写真ファン注目の交換レンズを持って、オリンピックの開催を来年に控えて変化を続ける東京をブラブラと撮り歩いてみました。今回選んだのは、ソニーのEマウント用交換レンズの最高峰「G Master」シリーズの望遠レンズ「FE 135mm F1.8 GM」(SEL135F18GM)。有効4240万画素の「α7R III」と組み合わせ、豊洲周辺を歩きました。
前回は広角レンズ「FE 24mm F1.4 GM」をインプレッションしましたが、同時にFE 135mm F1.8 GMも持ち歩いてブラブラと撮影していました。FE 24mm F1.4 GMは解像感の高さに目を見張りましたが、FE 135mm F1.8 GMもその描写に驚かされました。α7R IIIの高画素を引き出す解像感と色のりのよさ、そして美しいボケ味と、G Masterレンズならではの写りを見せてくれたのです。
オートフォーカスも高速かつ高精度で、使っていて実に気持ちがいいレンズです。レンズ鏡筒のシボのある仕上げは滑り止め効果があると同時に、落ち着いた印象で高い品位も感じさせてくれました。何より、絞りリングの搭載がうれしい点です。写真を撮る楽しさが実感できる装備といえるでしょう。もちろん、フォーカスホールドボタンも用意されています。
「135mmはあまりなじみがない焦点距離」というフォトグラファーがいるかもしれませんが、このレンズはそんな不安を吹き飛ばす画質と使い勝手のよさを感じさせてくれる1本だと思います。
【編集部より】末尾に「★」が付いている作例はファイルサイズが30MBを超えており、サーバーの制限によりアップロードができないため、「Adobe Lightroom Classic CC」で一切の調整を加えずにJPEG画質90で書き出し、ファイルサイズを20MB台に抑えました。ご了承ください。