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【この記事のエキスパート】
ジャパン・フードコーディネーター・スクールチーフプロデューサー:三井 愛

ジャパン・フードコーディネーター・スクールチーフプロデューサー:三井 愛

食品メーカーでの商品開発を経て、フードコーディネーター、栄養士として、料理教室の企画・運営、スタイリング・撮影、栄養カウンセリング、メニュー開発、商品開発、コラム執筆など、食にかかわる業務を手がける。

栄養バランスがよく、手軽に作れる家庭料理に定評がある。


子ども用包丁を購入するときは、安全面やサイズ感が気になるところですよね。この記事では、フードコーディネーターの三井 愛さんへの取材をもとに、子ども用包丁を選ぶときのポイントとおすすめ商品をご紹介!かわいいデザインの包丁や安全性に配慮された商品をセレクトしています。

子ども用包丁とは? いつから使わせる?

子ども用包丁とは、サイズや握りの部分などが安全性に配慮されて作られている子どもが使うための包丁のこと。素材はステンレスやセラミック製が多く、刃の部分が特殊な形状になっている商品が多いのが特徴です。

市販の子ども用包丁は、3歳くらいから使うことができるよう明記されているものが多いです。しかし何歳から包丁を握らせるかは、商品自体の対象年齢よりも、親が子どもの発育状況や興味関心をみて決めていきましょう。

はじめての子ども用包丁の選び方

出典:Amazon

フードコーディネーターの三井 愛さんへの取材をもとに、子ども用包丁を選ぶときのポイントをご紹介します。ポイントは下記。

【1】基本は子ども用の三徳包丁
【2】刃の種類
【3】刃の材質
【4】子どもに合うサイズ
【5】左利きなら「左利き用」や「両利き用」

上記のポイントをおさえることで、より具体的に安全で使いやすい子ども包丁を知ることができます。一つひとつ解説していきます。

【1】基本は三徳包丁の子ども用がおすすめ

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三徳包丁でも先が丸くなっていて、子どもにも扱いやすいサイズ。はじめて使う包丁として向いています。

【エキスパートのコメント】

包丁には、肉用、魚用、野菜用、果物用、パン切り用など、いろいろな種類があります。

子ども用にはじめて購入する場合には、三徳包丁の子ども用を購入するのがいいでしょう。三徳包丁とは、肉・魚・野菜などさまざまな食材に対応でき、日本の一般家庭で最も使われているもの。用途も広く使えるので、最初の1本におすすめです。

三徳包丁は子ども用に持ちやすい商品が多く出ていますし、切り方を覚えるのにもおすすめです。

【2】刃の種類に注目して選ぶ

子ども用包丁に使われる刃は、大きく分けて3つのタイプがあります。それぞれの特徴をみていきましょう。

切れない包丁は実は危険! 基本的には「よく切れる包丁」を選んで

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【エキスパートのコメント】

子ども用の包丁を選ぶときは、子どもだからといっておもちゃのように刃が切れない包丁ではなく、よく切れる包丁を選びましょう。切れない包丁だと、子どもは、力を入れて切ろうとしたり押して切ろうとしたりするので、かえって危険です。

初心者の子には、刃先が丸かったり、持ち手が握りやすいものを選んであげるといいでしょう。 そして、けがを防ぐためにも必ず大人が側について、正しい切り方、扱い方を教えてあげることが大切です。慣れるまで、根気よく付き合ってあげましょう。

「刃がない包丁」は、持ち方の練習におすすめ

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子ども用包丁のなかには、刃がないプラスチック製のものも販売されています。ただし、前述のとおり、切れないから安全かというと、そうではありません。

切れない包丁に慣れてしまうと、実際に刃がついている包丁での力加減がわからなくなってしまったり、力を入れすぎてしまうことも。固いものを切ることもできないので、実践的に使うよりは、最初の第一歩として持ち方の練習などに使う用途の方が向いています。

「ギザ刃」は、触っただけでは切れない仕様になっている!

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刃がギザギザしているタイプは、触っただけでは切れないような刃つけになっており、力を入れてスッと引くと切れるようになっています。

このタイプは、刃がついていても切れ味は一般的な包丁に比べて劣ります。固い食材は切りにくく危険ですが、やわらかく茹でた野菜やソーセージ、豆腐などを切る分には安全に使えますよ。

【3】刃の部分の材質を確認

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ステンレス製の子ども用包丁。ステンレス製はさびにくく丈夫。切れ味が鈍ったら刃を研ぐことで、長く使い続けることができます。

【エキスパートのコメント】

包丁の刃の部分には、ステンレス、鉄、銅、セラミックなどがよく使われています。ステンレス製は、サビにくいので、子どもが使うのに一番使いやすくおすすめ。「鉄・銅」製の包丁は大人用で、少しプロ志向の方向けの包丁です。手入れがたいへんなので、子ども用には向きません。

セラミック製は、刃がかたく、切れ味もいいのですが、研ぐことができないので、1~2年使って、使い捨てになってしまいます。また、衝撃に弱いため、かたい床などに落としてしまうなどするとかけてしまうこともあるので、注意が必要です。

【4】子どもに合ったサイズを確認

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【エキスパートのコメント】

包丁は、持ち手と刃の部分とのバランスが合っていることが、子どもにとって切りやすい条件。サイズもさまざまなので、商品に書かれている対象年齢を参考にしたり、実際に手に持って確かめてみたりするのがおすすめです。

【5】左利きなら「左利き用」や「両利き用」を選んで

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はさみと同じように、左利き用の包丁もあります。右利きと左利きでは、刃の形や方向が変わってきます。

左利きの子には、左利き用の包丁か両利き用の包丁を購入してあげるのがいいでしょう。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)