俳優の松坂桃李が、きょう25日に放送されるカンテレ・フジテレビ系主演ドラマ『パーフェクトワールド』(21:00~)最終話の見どころを語った。
松坂にとって、今作は30歳になって初めての挑戦した連続ドラマで、なおかつ連ドラでは初めて挑戦したラブストーリー。「以前に経験した恋愛映画は“好き、嫌い、別れる、イヤだ!”みたいな学園ラブストーリーだったので、全然違いましたね。今回のような大人のラブスーリーをやってみると、現実がついてくることによって、いろいろなことを考えなきゃいけない。“そりゃそうだ”という風に、ちゃんとリアルに置きかえて考えることができたので、すごくいい経験が出来たと思います」といい、「お付き合いをするということは、相手の先にある親だったり、子どもだったりをいろいろと考えるということ。“これが、この年齢の恋愛のしかたなんだな”と、つくづく思いました」と、しみじみとした口調で語った。
最終回の見どころについては「タイトルに返っていくと思います。全員が思う、共通の“完璧な世界”というものはないれけど、2人だけが感じることのできる完璧な世界“パーフェクトワールド”っていうのは、もしかしたら見ることができるかもしれない。そのためには、いろいろな壁を乗り越えなきゃいけないんですけど。それを乗り越える意味があるのは、おのおのが欲しい幸せがあるからこそだと思ったんです。2人にしか分からない価値が、最終的にこのタイトルにつながると思います」と予告。
さらに、このドラマを通して伝えたいメッセージを尋ねると「“ひとりで頑張りすぎない”っていうこと。頼れるところは頼って。そうするともっとうまく、自分自身の気持ちが、互いのストレスになることもなく、いろいろなことが豊かになっていって、いい人生が送れるのではないかなと思います」と述べた。
先週の第9話で、互いの気持ちに正直になり、結婚を決意した樹(松坂)とつぐみ(山本美月)。樹は、つぐみの父・元久(松重豊)に何度も門前払いにあいながらも、根気よく会いに行くと、ついに元久が「2人で話そう」と応じてくれた。今夜の最終話で、2人は何を話すのか、そして樹とつぐみは幸せをつかむことができるのか…。