonは、14型クラムシェルのノートPC。前モデルと比較して、6%の薄型化、約40gの軽量化を実現しています。本体サイズはW323×D217×H14.95mm、重さは約1.09kg、バッテリ駆動時間は最大19時間です。CPUは第8世代Intel Core i7かCore i5を搭載します。
新しいThonkPad X1は、これからのPCが果たす役割の変化を基本的なコンセプトにしています。個人のクリエイティビティが中心だった時代から、今後のPCは「コラボレーションツール」になると、レノボは考えています。
その要素のひとつとして、ビデオ会議のためのオーディオ強化を図りました。液晶の上部ベゼルに4つのマイクを上向きに配置し、360°全方向の均一的な集音性能を持たせています。また、内蔵スピーカーを大型化するとともに、キーボード面の上部左右にツイーター×2、本体底面にウーファー×2を配置しました。
新しいカーボン柄を採用した天板は、剛性を保ったまま10%の軽量化に成功したといいます。半透明でカーボン柄を見せつつ(デザイン性)、柔らかい手触りで指紋の汚れが付きにくい表面です。
ThinkPad X1 Yoga
ThinkPad X1 Yogaは、360°回転ヒンジを採用したコンバーチブルタイプの14型の2in1 PCです。ThinkPad X1 Carbonと共通のマザーボードを使っており、マイクとスピーカーの強化といった要素は同じです。
本体はアルミ削り出し。2in1ということもあって、ThinkPad X1 Carbonよりは重くなっています。それでも、従来モデルと比較して11%の薄型化、17%の小型化、70gの軽量化を実現しています。本体サイズはW323×D218×H15.5mm、重さは約1.36kgから、バッテリ駆動時間は最大19時間です。CPUは第8世代Intel Core i7かCore i5を搭載します。
ThinkVision M14
ThinkVision M14は、14型のモバイル液晶ディスプレイ。フルHD(1,920×1,080ドット)のIPSパネルです。重さは約570gで、ThinkPad X1 CarbonやThinkPad X1 Yogaと並べると、画面の高さがちょうどそろいます。
電源はUSB Type-Cで、パワーパススルー機能を備えるのもポイント。ThinkVision M14にUSB-ACアダプタを接続し、ThinkVision M14のUSB Type-C端子とThinkPad X1 Carbon・Yogaをつなぎます。すると、ThinkPad X1 Carbon・Yogaへの給電と、ThinkPad X1 Carbon・Yogaからの映像出力がUSB Type-Cケーブル1本で済みます。また、ThinkPad X1 Carbon・YogaのUSB Type-C端子から、ThinkVision M14への給電も可能です。