新生Vリーグの初代女王となり、また平成30年度天皇杯・皇后杯全日本バレーボール選手権優勝、第73回国民体育大会優勝と三冠を達成した久光製薬スプリングスは6月22日、佐賀県の鳥栖市民体育館で7年ぶりとなるファン感謝祭を行った。
今回の感謝祭はファンクラブの会員限定のイベントで、全国から100名のファンが参加した。オープニングでは、ファン感謝祭の隊長に選ばれた濱松選手によるスプリングス祭りの“開祭”宣言が行われた。
感謝祭では、ファンと選手が3つのチームに分かれてクイズやゲームを行った。
出し物として選手のダンスパフォーマンスが行われ、チームワークを生かしたダンスを披露した。
選手のファッションショーも行われ、祭りの法被を着た「祭り隊」やアロハシャツを着た「アロハ」、そして映画「メン・イン・ブラック」をイメージしたスーツ姿の選手が登場した。
続いて、参加者と選手全員で記念撮影が行われ、最後にサイン会で感謝祭は終了した。
大阪から感謝祭に参加した女性ファンは「今回初めて感謝祭に参加して、選手との距離がより近くなったと思う」と話し、愛知から参加した男性のファンは「ずっと参加してきた感謝祭が7年ぶりに開催されてよかった。来シーズンも優勝してほしい」とV2に向けてのエールを送っていた。
今回の「感謝祭隊長」に選ばれた濵松明日香選手は、隊長に選ばれたことについて「スタッフの間で『隊長はハマでしょう』と決まったみたいですが、初めてのことでよかったです。来年の感謝祭では、ダンスの精度も上げて頑張りたいと思います」とコメントした。
会場で現役引退を表明した古藤千鶴選手は「初代女王になれたことは自分にとっても名誉なこと」と自身の思い出を語り、「自分自身は退くが、より多くのバレーファンが増えてくれればいいと思う」と、バレー界のさらなる盛り上がりを期待していた。
ウイングスパイカーとして、シーズン中に力強いアタックを幾度となく決めてきた石井優希選手は「佐賀に来てファンに優勝報告できたのは初めてだった。ファンと一緒に楽しめてよかった」とコメント。「ファンがあっての私たち。もっとバレーを盛り上げるために、イベントも頑張りたいと思う」と述べた。
主将としてチームをけん引した岩坂名奈選手は「いつもとは違った表情が見られて、選手もファンも楽しんでもらえたのかなと思う」と笑顔を見せていた。