26日(21:00~22:09)に最終回を迎えるテレビ朝日系ドラマ『特捜9 season2』主演のV6・井ノ原快彦と、 7月10日スタートの同局系ドラマ『刑事7人』(毎週水曜 21:00~)主演の東山紀之がこのほど、バトンタッチセレモニーを行った。
毎年、撮影期間が重なることがほとんどなかった両ドラマ。「ひそかにバトンタッチ的なメールはしていましたよね?」(井ノ原)、「うん、してたね!」(東山)という2人だが、今年は撮影期間が重なり、初めてバトンタッチセレモニーが実現した。
『特捜9』の特捜班のセットで行われたセレモニーでは、「このセットにヒガシくん(東山)がいるということが新鮮です」と言う井ノ原に、東山が「『刑事7人』の資料室は、隅に追いやられている感があるので、こんなにキレイじゃないなぁ…(笑)」とポツリ。終始和やかなムードで進行した。
東山から『刑事7人』にちなんだ7色のマカロンタワーが差し入れられると、井ノ原は「うわー、かわいい! しかも僕、奥さんがパティシエという設定なので、ピッタリですね。本当にうれしいです!」と喜んだ。
一方、井ノ原は「『特捜9』で僕が演じる浅輪は、コーヒーを飲むシーンが結構あるんです。…ということで、できれば『刑事7人』の資料室のどこかに、このマグカップを僕だと思って(笑)、置いていただけないでしょうか…?」と東山に相談すると、東山は「もちろん! どこに置くかは吉田鋼太郎さんと相談しておくよ。いつも白洲迅くんがコーヒーを入れて、鋼太郎さんが飲むシーンがあるからね」と快諾していた。
東山紀之コメント
井ノ原とはもう30年以上の付き合いなんです。普段はメールをしたり、ドラマを見た感想を伝え合ったりしています。これまで、撮影している期間が重なることがあまりなかったんですが、今年はうまく重なったので、こうして井ノ原と撮影所で会うことができました。お互い“水曜9時”という同じ枠のドラマで主演させていただけているだけでなく、今回のように2人でバトンタッチができるということは、大変ありがたいことだと思っています。
井ノ原は『9係』の時代から14年という長い期間、確立された役柄を演じ、渡瀬(恒彦)さんからバトンを受けて、主演を任された。それってやっぱり、彼が本当に頑張ってきたからだと思うんです。そういう、彼の人生とともに歩んできた役を見られるのは僕にとっても幸せなことですし、そんな彼から次のクールへのバトンを受け取るというのも本当にありがたいことだと思います。
井ノ原からバトンを受け、僕はこれから暑い中での撮影になります。現場では出演者の皆さんやスタッフの皆さんと一緒にアイスクリームを食べたり、小さい扇風機を買ってみたり、毎年いろいろと対策を立てて実践しているんですが…最近の尋常じゃない暑さに負けないように頑張ります。
井ノ原快彦コメント
ヒガシくんは、僕が小学生の頃にお会いして以来、30年以上背中を追いかけてきた先輩です。そんなあこがれの先輩に、僕がバトンを渡せるという喜びは大きくて、本当に光栄なことだと思っています。
先日、ヒガシくんがうちのスタジオに差し入れを持って遊びに来てくださったんです。寺尾(聰)さんにも会ってくださって、とにかく『特捜9』のセットにヒガシくんがいるということが新鮮でした。ヒガシくんが帰られた後、山田(裕貴)くんが、「実在するんだ…」ってつぶやいていたんですけど、僕も事務所の後輩でありながらその気持ちがすごくわかるんですよね。事務所内でもヒガシくんの伝説がたくさんあるので。たとえば、昔、オーディションを受けてレッスンしていた部屋の天井には穴があったんですけど、「この天井の穴はヒガシくんがバク宙して開けた」とか(笑)。
そんなふうに伝説を作り続けている先輩のドラマ、もちろん毎年見ています! 『刑事7人』は映像がオシャレでかっこいいですし、なにより僕はヒガシくんと白洲くんのやり取りを参考にさせていただいているんです。僕も去年から山田くん演じる新藤という後輩ができたので、掛け合いの勉強になるんです! ヒガシくんはこれから暑い夏の撮影で大変だと思いますが、水分を摂りながら頑張ってください。陰ながら応援しています。