iOSアプリのアイコンは、iOSに名称が変わる前の「iPhone OS」の頃から採用されています。Retinaディスプレイの登場などの影響もあり、画像ファイルとしての情報量(ピクセル数)は以前に比べ増えていますが、ホーム画面に並べられたときの印象に変わりはありません。

四隅が緩いカーブで切り取られていることも、iPhone OS時代から一貫しています。切り取られた部分は塗りつぶされず透過していますから、背景の壁紙が見えるところがポイントです。

実際には、iPhoneのモデルごとにバラつきがある解像度に対応するため、アプリ開発者は解像度が異なる複数のアイコンファイルを作成する苦労を強いられます。ホーム画面用はもちろん、通知ダイアログに表示される小さなアイコンまで多くの種類を用意しなければなりません。リスペクトされるべき、開発者の努力の結晶なのです。

そんなアイコンですが、アプリの紹介文作成に使おうとすると、思うようにいきません。四隅の切り取られた緩いカーブの部分が透明にならないと、アイコンとしての見映えが低下してしまうからです。どうせなら、四隅までしっかり再現されたアイコンを使いましょう。

アプリのアイコンをオリジナルに忠実な形で取り出すには、アイコンを長押しして共有メニューを表示し、そこでメールを選択します。アイコンファイルが添付されるので、それを自分のアドレス宛てに送信すればいいのです。適当な画像編集アプリで開けば、四隅の部分が透過していることを確認できるはずです。

操作手順をカンタン解説

  • iPad iPhone Hacks

    1 目的のアプリアイコンを長押し(または3Dプレス)して現れた「○○○を共有」をタップします

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    2 「メール」をタップします

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    3 アイコンファイルが添付されたメールが作成されるので、自分宛てに送信します

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    4 ファイルを開くと、四隅の部分が透過していることを確認できます