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【この記事のエキスパート】
唎酒師・国際唎酒師、マーケティングコンサルタント:宇津木 聡子

唎酒師・国際唎酒師、マーケティングコンサルタント:宇津木 聡子

日本の風土、知恵、歴史が生み出した日本酒の魅力や楽しみ方を、より多くの人に広めるため、訪日外国人へのプライベート日本酒体験、外国人・日本人向け日本酒にまつわるセミナーやイベントの企画を行っている。

外国人のプライベート日本酒体験では、これまでに30か国以上から400人余りをお迎えしている。

日々の生活でも、カンパイは日本酒、スキンケアは日本酒と酒粕で、そして朝晩の甘酒を欠かさない。


秋田県は「米の秋田は酒の国」と呼ばれるほど、お米の生産量もお酒の消費量も全国屈指のレベル。酒造りに使われる酒米の開発にも積極的で、味や風味の優れた銘柄がよりおいしい日本酒を造り出しています。今回は秋田の日本酒の選び方や厳選した商品を紹介します。

国際唎酒師に聞く
秋田の日本酒の選び方

出典:Amazon

唎酒師・国際唎酒師の宇津木聡子さんに、秋田の日本酒を選ぶときのポイントを教えてもらいました。代表的な蔵元もあわせてご紹介するので、日本酒選びに慣れていない方はもちろん、自分好みの味わいを見つけたい方もぜひ参考にしてくださいね。

秋田産のお米が使われているか確認を

秋田の代表的な酒米としては、県の農業試験場と酒蔵が連携して開発した「秋田酒こまち」があります。そのほかには、「美郷錦」「秋の精」「吟の精」など、それぞれ酒造りに好適な性質をもつ酒米があります。ぜひ、秋田産のお米が使われたものを中心に選んでみましょう。

上品な甘みをもつ「秋田酒こまち」

出典:Amazon

「秋田酒こまち」は、1998年(平成10年)に開発された、秋田県のオリジナル品種。すぐれた性質の酒造好適米として人気を誇り、兵庫県生まれの「山田錦」にも引けを取らない醸造特性であり、秋田県内の酒造好適米の主力である「美山錦」とくらべても、同等の栽培特性をもっています。

秋田酒こまちは粒が大きいので、高精白が可能。雑味のもとになるたんぱく質が少なく、上品な甘みと軽やかな後味を楽しめる酒米です。

フルーティーな甘みの「美郷錦」

出典:楽天市場

品質のよい「山田錦」と耐冷性にすぐれた「美山錦」。この酒造好適米を交配させてできたのが「美郷錦」であり、粒は大きく心白の発現は良好、たんぱく質は少ない品質のよい酒造好適米です。

北国である秋田県の気候に適していますが、栽培しやすいというわけではないため、希少な品種といえます。米の旨みやすっきりとした味わいが感じられる酒米です。

秋田の酒蔵は魅力的な日本酒を造り出す

秋田の酒造りの歴史は古く、蔵元の3分の2以上が創業100年以上の歴史をもっています。その蔵ならではのオンリーワンな味わいをぜひ探してみてください。

秋田県北部を代表する「北鹿」「小玉酒造」

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秋田県の北部、穀倉地帯として知られる大館市にある「北鹿」。周囲には白神山地や奥羽山脈が広がり、雄大な自然のなかで酒造りがおこなわれています。北鹿の代表銘柄は、蔵元と同じ名前の「北鹿」です。伝統の製法に改良を加えた「秋田流生酛仕込み」という製法で作られています。

一方、「小玉酒造」は秋田市の北側、潟上市にあります。元々は、明治時代に醤油・味噌の醸造業として創業し、大正時代に入ってから酒造業にも着手するようになりました。「太平山」ブランドの酒を世に送り出し、そのなかでも「天巧」はフルーティーかつ上品な味わいで注目を集めています。

秋田市を代表する「新政酒造」「秋田酒類製造」

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秋田市を代表する酒蔵の、「新政酒造」と「秋田酒類製造」。新政酒造は、優良酵母の「きょうかい6号」を生み出すなど、東北地方の清酒造りの発展に貢献してきました。代表的なのは「No.6」シリーズで、ボトルデザインがおしゃれなのも魅力です。

また、「秋田酒類製造」は、麹歩合を高めた「高清水」が代表的。伝統を守りつつ、革新を取り入れ、満足してもらえる味わいをとことん追求しています。

秋田県南部を代表する「日の丸酒造」「齋彌酒造」

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「日の丸酒造」がある秋田県南部の横手市は、良質な酒造好適米の産地としてよく知られています。日の丸酒造を代表する銘柄は「まんさくの花」。横手市の豊穣な土地と清らかな水による、まろやかでやさしい味わいが特徴です。

一方、「齋彌酒造」は、秋田県南西部の日本海側に面した由利本荘市にあります。酵母の自家培養に取り組み、自然の力による酒造りを実践しているのが特徴で、「雪の茅舎」が代表的です。

湯沢市を代表する「木村酒造」「両関酒造」

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「木村酒造」と「両関酒造」は、秋田県南部の横手市より、さらに南に位置する湯沢市を代表する蔵元です。木村酒造は1615年創業の歴史ある蔵元で、やわらかで上品な味わいの「福小町」がよく知られています。

両関酒造は、栗駒山系から流れ出る名水「力水」を仕込みに使用し、伝統的な「低温長期醸造法」にこだわっているのが特徴。代表銘柄は蔵元と同じ名前の「両関」です。

好みのボトルデザインで選ぶのも

出典:Amazon

日本酒にあまり詳しくない方や、たまには冒険したいという方は、気に入ったボトルデザインで選んでみるのもおすすめです。ボトルデザインのバリエーションは豊富で、歴史を感じさせる伝統的なものから、飾っておきたくなるような個性的なものまでそろっています。

例を挙げると、新政酒造の「No.6」シリーズは、まるでワインのようなボトルデザインでとてもおしゃれ。贈答用にもぴったりです。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)