日本旅行は津軽鉄道と共同で、懐かしい夜行列車による「北への旅路追憶はるか 旧型客車夜行『津軽』の旅」(8月4日に津軽五所川原駅から出発)を発売している。
津軽鉄道は津軽五所川原~津軽中里間20.7kmを結び、冬には名物の「ストーブ列車」が走ることで知られる。沿線は太宰治誕生の地で知られる金木、桜の名所といわれる芦野公園があり、多くの観光客でにぎわう。とくに8月4日から開催される青森三大ねぶたのひとつ「立佞武多(たちねぶた)」は、夏の津軽を代表する祭りとして知られている。
「北への旅路追憶はるか 旧型客車夜行『津軽』の旅」では、この「立佞武多」の夜に、津軽鉄道でストーブ列車に使用される古い客車を利用した夜行列車を運転。全線を終夜運転で2往復する。「特定非営利活動法人 おいしいローカル線をつくる会」が企画に協力し、冷房のない「昭和の夜汽車」の雰囲気を再現。折返し駅では珍しくなった機関車の機回し入換が見られるほか、沿線住民の協力による夜食などのおもてなしが用意される。
さらに、参加者のうち20名(予定)には、「立佞武多」の「曳き手」体験(旅行予約時に申し込みが必要)も用意されている。高さが最大で20mを超える壮大な山車を地元の人達と一緒に曳き、津軽の夏を満喫できる。その他、硬券乗車票や夜行列車「津軽」のサボ(列車表示票)も記念品として用意される。