「メモ」アプリのチェックリスト機能をご存知ですか? 行頭に「○」が付いた箇条書きの文を作成すると、その「○」をタップしてチェックマークを付けることができる機能です。完了した項目にチェックマークを付けておけば、未了の項目とひと目で区別できますから、買い物リストとして使うにはもってこいです。「リマインダー」にも同様の機能がありますが、使いやすさ/作りやすさでは「メモ」アプリのチェックリスト機能が1枚上手です。
このチェックリストですが、家族や友人と共有するときにはひと工夫必要です。チェックリストとしての機能を発揮するためには、「メモ」アプリ同士でやり取りしなければならないのです。だから、コピーしたものをメールやLINEで送信し、それを「メモ」にペーストしてもらってもうまくいきません。
チェックリストを他の人と共有するには、AirDropで直接送信するか、iCloudの共同編集機能を利用します。対象の人物が近くにいる場合は、手軽なAirDropがベストですが、離れた場所にいるときは共同編集機能を使うことになります。
使いかたはかんたん、対象のメモを開いているときに画面上部の共有ボタンをタップ、現れた画面でメモを共有する人物との連絡手段(メールやLINE)を選択します。すると、その人物のところにiCloud上のアドレスを示したメッセージ(メールを選択した場合は「共有メモを開く」というリンク)が届くので、それをタップし開けば準備完了です。
共同編集機能を利用したメモの共有は、AirDropで送信するより確実です。買い物リストを例にすると、AirDropでは送った人物とメモの状態(チェックの有無)は変わってしまいますが、共同編集の場合1つのメモを2人で共有するため、チェックリストの状態がつねに同期されます。夫婦が別々な場所で買い物しても、牛乳1本買うつもりが2本になってしまった、ということはありませんよ。