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【この記事のエキスパート】
グリーンアドバイザー・愛玩動物飼養管理士:ふじえりこ

グリーンアドバイザー・愛玩動物飼養管理士:ふじえりこ

『はじめてでもカンタン!多肉植物の育て方・楽しみ方』(コスミック出版)では文を担当。『土作りで決まる!とびきりおいしい野菜の作り方』(ブティック社)『ベランダ菜園 おいしい野菜づくりのポイント70』(メイツ出版)では監修&執筆。『趣味の山野草』、エバーグリーンなどで連載執筆中。

豪華客船飛鳥のクルーズ講師、園芸教室Ceresを主宰するほか、都内植木市の園芸相談員歴20年以上。また、産業安全保健エキスパート、理科支援員・コーディネーター・アドバイザーの経歴を活かし『生き物たちのひみつ』(NHK)などのキッズライターとしての顔も持つ。

映画、漫画、健康分野にも精通し各種ライティング実績があるほか、『愛犬の選び方・飼い方・健康管理(主婦の友)』では取材ライターとしての実績あり。 多種多様、動物園の爬虫類館の植物管理経験も。植物はハーブを中心に、野菜、作物、多肉植物を栽培中。ハーブコーディネーター、植物文様研究家としても活動している。

ほかにも撮影現場のインテリアを手がける撮影インテリアコーディネーターとしても活動しており、植物を中心に現場を明るく彩るエキスパートでもある。


和室やリビングなど、室内で楽しめるのが魅力のミニ盆栽。盆栽に慣れている人はもちろん、初心者でも育てやすいことから、これから盆栽を始めたい人にもぴったりです。この記事では、ミニ盆栽を選ぶ際のポイントやおすすめの商品、育て方のコツをご紹介します。

ミニ盆栽の選び方

それでは、ミニ盆栽の基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の3つ。

【1】盆栽の種類
【2】置き場所
【3】盆栽鉢

上記の3つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。

【1】盆栽の種類をチェック

盆栽で使用されている樹木には、さまざまな種類のものが使われており、ジャンルによって名前が異なっています。そこで、自分の好みやイメージに合う樹木を選びましょう。

▼松柏盆栽:盆栽の定番

出典:Amazon

盆栽と聞いてイメージすることが多いのが「松柏盆栽」。主に松を使用した和風の盆栽で、しっかりとした幹と葉のうつくしさが魅力的です。

盆栽の中でも上級者向きのようですが、「五葉松」や「黒松」は丈夫な樹木のため慣れない人でも育てやすく初心者にもぴったり。和室の雰囲気にもマッチするので、和風なお部屋におくなら松柏盆栽を選びましょう。

▼葉物盆栽:季節の移り変わりや紅葉を楽しめる

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イチョウやもみじなどの「葉物盆栽」は、気温の変化によって葉っぱの色づきが変わっていくのが特徴。新緑が眩しい夏の風情や、鮮やかな紅葉の秋の風情など、季節ごとに移り変わるうつくしい葉っぱの様子を楽しめます。

近年では、ハーブなどを用いた洋風の盆栽も増えています。花や果実などの派手さはありませんが、日本ならではの風情を楽しめます。

▼花物盆栽:きれいに咲くうつくしい花を楽しめる

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「花物盆栽」は、桜や梅盆栽などきれいな花を咲かせる樹木を使用した盆栽。自宅に居ながらお花見を楽しむなど、華やかな雰囲気が人気です。

複数の盆栽を用意して、開花時期が重ならないようにすることで、一年中うつくしい花を楽しむことも。樹木の種類だけでなく、咲き方などにも注目して自分好みの花物盆栽を見つけましょう。

▼実物盆栽:果実の実りが楽しめる

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葉物盆栽と花物盆栽の同時に楽しめるような盆栽が、「実物盆栽」です。姫リンゴやカリンなど、実をつける樹木を用いた盆栽で、鮮やかな果実と葉っぱのコントラストが楽しめます。

また、実によっては食べられるものもあるので、目だけでなく舌でも楽しめるのも魅力的。育てる楽しみがある盆栽なので、ガーデニングのような楽しみ方もできます。

エキスパートのアドバイス

【エキスパートのコメント】

初心者は、育てやすいセット商品も確認!

盆栽といってもいろいろな種類のものがあり、価格もさまざま。まずは、大人の趣味として盆栽をお試しスタートしてみたいというなら、育てやすいものから選ぶことをおすすめします。

たとえば、最近は鉢、土、種などから育てるセットもあります。もちろん、ある程度の大きさに育っているものを購入するのもいいでしょう。

育てやすいぶん、なかには高価なものもあります。比較的お手ごろ価格のものから選ぶといいでしょう。

【2】置き場所をチェック

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ミニ盆栽をおしゃれに飾りたいなら、周りのインテリアなどに合わせるようにしましょう。樹木の大きさはもちろん、鉢の色合いや雰囲気などを、周りのインテリアの色合いなどに合わせることで、盆栽がうまくなじんでおしゃれに飾れます。

また、リビングや和室など、室内の雰囲気にも合わせることが大切。ミニ盆栽だけが浮かないようにして、一体感のある部屋を目指しましょう。

(★)ポイント:日当たりや風通しのよい場所に設置しよう

ミニ盆栽は生きた樹木のため、根腐れなどを起こさないように、水やりを始めとしたお手入れが欠かせません。そこで、日当たりや風通しのよい場所にミニ盆栽を設置しましょう。

もし、日当たりや風通しのよい場所に置けない場合は、楓や桜、ヒノキといった日当たりが悪くても育ちやすい樹木を選ぶのがおすすめ。また、日中だけ屋外に置いておくなど、定期的に設置場所を変えるようにして、樹木へ日光をしっかり与えましょう。

【3】盆栽鉢をチェック

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盆栽場は他の植物などとは違って、鉢植えを入れ替えることはありません。そのため、盆栽鉢に注目することで、育てたりお手入れがしやすかったりする盆栽を選びやすくなります。

▼底に穴のある機能的な鉢を選ぼう

盆栽が根腐れしてしまう要因として、鉢のなかに水が溜まってしまうこと。水をやりすぎたときに、根が必要以上に水を吸ってしまうため根腐れを起こしてしまいます。

そのため、ある程度水が抜けるように、底に穴が空いている植木鉢を選ぶのがおすすめ。受け皿を用意すれば、鉢植えから水が抜けても床が濡れず室内でも安心して使えます。

▼植物にあったデザイン、素材のものを選ぼう

盆栽のうつくしさを作るポイントには鉢の形や色合いが樹木と合っていることも挙げられます。花色や葉色が鮮やかな樹木には落ち着いた鉢を合わせるなど、全体の雰囲気を考えながら鉢のデザインや素材を選びましょう。

また、樹木の大きさや種類によっては、根が窮屈になったりバランスが不安定になることも。成長したときの大きさなども考えながら、扱いやすい盆栽鉢を手に入れましょう。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)