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住宅火災は、発生直後なら自力での初期消火が可能です。このときに必要なのが「消火器」。この記事では、家庭用消火器の選び方とおすすめ商品をご紹介します。おしゃれな小型消火器や消火スプレーなど、使いやすい商品を厳選しました。
住宅・自宅用の商品を
コンパクトで扱いやすい家庭用消火器
もしもの火災の際、出火が燃え広がることを防いで速やかに鎮火するために必要なのが、消火器および消火スプレーです。主に飲食店やオフィスなどで備えられている業務用と、住宅・自宅で備えられている家庭用の2種類に分かれています。
家庭用消火器はコンパクトな分消火力は落ちますが、自宅に置いておくぶんには十分でしょう。玄関やキッチン、リビングなど、火事の備えとしてどこに置いておくべきかも考えながら、本記事を参考に選んでみてください。
家庭用消火器の選び方
ここからは、家庭用消火器を選ぶときのポイントをご紹介します。
【1】使用用途
【2】適応火災
【3】消化能力
【4】日本消防検定協会に認定された商品
【5】デザイン性
上記のポイントを押さえることで、あなたに合った商品をみつけることができます。ぜひ参考にしてみてください。
【1】用途にあう薬剤の種類を選ぶ
住宅用消火器には「粉末」タイプと「液体(強化液)」タイプ、「エアゾール式簡易消火具」があります。それぞれの特徴について確認しておきましょう。
安価で軽量「粉末タイプ」
一般的に「消火器」と言われて想像するのは、広範囲に白い粉がブシューッと噴射される粉末タイプの消火器でしょう。
液体タイプの消火器と比較して安価で軽量というメリットがありますが、室内で使用すると粉末により視界が遮(さえぎ)られ、消火活動や避難に支障をきたす恐れがあります。
消火能力の高い「液体(強化液)タイプ」
液体タイプの消火器はやや高価で重たいというデメリットがありますが、粉末タイプでは得られない冷却効果で消火ができるため、再燃の可能性が低く、視界を遮らず室内でも使いやすいです。
また、粉末タイプに比べると、液体タイプは粉末がまきちることがないため、使用後の掃除や後片づけがかんたんでもあります。どちらかを選ぶのであれば、液体タイプがおすすめです。
スプレータイプの「エアゾール式簡易消火具」
液化ガスまたは圧縮ガスの圧力によって、消火薬剤を霧状にして噴出させるタイプが「エアゾール式簡易消火具」です。コンパクトで軽量なので取り回しがしやすく、スプレーのように使用するので誰でも使いやすいのが特徴。
コンパクトなぶん、粉末タイプや液体(強化液)タイプよりも消火能力は低いです。天ぷら油などの火災や、初期消火に向いています。消火器の代替品としてではなく、補助的に使えるものになります。
補助としてもっておきたい「火消しシート・ボール」
粉末タイプや液体タイプのほかに、台所用などに持っておくと安心なのが、「火消しシート」や「火消ボール」など、手軽に使えるタイプです。
火災が起きたときに投げたり被せたりして使うもので、いざという時に誰でも簡単に扱えます。予備として持っておくと安心ですよ。
【2】あらゆる火災の種類に対応している消火器を選ぶ
消火器はどのような火災にも対応できるわけではなく、商品により使用できる火災の種類が決まっています。住宅用の消火器には「普通火災(木材や布など)」「天ぷら油火災」「ストーブ火災」「電気火災」の4種の対応区分が、文字つきのイラストで消火器に記載されています。
火災発生時はパニックで「この消火器はどれに対応している?」と確認する余裕がないことが想定されますので、最初から4種全ての火災に対応した消火器を選ぶとよいでしょう。
【3】消火能力をチェック
消火器の能力をみるときは、消火剤の量と放射時間に注目してください。その数値は消火能力に比例します。つまり、消火剤の量が多く、放射時間の長いものが消火能力が高いということになります。
たとえば粉末タイプの場合だと、薬剤量によって型番が決まっています。3型は1.0kg、4型は1.2kg、5型は1.5kg、6型は2.0kg、10型は3.0/3.5kg、20型は6.0kgとなっています。選ぶときの参考にしてみてください。
【4】「国家検定マーク」か「NSマーク」がついた商品を選ぶ
消火器は消防法の定めにより、日本消防検定協会が行う検定に合格したものでなければ、販売が許可されません。検定合格品には、国家検定マークがついていますので、必ずこのマークがついているかを確認するようにしましょう。
また、消火器によく似たアイテムとして、いわゆる小型の消火スプレー(厳密にはエアゾール式簡易消火具)がありますが、こちらは販売に関する規制がありません。
その代わり、消火能力に関する規格を満たした商品には日本消防検定協会がNSマークを付与していますので、消火スプレーを購入する際には、NSマークつきの商品を選ぶのが安心です。
【5】インテリアに溶け込むデザイン性のある消火器を選ぶ
住宅用消火器選びは、デザイン性も重要なポイントです。消火器はできれば一生使わないほうがよいアイテムですが、いざという際にすぐ取り出して使えなければ意味がありません。リビングや廊下の目立つ場所に設置するべきです。
ただ、赤く大きな外観の消火器を、室内の目立つ場所に設置したい方は少ないでしょう。そのため、できるだけシンプルで色合いがよく、あるいはキャラクターつきでかわいらしい商品など、消火器のデザイン性が大切になるのです。収納の奥深くにしまわれないようなデザインの消火器を選ぶことを意識してください。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)